2007年11月17日土曜日

【40days@2007】Day40 - 目的をもって生きる

「ダビデは、その時代にあって神の目的に仕えた」(使徒の働き 13:36、NASB)

あなたは、ただ存在するだけでなく、命に溢れて生きるようにと神に造られました。
自分は誰なのか、私には価値があるのか、私は必要とされているのか、という3つの
基本的な人生の問題に直面しますが、その答えはすべて人生の5つの目的にみいださ
れます。あなたの人生に対する神の目的を知るだけでなく、その目的に生きるときに、
あなたは祝福を受けます。神の目的は、あなたの人生の本質に関わるものであり、わ
き道にそれずに実行していくためにも、パーパスステートメント(目的声明文)を作
成することをお勧めします。

パーパスステートメントとは、一時的な目標をリストアップすることではありませ
ん。神があなたにお与えになった永遠に残る目的を要約し、その意気込みを示す声明
文なのです。あなたの目的を書き出すことで、自分の人生の道筋を振り返り、自分の
時間・人生・お金を賢く使って何をするか・しないかを確かめることができるのです。
パーパスステートメントはまた、あなたの価値観を明らかにし、自分にとっての「成
功」を定義する声明文でもあります。この世の価値観ではなく、「本当に大切なもの
を見分ける」ことができるのです。変わらない目的のために生きる人生のどの段階に
あり、どのような役割を果たすべきかを明確にすることもできます。また、どのよう
な形で神に仕えるかをパーパスステートメントに反映させましょう。では、実際に次
の5つの質問に答えながら自分の声明文を作ってみましょう。一度に書き上げようと
したり、一回で完璧なものに仕上げようと張り切り過ぎないように注意してください。

私の人生の中心にあるものは何か:これは礼拝に関わる質問です。あなたは何を中
心にして人生を築いていくつもりですか?仕事、家庭、スポーツ、趣味、お金、娯楽
など良いものではあっても、これらは人生の中心であなたを支えることはできないの
です。決して揺るがない「神」があなたの人生の中心である必要があります。神が中
心におられないとき、あなたは心配するようになり、「神がすべてを治めているとい
う感覚が現実のものをなる時、あなたがたの心は落ち着きを取り戻す」と聖書は言っ
ています。

私が身につけるべき品性は何か:これは弟子訓練に関わる質問です。神様は、あな
たが何をしているかよりも、あなたがどうあるのかに興味をお持ちですので、自分が
身につけたい品性を明確にしましょう。御霊の実(ガラテヤ5:22-23)や、キリスト
の幸福の教え(マタイ5:3-10)を参考にして考えてみましょう。「人格の鍛錬と教
える働きの両方にしっかり取り組みなさい」と聖書が言っているように、品性を磨く
という一生の大仕事に取り組みはじめましょう。

私に貢献できることは何か:これは奉仕に関わる質問です。あなたのSHAPE(第四の
目的を参照のこと)を活かせる場所が教会にはありますか?主イエスでさえ、すべて
の人の必要を満たそうとはしませんでした。自分の形を用いて誰を最もよく助けるこ
とができるかと自分に尋ねてみてください。あなたが任命されたのは、永遠に残る実
を結ぶためなのです。

私が福音を伝える人々は誰か:これはあなたの使命に関する質問です。あなたがこ
の世に対して分かち合うようにと教えておられる人生の教訓、信仰的情熱、特定の人々
をこの声明文に加えてください。もし親であるのなら、子供たちをキリストのもとに
導き、人生の目的を理解できるよう助け、使命のために送り出すことがこの使命の一
部となるでしょう。あなたの生き方は、あなたが口で語るメッセージと一致している
でしょうか?未信者の多くは聖書の信頼性よりも、クリスチャンが信用できるかどう
かを知りたがっているのです。

私が交わりを持つべき人々は誰か:これは交わりに関する質問です。あなたは神の
家族の一員としての役割を果たすために、どこの教会に加わるつもりですか。キリス
トは教会を愛し、そのために自分の命を与えられたように、この神の教会に対する愛
情とその表現方法をこの声明文に加えましょう。

これらの質問について考えている間に浮かんできた聖書箇所も加え、あせらずに、
何週間、何ヶ月もかけて自分のイメージどおりの目的声明文を完成させましょう。詳
細な人生の目的声明文のほかに、覚えやすく、やる気の出るような表現を用いてそれ
らをスローガンのような短い文章にまとめることも有益です。人生の目的を再確認し、
軌道修正ができるからです。

人生の目的は、あなたの仕事、結婚相手、住むべき場所、学校などの神のみこころ
を示すものではありません。複数の可能性がある場合、すべてが神のみこころという
こともありえるのです。どこに住もうとも、どこで働こうとも、誰と結婚しようとも、
最も大切なことは神の永遠の目的に生きることなのです。聖書は「人はその心に多く
の計画を持つ。しかし、主の目的だけが成る」と教えていますので、自分の計画では
なく、神があなたの人生に持っておられる目的に注目しましょう。その時代にあって
神の目的に仕えたダビデのように、あなたもこの時代において時にかなった方法で、
時間を超越した永遠の事項(神の目的)のために生きるのです。「主はこの全世界を
見渡して、その心が全く主にささげられている人に力を与えてくださる」というよう
に、神は今もなお、用いることのできる人を探しておられます。いつかこの世界の歴
史の幕が閉じられるでしょうが、私たちは永遠に生き続けるのです。神の目的を達成
していくことが困難に思え、投げ出したくなるときにも、神が永遠において用意して
おられる報いを思い出してみてください。それらは「すべてをはるかにしのぐ永遠の
栄光を私達にもたらすものなのです」から!全世界から集められた神の家族がキリス
トに心からの感謝と賛美をささげ、神の御前で自分の人生を振り返りながら、神の王
座の前でこう感嘆の声をあげるでしょう。「尊い主。私達の神様。あなたは栄光と誉
れと力を受けるにふさわしい方です。あなたは万物を創造されました。あなたが望ま
れたので万物は造られ、存在しているのです。」

あなたも今日から、神の目的に生きる人生を始めることができるのです。そして、
私たちは永遠に、すべてをその御計画のままに導かれる神をほめたたえ、その神の目
的のために生きることになるのです!

今日のポイント:目的に生きることこそ、命に溢れて生きる唯一の道です。

考えてみましょう:人生における最も重要な5つの質問に対する答えを書くために、
いつ時間をとったらよいでしょうか。いつ、その作業に取り掛かることができますか?


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2007年11月16日金曜日

【40days@2007】Day39 - 人生のバランスを保つ

「人生の意味を知らない者のようにではなく、むしろそれを知っている者として、
しっかりと責任感をもっていきなさい。」(エペソ5:15、Ph)

長生きの秘訣を聞かれたら、あなたはどう答えるでしょう?人生は、5種目(射撃、
フェンシング、乗馬、ランニング、水泳)からなる近代5種という競技に備える選手
と似ています。つまり、バランスを保つことが勝敗を決めるのです。では、人生の5
種目とは何でしょう?それは、イエスが教えられた「最も大切な戒め」と「大宣教命
令」の御言葉の中に要約されている5つの目的なのです。つまり、1)心を尽くして
神を愛すること(礼拝)、2)隣人を、自分と同じように愛する(奉仕)、3)出て
行って弟子を作る(伝道)、4)バプテスマを授ける(交わり)、5)すべてのこと
を守るよう教える(弟子訓練)の5つの目的に献身することで、成長したクリスチャ
ンとなれるのです。これらをバランスよく実行し、コースから外れることなく走り続
けてくために身につけたい4つの習慣を今日はご紹介します。

霊的パートナー・スモールグループでの話し合い:「鉄が鉄によって磨がれるよう
に、人もお互いを通して磨かれていく」というように、スモールグループでの話し合
いを通して、自分の考えが明確になり、確信が深められます。学んだことを実行して
いくにはどうしたよいかのアドバイスを受けたり、ほかの人のフィードバックや証し
を聞くこともできます。互いに祈りあい、励ましあい、支えあうことで共に成長する
ことができるのです。グループだけでなく、個人的に聖書を学ぶこともお勧めします。
このデボーションで学んだ聖句を、今度は実際に聖書を開いて文脈の中で学んでみま
せんか。(詳しくは、「人生を導く5つの目的」の第39章にて)

霊的自己定期健診:「信仰に固く立っているかどうか、自分自身を吟味しなさい」
と、神は何度も自分の霊的健康をテストするよう命じています。人間ドックと同じよ
うに、霊的健康のためにも、礼拝、交わり、弟子訓練、奉仕、伝道という5つの分野
を定期的にチェックする必要があります。小さな軌道修正が、人生の健康と成長のバ
ランスを保つ上でどれほど役に立つかを知ってきっとおどろかれることでしょう。

成長を日記に書き留める:毎日の出来事を記録する日記ではなく、人生の教訓を記
録しておく霊的日記をつけることは神の目的が達成されるための最善の強化策です。
書くことで、神が自分の人生の中でなさっておられることが明確になるのです。モー
セがイスラエルの霊的旅路を記録しておいたように、あなたの「目的に導かれた霊的
旅路」の各段階を記録しておきましょう。良いことだけではなく、失望、疑い、痛み、
涙さえも記録します。問題の背後にも神の目的があり、神はあなたの涙さえも記録し
ておられるのですから。

学んだことを伝えていく:「人を祝福する者は豊かな祝福をうけ、人を助ける者は
自分も助けられる」 というように、自分が教えられたことを伝えていくことで、神
はさらに深い洞察を与えてくださいます。このデボーションを通して学ばれたことを、
今度は人を助けるために役立ててみませんか。人生の目的を伝えていくことはあなた
に与えられた最大の特権の一つであり、世界に違いをもたらすのですから!

なぜ、私たちは人生の目的を知り、生きるようにと召されたのでしょうか?それは、
私たちを通して同じ恵みが他の人たちにも伝えられるためです。神は、私たちが、人々
にキリストを紹介し、交わりに迎え、彼らの成長を助け、自分の働きの場を見出せる
ように支援し、彼らをほかの人に仕える者として送り出していくことを願っておられ
るのです。あなたが、どこにいようと、どんな状況に置かれていようと、何歳であろ
うと、どんなに無力に思えても、残された生涯を最高の人生にすることは可能です。
今日から、目的に導かれた人生を生きはじめることができるのです!

今日のポイント:バランスを保つ者は幸いです。

考えてみましょう:人生の5つの目的を自分のものとし、バランスを保っていくため
に、今日学んだ4つの活動の内、何から始めることができるでしょうか?


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2007年11月15日木曜日

【40days@2007】Day38 - ワールドクラス・クリスチャンになる

「人を救うあなたの力と、全人類に対するあなたの永遠の御計画の知らせと共に、私
たちを全世界に送り出してください。」(詩篇 67:2,LB)

ワールドクラス(世界で通用する)クリスチャンと、ワールドリー(世の中に埋も
れる)クリスチャン、どちらになるかの選択肢はあなたに与えられています。世的な
クリスチャンは、自分の満足を得るために神を見上げ、自分の目的のために神を利用
します。しかし、ワールドクラス・クリスチャンは、自分に与えられた任務とその特
権に心を躍らせ、神様が自分を通して働かれることを期待しながら生活しています。
いつの日か天国において「あらゆる人種、種族、部族、国家、そして言語」から集まっ
てきた群衆とともに、神様を礼拝する日の前味を味わうという特権が、ワールドクラ
ス・クリスチャンには与えられています。今日、インターネットや電話、ファックス、
交通手段の多様化によって世界の人々に福音を伝える物理的弊害は軽減されましたが、
一番の障害は私達の考えかたにあります。ワールドクラス・クリスチャンを目指すあ
なたは、自分の見方と態度を変える必要があるのです。ワールドクラス・クリスチャ
ンの考え方をみていきましょう。

他者中心の考え方:神は、「自分のことばかり考えないで、他の人のことにも関心
をもちなさい」と命じておられます。私たちは生まれながらに自己中心的であり、マ
スメディアは私達が自己中心的に生きるよう仕向けてきます。しかし、神様はそんな
中でも聖霊様を通して私達を助けてくださいます。未信者と話すときには、「神様、
何がこの人をあなたから遠ざけているのか、私が理解できるようにしてください」と
祈り、その人がキリストを知ることができるようにあらゆる手を尽くすことを目標と
するのはどうでしょうか?

世界規模の考え方:世界規模に考えるための第一歩は、特定の国のために祈り始め
ることです。「わたしに求めるなら、わたしはあなたにその国々を与えよう。」と聖
書は約束しています。危険なミサイルではなく、神の愛と福音を拒絶する人たちの心
に祈りのミサイルを撃ち込むことができるのです。福音が速やかに広がるように、多
くの働き手が与えられるように、宣教師とその働きのために祈り始めましょう。また、
「大宣教命令の視点」からニュースを読み解くこともできます。変革や紛争によって、
緊張の下におかれたり、移行期にあるとき、人々は最も神に心を開きやすいのです。
しかし、世界規模の視点を得るための最善の方法は、外国への短期宣教プロジェクト
に参加することです。実際に身をもって経験することが一番なのです。地域、自国、
他の文化圏、他の国々の4つのすべての領域で宣教に加わるように召されているので
す。宣教プロジェクトに参加することで、信仰は成長し、思いやりは深まり、人生の
転換点となるでしょう。

永遠の視点で考える:私たちはどれだけのエネルギーを、一年後にも変わらぬ重要
性をもっているものに費やしているでしょうか。あなたが宣教を進めていく上で、妨
げとなっているものは何でしょうか?それを手放し、永遠の意味のあるものと取り替
えてみませんか?この地上での宝(お金、名誉など)は次の世にもっていけませんが、
人々を天国に導くことに投資することで、前もって天に宝を蓄えることができます。

独創的な方法を考える:「日本語しか話せない」、「これといって能力がない」、
「まだ若い・年寄りだ」などと、いろんな言い訳があるでしょう。しかし、神様はあ
なたの独自性・状態を考慮して、福音を全世界に広めるために一人ひとりを用いたい
と願っておられます。福音の扉が開かれているにもかかわらず、宣教師の数は圧倒的
に不足しています。世界には60億人以上の人々が生きており、主イエスは、滅びに向
かっている一人一人に命がけの愛をもって救いに導こうとされています。「私と福音
のために自分の命を惜しまない者だけが、生きることの本当の意味を知るのです」と
いわれたイエスが与えられた使命を果たしていくとき、あなたは意義のある人生を存
分に味わうことができるのです。

今日のポイント:大宣教命令は私に与えられた命令です。

考えてみましょう:短期宣教プロジェクトに参加するために、今からどんな準備がで
きるでしょうか?

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2007年11月14日水曜日

【40days@2007】Day37 - 自分のライフメッセージをわかちあう

「あなたがたが抱いている希望について説明を求める人に対しては、いつでも答える
ことができるように準備をしておきなさい。ただし、穏やかに、相手に敬意を払いな
がら、答えなければなりません。」(第一ペテロ 3:15-16,TEV)

神様はあなたに、人に分かち合うべきライフ・メッセージ(人生の物語)をお与えに
なりました。クリスチャンであるあなたは、「自分のうちに神の証しを持っている」
神のメッセンジャーなのです。あなたのライフメッセージには、次の4つのポイント
が含まれます。

救いの証し:これは、キリストを受け入れたことによって自分の人生がどのように変
わったかについての話です。あなたは、主の「証人」であり、「弁護士」ではありま
せん。ただ単純に、神がキリストを通してあなたにしてくださったことを分かち合え
ばいいのです。あなたに独自の体験談は、本当のところ、牧師の説教よりも人々の信
用を得ることができるのです。又、個人的な体験談は、相手が自分の人生と重ね合わ
せやすいため、証しを通してイエス・キリストを人々の心に届ける架け橋を築くこと
ができます。ですから、キリストに出会う前の自分の人生、キリストの必要に気づい
た過程、どのようにキリストに自分をゆだねたか、キリストは自分の人生をどのよう
に変えてくださったか、以上の4点を参考にして自分の証しを準備しましょう。

人生の教訓:これは、神について、人間関係について、問題について、誘惑について、
経験を通して神様が教えてくださった教訓であり洞察です。何もかも自分で経験して
学ぶには人生は短すぎるため、「経験豊かな人が聞く耳のある人に与える忠告は、純
金で作られた宝石よりも価値がある」と聖書が言うように、他の人の経験から人生の
教訓を学ぶ人は賢明です。ぜひ、自分の人生の教訓リストを作ってみましょう。失敗、
経済的行き詰まり、落胆、待たされた経験、病気、失望、家族、教会、人間関係、批
判などを通して神が教えてくれたことや、学んだことは何ですか?

信仰的情熱:あなたが成長して神に近づいていくにつれて、神は自分が心から大切に
しておられるものに対して持っておられる情熱をあなたにもお与えになります。ある
人には、自分が個人的に経験した問題(虐待、死壁、落胆、病気、など)に対して神
の代弁者となるための神聖な情熱をお与えになります。またある人には、自分で自分
を弁護することの出来ない人(胎児、貧しい人、囚人、恵まれない人)の代弁者とな
るための情熱を与えることもあります。いずれにせよ、神は情熱を持った人々を用い
て神の国の働きを進められます。それぞれに異なった情熱が与えられているのは、あ
らゆる分野で神の働きが前進していくためなのです。あなたが求めるとき、クリスチャ
ンの証しを必要としている人々に対する情熱を主は与えてくださいます。

福音:福音とは、私達が主イエスのしてくださったことを信じ受け入れるとき、神が
恵みによって私達の罪を赦し、生きる目的を与えてくださり、天において永遠の住ま
いを用意してくださるという約束なのです。福音を伝える術はたくさんありますが、
最も大切なことは、滅びに向かっている人々に対して神が抱いておられるような愛を
学ぶことです。「キリストの愛が私たちに迫っているからです。私達は一人の人がす
べての人のために死なれたことを確信しています」と聖書が言ってるように、私達は
神と心を一つにして、まだ神を信じていない人々に心を向ける必要があります。福音
を伝えることを恐れ、その情熱が湧かないのであれば、その人に対する神の愛であな
たの心が満たされるよう祈ってください。友人や知人を天国に導くためにあなたが喜
んでできることは何でしょうか?教会に誘うこと、この本(デボーション)を差し上
げること、食事に誘うこと、祈り続けることなど、様々なことを通して「今置かれて
いる場所」で宣教を始められるのです。あなたの人生の目的のうち、この5番目の目
的は、この地上でしか果たすことのできないものです。あなたが自分のライフメッセー
ジを分かち合い、与えられた使命を果たしていく時間はもうわずかしか残されていな
いのです。

今日のポイント:神は、私を通してこの世界に何かを語りたいと願っておられます。

考えてみよう:自分の人生を振り返るとき、神は誰にその話を分かち合うことを望ん
でいるのでしょうか?

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2007年11月13日火曜日

【40days@2007】Day36 - 使命のために造られた

「出て行って、すべての国の人々を弟子としなさい。そして、父と子と聖霊の御名に
よって彼らにバプテスマを授けなさい。また、私があなたがたに命じておいたすべて
の戒めに従うように教えなさい。確かに、わたしはこの世が終わるまでいつもあなた
がたと共にいます。」
(マタイ 28:19-20、NIV)

あなたには、教会に対する働き(ミニストリー)と共に、この世界に対する使命(
ミッション)が与えられています。主イエスは目的に導かれた生き方を貫き通し、十
字架の死によって使命を完了させられました。今もこの世界に神は生きておられ、主
イエスが始められた働きにあなたにも加わってほしいと呼んでおられます。神が召し
ておられるあなたの使命が、どれほど重要であるのかを今日は学んでみましょう。

主イエスの使命の継続であるから:イエス・キリストのもとに呼ばれたあなたは、
同時にイエスのために「でていく」ようにと召されています。イエスの大宣教命令(
上記のマタイ28:19-20)は、牧師や宣教師にだけ与えられているものではなく、クリ
スチャン全てに与えられている命令であり、あなたの果たすべき使命なのです。自分
の周りにいるまだ神を知らない人にとってあなたは唯一のクリスチャンであるかもし
れません。あなたは彼らに神様のことを伝える責任を負っているのです。

すばらしい特権であるから:あなたは、神の「同労者」であり、「神と共に働く」
働き人としての特権が与えられています。「私たちはキリストの代弁者であり、今、
キリストご自身に代わって語ります」と聖書にあるように、あなたは世界に対する神
の代理人としての特権があります。神に用いていただくということは、重大な責任を
伴うことであると同時に非常に名誉なことでもあります。

人のためにできる最上のことであるから:神の赦しと目的と永遠の命に至る道を隠
しておくことは、あなたの隣の家の人がガンで苦しんでいるときに、その特効薬につ
いて知っているにも関わらず、その情報を隠しておくことのように残酷な行為であり
ます。どれほど人生がうまくいっているように見える人でも、キリスト無しでは目的
がなく、永遠の滅びに向かっているということを、クリスチャンはどれほど理解して
いるでしょうか。

永遠の意義があるから:福音を伝えるという使命は永遠に関わる働きですが、この
世の仕事は一時的なものです。人をキリストのもとに導けるのは、この限られた一生
の間でしかできないことであり、人の永遠の運命に影響を与える働きなのですから、
私たちは使命に対しての緊迫感を持って取り組む必要があります。神様はあなたが誰
であろうと、どこにいようともこのグッドニュースを伝えることを願っておられるの
です。

人生に意味を与えるから:永遠に残る「神の国」のために仕事をすることこそ、人
生の最も有効な使い方なのです。パウロは「主イエスから任されている働きのために
人生を使うのでなければ、私の人生には全く価値がない」と語っています。福音を伝
えるよう自分に任されている人々・領域はどこでしょうか?今日から「神様、私がキ
リストを伝えるようにとあなたが備えておられる人はだれですか」と祈ってみてくだ
さい。

この世の終わりと結びついているから:イエスは、「神の国の福音は、世界中すべ
ての国々に宣べ伝えられます。それから終わりが来るのです」といわれました。イエ
スは、この世の終わりの日について詳しく述べることはありませんでしたが、弟子た
ちが与えられている使命に集中し、それに全力を注ぐようにと願われました。使命に
真剣になるあなたに悪魔はあらゆる攻撃をし、自分の信仰を分かち合うことではなく
他のことに一生懸命になるよう働きかけることでしょう。しかし、聖書は「もしあな
たが神のために生き、神の国をまず第一に考えるのなら、神は毎日の必要をすべて満
たしてくださる」と約束されました。神は四六時中、その失われた子供たちを捜し求
めて働いておられます。その神の心を共有し「イエス様のためにもう一人を!」と願っ
て生きるとき、神の御前にてあなたは「私は自分の使命を全うした」ということがで
きるでしょう。

今日のポイント:私は使命のために造られました。

考えてみましょう:他の人に福音を伝えることの妨げとなっているものは何でしょう
か?


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2007年11月12日月曜日

【40days@2007】Day35 - あなたの弱さの中に働く神の力

「わたしの恵みはあなたに十分に注がれている。というのは、わたしの力は弱さの中
で完全に働くからである」(第二コリント 12:9a、NIV)

私たちが、肉体的、精神的、知的、経済的、霊的弱さを覚えるとき、どのように対
処しているでしょうか?自己弁護したり、言い訳をしたり、隠そうとしたり、憤るこ
とがしばしばです。しかし、今日知っていただきたいのは、「神様は好んで弱い人々
をお用いになる」というグッド・ニュースです。「強い人々を辱めるために、この世
の弱い人々を・・・意図的に選ばれた」神様は、あなたの弱さを通して働かれようと
されているのです。神様は、自分の弱さを知り、その弱さを認める人と親しくされ、
祝福されます。弱さというのは、罪でも悪でもなく、また食べすぎや短気のように自
分で変えることのできる欠点とも異なります。それは、あなたが遺伝的に受け継いで
しまったものや、自分の力では変えることのできないものを指します。生まれつきの
虚弱体質や、肉体的ハンディキャップであるかもしれませんし、精神的外傷、痛まし
い記憶、変わった習性、あるいは遺伝的性癖などの情緒的制約、あるいは、才能や知
能における制約であるかもしれません。しかし、神様はあなたの限界によって制限さ
れる方ではありません。もし、神が完全な人しかお用いにならないのであれば、神の
働きは全く前進しないのです。私たちは「土の器」にしかすぎませんが、この中に神
様の偉大な力という「宝物」をいれているのです。あなたが壊れやすい自分を差し出
すとき、神様は喜んで用いてくださいます。

弱さを認める:私たちができる2つの重要な告白を聖書は教えています。一つ目は、
主イエスキリストに対する信仰の告白です。二つ目は、自分は単なる人間にすぎない
という真理の告白です。自分の限界を認め、不完全さと正直に向き合いましょう。

弱さを受け入れる:弱さを認めるだけでなく、パウロは「私は自分の弱さを喜んで
誇ります。それは、キリストの力が私を通して現されるためです。」といいました。
なぜ自分の弱さを受け入れ、満足するのでしょうか?それは、弱さのゆえに神様によ
り頼むようになるからです。弱さはまた、私達を謙遜にさせ、先走って神のみこころ
から逸れていくことがないようにさせます。また、弱さがあることで、信者同士の交
わりが深まり、そして何よりも、人に対する思いやりが深まり、ミニストリーの能力
を高めます。本当のところ、人生最大のメッセージや最も効果的なミニストリーは、
あなたの最も深い傷から生まれてきます。あなたには最も恥ずかしく思っていること、
人に分かち合うことができないことはありますか?期待してください!神様はそれら
をほかの人を癒すために用いられるのですから。「地上で最も謙遜な人」と呼ばれた
のは、短気で、殺人を犯したモーセでした。「愛の使徒」とよばれたヨハネは、かつ
て傲慢な「雷の子」とよばれていたのです。このように、神様は、弱さを強さに変え
る特技を持っておられ、あなたの最も弱い部分をも造り変えたいと願っておられるの
です。

弱さを正直に分かち合う:神様は、「謙遜な者に恵みを施される」方だと聞いたこ
とがあるかもしれません。この謙遜とは、正直に自分の弱さを認めるということです。
あなたが自己防衛をやめ、仮面を脱ぎ捨て、自分の葛藤を人に分かち合うようになる
につれ、神はあなたに恵みを与えてくださるのです。無防備な人ほど皆に慕われるも
のです。弱さにも拘わらず、あなたが神に用いられているのを見れば、人々は励まさ
れて「神様は私のような者でも用いてくださるかもしれない」と考えるようになるの
です。あなたの人生のゴールは、人々に良い印象を与えることでしょうか?それとも
人々に良い影響を与えることでしょうか?人の信頼を勝ち得るための最も大切な資質
は、完全であることではなく、真実であることなのです。

悪魔があなたの弱さを指摘したときには、それを否定し対抗しようとするのではな
く、謙虚にそのことを認め、私達のあらゆる弱さを「理解しておられる」イエス様と、
「私たちが弱いときに助けてくださる」聖霊に対して心からの賛美をささげましょう。
それを通して働かれる主に期待し、豊かに用いていただきましょう。

今日のポイント:私が自分の弱さを認めるとき、神は最もよく働いてくださいます。

考えてみましょう:私に働かれる神の力を制限しないよう、正直に弱さを認める必要
のあることは何でしょう?


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2007年11月11日日曜日

【40days@2007】Day34 - しもべのように考える

「あなたがたの心の態度は、キリスト・イエスと同じでなければなりません。」
(ピリピ 2:5、NIV)

仕えるには、あなたの考え方の転換と態度の変換が求められます。外側の行い以上に、
神様は私たちが「なぜ」それをするのかに関心をもっておられます。今日は、真のし
もべの心の態度を見てみましょう。

他人優先:しもべは、実に謙遜です。自分を軽んじているのではありません。「自分
のことなど忘れてしまうぐらいに、人助けに精を出している」ので自己忘却的なので
す。主イエスが、「御自身を無にして、しもべの姿をとられた」とは、正にこの態度
を表しています。しかし私たちはしばしば、奉仕を通して人からの好意や承認、自己
満足を求めます。また、人から利用され、しもべ扱いされた時には、腹を立てるので
す。根本的な問題は、私達の自己中心的な性質にあります。自分のために神を利用す
るのではなく、神の目的のために自分を使っていただこうとするときに、人の必要を
優先することができるようになっていくのです。

管理者のように考える:すべての所有者は神であり、自分は管理者であることをわき
まえているのがしもべの態度です。神様から信頼されて任せられているものをあなた
はどのように扱っているでしょうか?イエスは特に、「神とお金の両方に仕えること
はできない」と言われました。どんな仕事に就いていたとしても、神のしもべである
あなたは、「フルタイムの忠誠心」で神に仕える者です。主イエスを自分の主人とし
て第一にするなら、お金に振りまわされることはありません。富自体は罪ではありま
せんが、神のために使わないとき罪となります。神の国を立て上げるビジネスマンが、
出来る限りお金を稼ごうとするのは、与えるためであり、神の教会を財政的に支え、
世界宣教のためにその富を使うのです。

自分の働きに集中する:しもべにとっては、他人のミニストリーを中傷・批判してい
る暇はありません。自分の仕事に忙しく、また、皆が同じチームに属しているという
ことを心得ているからです。目的は、自分ではなく神の御名があがめられることにあ
ります。聖書は言っています。「私たちは・・・互いに比較することをしません。私
たちは皆かけがえのない存在なのです」他のしもべの評価をするのは、主お一人であ
り、私達の仕事ではないのです。イエスに最上の香油を注いだマリヤの美しい愛の行
為が「無駄遣い」と批判されたように、主イエスに倣って仕えようとする時、批判に
直面することでしょう。マリヤの行為を「立派なことだ」といわれた主イエスは、他
の人が何と言おうと、体を張ってあなたの奉仕を評価してくださいます。

自分のアイデンティティをキリストに見出す:しもべにとっての存在価値は、キリス
トの恵みによって自分が愛され受け入れられていることにあります。ですから、自分
の存在価値を認めさせようと躍起になったりせず、むしろ、「品位を落とす」ような
仕事でも喜んで引き受けることができるのです。主イエスは、自分が「神から出た者」
であると知っておられたので、自分のセルフイメージが揺るがされることなく、弟子
たちの足を洗うことができたのです。自分に自信のない人たちは、プライドと自負心
で自己防衛しようとし、人に認められようと必死になり、人の目に振り回されます。
しかし、キリストとの関係の中に自己価値を見出していくのなら、人の期待から自由
になり、本当の意味で人に仕えることができるようになるのです。大切なことは聖書
が言うように「主がお認めになるかどうか」なのです。主イエスに近づけば近づくほ
ど、あなたは自分を持ち上げる必要がなくなっていくのです。

ミニストリーは義務ではなく機会:しもべにとって、仕えることは喜びです。それは、
主が自分を愛し、主の恵みに感謝して仕えることが人生の最も有効な活用方法である
と知っているからです。そして、神が報いを約束してくださっていることも知ってい
ます。全世界のクリスチャンのたった10%でも、真のしもべとしての役割に目覚め
るのなら、どんなに世界が変わっていくでしょう。遅すぎることはありません。あな
たが何歳であろうと、もしあなたがしもべのように考え、行動し始めるのなら、神が
あなたを用いてくださるのです。

今日のポイント:しもべになるためには、しもべのように考えなければなりません。

考えてみましょう:人から仕えられることと、人に仕えることのどちらを、あなたは
通常考えているでしょうか?


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