2007年11月17日土曜日

【40days@2007】Day40 - 目的をもって生きる

「ダビデは、その時代にあって神の目的に仕えた」(使徒の働き 13:36、NASB)

あなたは、ただ存在するだけでなく、命に溢れて生きるようにと神に造られました。
自分は誰なのか、私には価値があるのか、私は必要とされているのか、という3つの
基本的な人生の問題に直面しますが、その答えはすべて人生の5つの目的にみいださ
れます。あなたの人生に対する神の目的を知るだけでなく、その目的に生きるときに、
あなたは祝福を受けます。神の目的は、あなたの人生の本質に関わるものであり、わ
き道にそれずに実行していくためにも、パーパスステートメント(目的声明文)を作
成することをお勧めします。

パーパスステートメントとは、一時的な目標をリストアップすることではありませ
ん。神があなたにお与えになった永遠に残る目的を要約し、その意気込みを示す声明
文なのです。あなたの目的を書き出すことで、自分の人生の道筋を振り返り、自分の
時間・人生・お金を賢く使って何をするか・しないかを確かめることができるのです。
パーパスステートメントはまた、あなたの価値観を明らかにし、自分にとっての「成
功」を定義する声明文でもあります。この世の価値観ではなく、「本当に大切なもの
を見分ける」ことができるのです。変わらない目的のために生きる人生のどの段階に
あり、どのような役割を果たすべきかを明確にすることもできます。また、どのよう
な形で神に仕えるかをパーパスステートメントに反映させましょう。では、実際に次
の5つの質問に答えながら自分の声明文を作ってみましょう。一度に書き上げようと
したり、一回で完璧なものに仕上げようと張り切り過ぎないように注意してください。

私の人生の中心にあるものは何か:これは礼拝に関わる質問です。あなたは何を中
心にして人生を築いていくつもりですか?仕事、家庭、スポーツ、趣味、お金、娯楽
など良いものではあっても、これらは人生の中心であなたを支えることはできないの
です。決して揺るがない「神」があなたの人生の中心である必要があります。神が中
心におられないとき、あなたは心配するようになり、「神がすべてを治めているとい
う感覚が現実のものをなる時、あなたがたの心は落ち着きを取り戻す」と聖書は言っ
ています。

私が身につけるべき品性は何か:これは弟子訓練に関わる質問です。神様は、あな
たが何をしているかよりも、あなたがどうあるのかに興味をお持ちですので、自分が
身につけたい品性を明確にしましょう。御霊の実(ガラテヤ5:22-23)や、キリスト
の幸福の教え(マタイ5:3-10)を参考にして考えてみましょう。「人格の鍛錬と教
える働きの両方にしっかり取り組みなさい」と聖書が言っているように、品性を磨く
という一生の大仕事に取り組みはじめましょう。

私に貢献できることは何か:これは奉仕に関わる質問です。あなたのSHAPE(第四の
目的を参照のこと)を活かせる場所が教会にはありますか?主イエスでさえ、すべて
の人の必要を満たそうとはしませんでした。自分の形を用いて誰を最もよく助けるこ
とができるかと自分に尋ねてみてください。あなたが任命されたのは、永遠に残る実
を結ぶためなのです。

私が福音を伝える人々は誰か:これはあなたの使命に関する質問です。あなたがこ
の世に対して分かち合うようにと教えておられる人生の教訓、信仰的情熱、特定の人々
をこの声明文に加えてください。もし親であるのなら、子供たちをキリストのもとに
導き、人生の目的を理解できるよう助け、使命のために送り出すことがこの使命の一
部となるでしょう。あなたの生き方は、あなたが口で語るメッセージと一致している
でしょうか?未信者の多くは聖書の信頼性よりも、クリスチャンが信用できるかどう
かを知りたがっているのです。

私が交わりを持つべき人々は誰か:これは交わりに関する質問です。あなたは神の
家族の一員としての役割を果たすために、どこの教会に加わるつもりですか。キリス
トは教会を愛し、そのために自分の命を与えられたように、この神の教会に対する愛
情とその表現方法をこの声明文に加えましょう。

これらの質問について考えている間に浮かんできた聖書箇所も加え、あせらずに、
何週間、何ヶ月もかけて自分のイメージどおりの目的声明文を完成させましょう。詳
細な人生の目的声明文のほかに、覚えやすく、やる気の出るような表現を用いてそれ
らをスローガンのような短い文章にまとめることも有益です。人生の目的を再確認し、
軌道修正ができるからです。

人生の目的は、あなたの仕事、結婚相手、住むべき場所、学校などの神のみこころ
を示すものではありません。複数の可能性がある場合、すべてが神のみこころという
こともありえるのです。どこに住もうとも、どこで働こうとも、誰と結婚しようとも、
最も大切なことは神の永遠の目的に生きることなのです。聖書は「人はその心に多く
の計画を持つ。しかし、主の目的だけが成る」と教えていますので、自分の計画では
なく、神があなたの人生に持っておられる目的に注目しましょう。その時代にあって
神の目的に仕えたダビデのように、あなたもこの時代において時にかなった方法で、
時間を超越した永遠の事項(神の目的)のために生きるのです。「主はこの全世界を
見渡して、その心が全く主にささげられている人に力を与えてくださる」というよう
に、神は今もなお、用いることのできる人を探しておられます。いつかこの世界の歴
史の幕が閉じられるでしょうが、私たちは永遠に生き続けるのです。神の目的を達成
していくことが困難に思え、投げ出したくなるときにも、神が永遠において用意して
おられる報いを思い出してみてください。それらは「すべてをはるかにしのぐ永遠の
栄光を私達にもたらすものなのです」から!全世界から集められた神の家族がキリス
トに心からの感謝と賛美をささげ、神の御前で自分の人生を振り返りながら、神の王
座の前でこう感嘆の声をあげるでしょう。「尊い主。私達の神様。あなたは栄光と誉
れと力を受けるにふさわしい方です。あなたは万物を創造されました。あなたが望ま
れたので万物は造られ、存在しているのです。」

あなたも今日から、神の目的に生きる人生を始めることができるのです。そして、
私たちは永遠に、すべてをその御計画のままに導かれる神をほめたたえ、その神の目
的のために生きることになるのです!

今日のポイント:目的に生きることこそ、命に溢れて生きる唯一の道です。

考えてみましょう:人生における最も重要な5つの質問に対する答えを書くために、
いつ時間をとったらよいでしょうか。いつ、その作業に取り掛かることができますか?


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2007年11月16日金曜日

【40days@2007】Day39 - 人生のバランスを保つ

「人生の意味を知らない者のようにではなく、むしろそれを知っている者として、
しっかりと責任感をもっていきなさい。」(エペソ5:15、Ph)

長生きの秘訣を聞かれたら、あなたはどう答えるでしょう?人生は、5種目(射撃、
フェンシング、乗馬、ランニング、水泳)からなる近代5種という競技に備える選手
と似ています。つまり、バランスを保つことが勝敗を決めるのです。では、人生の5
種目とは何でしょう?それは、イエスが教えられた「最も大切な戒め」と「大宣教命
令」の御言葉の中に要約されている5つの目的なのです。つまり、1)心を尽くして
神を愛すること(礼拝)、2)隣人を、自分と同じように愛する(奉仕)、3)出て
行って弟子を作る(伝道)、4)バプテスマを授ける(交わり)、5)すべてのこと
を守るよう教える(弟子訓練)の5つの目的に献身することで、成長したクリスチャ
ンとなれるのです。これらをバランスよく実行し、コースから外れることなく走り続
けてくために身につけたい4つの習慣を今日はご紹介します。

霊的パートナー・スモールグループでの話し合い:「鉄が鉄によって磨がれるよう
に、人もお互いを通して磨かれていく」というように、スモールグループでの話し合
いを通して、自分の考えが明確になり、確信が深められます。学んだことを実行して
いくにはどうしたよいかのアドバイスを受けたり、ほかの人のフィードバックや証し
を聞くこともできます。互いに祈りあい、励ましあい、支えあうことで共に成長する
ことができるのです。グループだけでなく、個人的に聖書を学ぶこともお勧めします。
このデボーションで学んだ聖句を、今度は実際に聖書を開いて文脈の中で学んでみま
せんか。(詳しくは、「人生を導く5つの目的」の第39章にて)

霊的自己定期健診:「信仰に固く立っているかどうか、自分自身を吟味しなさい」
と、神は何度も自分の霊的健康をテストするよう命じています。人間ドックと同じよ
うに、霊的健康のためにも、礼拝、交わり、弟子訓練、奉仕、伝道という5つの分野
を定期的にチェックする必要があります。小さな軌道修正が、人生の健康と成長のバ
ランスを保つ上でどれほど役に立つかを知ってきっとおどろかれることでしょう。

成長を日記に書き留める:毎日の出来事を記録する日記ではなく、人生の教訓を記
録しておく霊的日記をつけることは神の目的が達成されるための最善の強化策です。
書くことで、神が自分の人生の中でなさっておられることが明確になるのです。モー
セがイスラエルの霊的旅路を記録しておいたように、あなたの「目的に導かれた霊的
旅路」の各段階を記録しておきましょう。良いことだけではなく、失望、疑い、痛み、
涙さえも記録します。問題の背後にも神の目的があり、神はあなたの涙さえも記録し
ておられるのですから。

学んだことを伝えていく:「人を祝福する者は豊かな祝福をうけ、人を助ける者は
自分も助けられる」 というように、自分が教えられたことを伝えていくことで、神
はさらに深い洞察を与えてくださいます。このデボーションを通して学ばれたことを、
今度は人を助けるために役立ててみませんか。人生の目的を伝えていくことはあなた
に与えられた最大の特権の一つであり、世界に違いをもたらすのですから!

なぜ、私たちは人生の目的を知り、生きるようにと召されたのでしょうか?それは、
私たちを通して同じ恵みが他の人たちにも伝えられるためです。神は、私たちが、人々
にキリストを紹介し、交わりに迎え、彼らの成長を助け、自分の働きの場を見出せる
ように支援し、彼らをほかの人に仕える者として送り出していくことを願っておられ
るのです。あなたが、どこにいようと、どんな状況に置かれていようと、何歳であろ
うと、どんなに無力に思えても、残された生涯を最高の人生にすることは可能です。
今日から、目的に導かれた人生を生きはじめることができるのです!

今日のポイント:バランスを保つ者は幸いです。

考えてみましょう:人生の5つの目的を自分のものとし、バランスを保っていくため
に、今日学んだ4つの活動の内、何から始めることができるでしょうか?


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2007年11月15日木曜日

【40days@2007】Day38 - ワールドクラス・クリスチャンになる

「人を救うあなたの力と、全人類に対するあなたの永遠の御計画の知らせと共に、私
たちを全世界に送り出してください。」(詩篇 67:2,LB)

ワールドクラス(世界で通用する)クリスチャンと、ワールドリー(世の中に埋も
れる)クリスチャン、どちらになるかの選択肢はあなたに与えられています。世的な
クリスチャンは、自分の満足を得るために神を見上げ、自分の目的のために神を利用
します。しかし、ワールドクラス・クリスチャンは、自分に与えられた任務とその特
権に心を躍らせ、神様が自分を通して働かれることを期待しながら生活しています。
いつの日か天国において「あらゆる人種、種族、部族、国家、そして言語」から集まっ
てきた群衆とともに、神様を礼拝する日の前味を味わうという特権が、ワールドクラ
ス・クリスチャンには与えられています。今日、インターネットや電話、ファックス、
交通手段の多様化によって世界の人々に福音を伝える物理的弊害は軽減されましたが、
一番の障害は私達の考えかたにあります。ワールドクラス・クリスチャンを目指すあ
なたは、自分の見方と態度を変える必要があるのです。ワールドクラス・クリスチャ
ンの考え方をみていきましょう。

他者中心の考え方:神は、「自分のことばかり考えないで、他の人のことにも関心
をもちなさい」と命じておられます。私たちは生まれながらに自己中心的であり、マ
スメディアは私達が自己中心的に生きるよう仕向けてきます。しかし、神様はそんな
中でも聖霊様を通して私達を助けてくださいます。未信者と話すときには、「神様、
何がこの人をあなたから遠ざけているのか、私が理解できるようにしてください」と
祈り、その人がキリストを知ることができるようにあらゆる手を尽くすことを目標と
するのはどうでしょうか?

世界規模の考え方:世界規模に考えるための第一歩は、特定の国のために祈り始め
ることです。「わたしに求めるなら、わたしはあなたにその国々を与えよう。」と聖
書は約束しています。危険なミサイルではなく、神の愛と福音を拒絶する人たちの心
に祈りのミサイルを撃ち込むことができるのです。福音が速やかに広がるように、多
くの働き手が与えられるように、宣教師とその働きのために祈り始めましょう。また、
「大宣教命令の視点」からニュースを読み解くこともできます。変革や紛争によって、
緊張の下におかれたり、移行期にあるとき、人々は最も神に心を開きやすいのです。
しかし、世界規模の視点を得るための最善の方法は、外国への短期宣教プロジェクト
に参加することです。実際に身をもって経験することが一番なのです。地域、自国、
他の文化圏、他の国々の4つのすべての領域で宣教に加わるように召されているので
す。宣教プロジェクトに参加することで、信仰は成長し、思いやりは深まり、人生の
転換点となるでしょう。

永遠の視点で考える:私たちはどれだけのエネルギーを、一年後にも変わらぬ重要
性をもっているものに費やしているでしょうか。あなたが宣教を進めていく上で、妨
げとなっているものは何でしょうか?それを手放し、永遠の意味のあるものと取り替
えてみませんか?この地上での宝(お金、名誉など)は次の世にもっていけませんが、
人々を天国に導くことに投資することで、前もって天に宝を蓄えることができます。

独創的な方法を考える:「日本語しか話せない」、「これといって能力がない」、
「まだ若い・年寄りだ」などと、いろんな言い訳があるでしょう。しかし、神様はあ
なたの独自性・状態を考慮して、福音を全世界に広めるために一人ひとりを用いたい
と願っておられます。福音の扉が開かれているにもかかわらず、宣教師の数は圧倒的
に不足しています。世界には60億人以上の人々が生きており、主イエスは、滅びに向
かっている一人一人に命がけの愛をもって救いに導こうとされています。「私と福音
のために自分の命を惜しまない者だけが、生きることの本当の意味を知るのです」と
いわれたイエスが与えられた使命を果たしていくとき、あなたは意義のある人生を存
分に味わうことができるのです。

今日のポイント:大宣教命令は私に与えられた命令です。

考えてみましょう:短期宣教プロジェクトに参加するために、今からどんな準備がで
きるでしょうか?

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2007年11月14日水曜日

【40days@2007】Day37 - 自分のライフメッセージをわかちあう

「あなたがたが抱いている希望について説明を求める人に対しては、いつでも答える
ことができるように準備をしておきなさい。ただし、穏やかに、相手に敬意を払いな
がら、答えなければなりません。」(第一ペテロ 3:15-16,TEV)

神様はあなたに、人に分かち合うべきライフ・メッセージ(人生の物語)をお与えに
なりました。クリスチャンであるあなたは、「自分のうちに神の証しを持っている」
神のメッセンジャーなのです。あなたのライフメッセージには、次の4つのポイント
が含まれます。

救いの証し:これは、キリストを受け入れたことによって自分の人生がどのように変
わったかについての話です。あなたは、主の「証人」であり、「弁護士」ではありま
せん。ただ単純に、神がキリストを通してあなたにしてくださったことを分かち合え
ばいいのです。あなたに独自の体験談は、本当のところ、牧師の説教よりも人々の信
用を得ることができるのです。又、個人的な体験談は、相手が自分の人生と重ね合わ
せやすいため、証しを通してイエス・キリストを人々の心に届ける架け橋を築くこと
ができます。ですから、キリストに出会う前の自分の人生、キリストの必要に気づい
た過程、どのようにキリストに自分をゆだねたか、キリストは自分の人生をどのよう
に変えてくださったか、以上の4点を参考にして自分の証しを準備しましょう。

人生の教訓:これは、神について、人間関係について、問題について、誘惑について、
経験を通して神様が教えてくださった教訓であり洞察です。何もかも自分で経験して
学ぶには人生は短すぎるため、「経験豊かな人が聞く耳のある人に与える忠告は、純
金で作られた宝石よりも価値がある」と聖書が言うように、他の人の経験から人生の
教訓を学ぶ人は賢明です。ぜひ、自分の人生の教訓リストを作ってみましょう。失敗、
経済的行き詰まり、落胆、待たされた経験、病気、失望、家族、教会、人間関係、批
判などを通して神が教えてくれたことや、学んだことは何ですか?

信仰的情熱:あなたが成長して神に近づいていくにつれて、神は自分が心から大切に
しておられるものに対して持っておられる情熱をあなたにもお与えになります。ある
人には、自分が個人的に経験した問題(虐待、死壁、落胆、病気、など)に対して神
の代弁者となるための神聖な情熱をお与えになります。またある人には、自分で自分
を弁護することの出来ない人(胎児、貧しい人、囚人、恵まれない人)の代弁者とな
るための情熱を与えることもあります。いずれにせよ、神は情熱を持った人々を用い
て神の国の働きを進められます。それぞれに異なった情熱が与えられているのは、あ
らゆる分野で神の働きが前進していくためなのです。あなたが求めるとき、クリスチャ
ンの証しを必要としている人々に対する情熱を主は与えてくださいます。

福音:福音とは、私達が主イエスのしてくださったことを信じ受け入れるとき、神が
恵みによって私達の罪を赦し、生きる目的を与えてくださり、天において永遠の住ま
いを用意してくださるという約束なのです。福音を伝える術はたくさんありますが、
最も大切なことは、滅びに向かっている人々に対して神が抱いておられるような愛を
学ぶことです。「キリストの愛が私たちに迫っているからです。私達は一人の人がす
べての人のために死なれたことを確信しています」と聖書が言ってるように、私達は
神と心を一つにして、まだ神を信じていない人々に心を向ける必要があります。福音
を伝えることを恐れ、その情熱が湧かないのであれば、その人に対する神の愛であな
たの心が満たされるよう祈ってください。友人や知人を天国に導くためにあなたが喜
んでできることは何でしょうか?教会に誘うこと、この本(デボーション)を差し上
げること、食事に誘うこと、祈り続けることなど、様々なことを通して「今置かれて
いる場所」で宣教を始められるのです。あなたの人生の目的のうち、この5番目の目
的は、この地上でしか果たすことのできないものです。あなたが自分のライフメッセー
ジを分かち合い、与えられた使命を果たしていく時間はもうわずかしか残されていな
いのです。

今日のポイント:神は、私を通してこの世界に何かを語りたいと願っておられます。

考えてみよう:自分の人生を振り返るとき、神は誰にその話を分かち合うことを望ん
でいるのでしょうか?

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2007年11月13日火曜日

【40days@2007】Day36 - 使命のために造られた

「出て行って、すべての国の人々を弟子としなさい。そして、父と子と聖霊の御名に
よって彼らにバプテスマを授けなさい。また、私があなたがたに命じておいたすべて
の戒めに従うように教えなさい。確かに、わたしはこの世が終わるまでいつもあなた
がたと共にいます。」
(マタイ 28:19-20、NIV)

あなたには、教会に対する働き(ミニストリー)と共に、この世界に対する使命(
ミッション)が与えられています。主イエスは目的に導かれた生き方を貫き通し、十
字架の死によって使命を完了させられました。今もこの世界に神は生きておられ、主
イエスが始められた働きにあなたにも加わってほしいと呼んでおられます。神が召し
ておられるあなたの使命が、どれほど重要であるのかを今日は学んでみましょう。

主イエスの使命の継続であるから:イエス・キリストのもとに呼ばれたあなたは、
同時にイエスのために「でていく」ようにと召されています。イエスの大宣教命令(
上記のマタイ28:19-20)は、牧師や宣教師にだけ与えられているものではなく、クリ
スチャン全てに与えられている命令であり、あなたの果たすべき使命なのです。自分
の周りにいるまだ神を知らない人にとってあなたは唯一のクリスチャンであるかもし
れません。あなたは彼らに神様のことを伝える責任を負っているのです。

すばらしい特権であるから:あなたは、神の「同労者」であり、「神と共に働く」
働き人としての特権が与えられています。「私たちはキリストの代弁者であり、今、
キリストご自身に代わって語ります」と聖書にあるように、あなたは世界に対する神
の代理人としての特権があります。神に用いていただくということは、重大な責任を
伴うことであると同時に非常に名誉なことでもあります。

人のためにできる最上のことであるから:神の赦しと目的と永遠の命に至る道を隠
しておくことは、あなたの隣の家の人がガンで苦しんでいるときに、その特効薬につ
いて知っているにも関わらず、その情報を隠しておくことのように残酷な行為であり
ます。どれほど人生がうまくいっているように見える人でも、キリスト無しでは目的
がなく、永遠の滅びに向かっているということを、クリスチャンはどれほど理解して
いるでしょうか。

永遠の意義があるから:福音を伝えるという使命は永遠に関わる働きですが、この
世の仕事は一時的なものです。人をキリストのもとに導けるのは、この限られた一生
の間でしかできないことであり、人の永遠の運命に影響を与える働きなのですから、
私たちは使命に対しての緊迫感を持って取り組む必要があります。神様はあなたが誰
であろうと、どこにいようともこのグッドニュースを伝えることを願っておられるの
です。

人生に意味を与えるから:永遠に残る「神の国」のために仕事をすることこそ、人
生の最も有効な使い方なのです。パウロは「主イエスから任されている働きのために
人生を使うのでなければ、私の人生には全く価値がない」と語っています。福音を伝
えるよう自分に任されている人々・領域はどこでしょうか?今日から「神様、私がキ
リストを伝えるようにとあなたが備えておられる人はだれですか」と祈ってみてくだ
さい。

この世の終わりと結びついているから:イエスは、「神の国の福音は、世界中すべ
ての国々に宣べ伝えられます。それから終わりが来るのです」といわれました。イエ
スは、この世の終わりの日について詳しく述べることはありませんでしたが、弟子た
ちが与えられている使命に集中し、それに全力を注ぐようにと願われました。使命に
真剣になるあなたに悪魔はあらゆる攻撃をし、自分の信仰を分かち合うことではなく
他のことに一生懸命になるよう働きかけることでしょう。しかし、聖書は「もしあな
たが神のために生き、神の国をまず第一に考えるのなら、神は毎日の必要をすべて満
たしてくださる」と約束されました。神は四六時中、その失われた子供たちを捜し求
めて働いておられます。その神の心を共有し「イエス様のためにもう一人を!」と願っ
て生きるとき、神の御前にてあなたは「私は自分の使命を全うした」ということがで
きるでしょう。

今日のポイント:私は使命のために造られました。

考えてみましょう:他の人に福音を伝えることの妨げとなっているものは何でしょう
か?


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2007年11月12日月曜日

【40days@2007】Day35 - あなたの弱さの中に働く神の力

「わたしの恵みはあなたに十分に注がれている。というのは、わたしの力は弱さの中
で完全に働くからである」(第二コリント 12:9a、NIV)

私たちが、肉体的、精神的、知的、経済的、霊的弱さを覚えるとき、どのように対
処しているでしょうか?自己弁護したり、言い訳をしたり、隠そうとしたり、憤るこ
とがしばしばです。しかし、今日知っていただきたいのは、「神様は好んで弱い人々
をお用いになる」というグッド・ニュースです。「強い人々を辱めるために、この世
の弱い人々を・・・意図的に選ばれた」神様は、あなたの弱さを通して働かれようと
されているのです。神様は、自分の弱さを知り、その弱さを認める人と親しくされ、
祝福されます。弱さというのは、罪でも悪でもなく、また食べすぎや短気のように自
分で変えることのできる欠点とも異なります。それは、あなたが遺伝的に受け継いで
しまったものや、自分の力では変えることのできないものを指します。生まれつきの
虚弱体質や、肉体的ハンディキャップであるかもしれませんし、精神的外傷、痛まし
い記憶、変わった習性、あるいは遺伝的性癖などの情緒的制約、あるいは、才能や知
能における制約であるかもしれません。しかし、神様はあなたの限界によって制限さ
れる方ではありません。もし、神が完全な人しかお用いにならないのであれば、神の
働きは全く前進しないのです。私たちは「土の器」にしかすぎませんが、この中に神
様の偉大な力という「宝物」をいれているのです。あなたが壊れやすい自分を差し出
すとき、神様は喜んで用いてくださいます。

弱さを認める:私たちができる2つの重要な告白を聖書は教えています。一つ目は、
主イエスキリストに対する信仰の告白です。二つ目は、自分は単なる人間にすぎない
という真理の告白です。自分の限界を認め、不完全さと正直に向き合いましょう。

弱さを受け入れる:弱さを認めるだけでなく、パウロは「私は自分の弱さを喜んで
誇ります。それは、キリストの力が私を通して現されるためです。」といいました。
なぜ自分の弱さを受け入れ、満足するのでしょうか?それは、弱さのゆえに神様によ
り頼むようになるからです。弱さはまた、私達を謙遜にさせ、先走って神のみこころ
から逸れていくことがないようにさせます。また、弱さがあることで、信者同士の交
わりが深まり、そして何よりも、人に対する思いやりが深まり、ミニストリーの能力
を高めます。本当のところ、人生最大のメッセージや最も効果的なミニストリーは、
あなたの最も深い傷から生まれてきます。あなたには最も恥ずかしく思っていること、
人に分かち合うことができないことはありますか?期待してください!神様はそれら
をほかの人を癒すために用いられるのですから。「地上で最も謙遜な人」と呼ばれた
のは、短気で、殺人を犯したモーセでした。「愛の使徒」とよばれたヨハネは、かつ
て傲慢な「雷の子」とよばれていたのです。このように、神様は、弱さを強さに変え
る特技を持っておられ、あなたの最も弱い部分をも造り変えたいと願っておられるの
です。

弱さを正直に分かち合う:神様は、「謙遜な者に恵みを施される」方だと聞いたこ
とがあるかもしれません。この謙遜とは、正直に自分の弱さを認めるということです。
あなたが自己防衛をやめ、仮面を脱ぎ捨て、自分の葛藤を人に分かち合うようになる
につれ、神はあなたに恵みを与えてくださるのです。無防備な人ほど皆に慕われるも
のです。弱さにも拘わらず、あなたが神に用いられているのを見れば、人々は励まさ
れて「神様は私のような者でも用いてくださるかもしれない」と考えるようになるの
です。あなたの人生のゴールは、人々に良い印象を与えることでしょうか?それとも
人々に良い影響を与えることでしょうか?人の信頼を勝ち得るための最も大切な資質
は、完全であることではなく、真実であることなのです。

悪魔があなたの弱さを指摘したときには、それを否定し対抗しようとするのではな
く、謙虚にそのことを認め、私達のあらゆる弱さを「理解しておられる」イエス様と、
「私たちが弱いときに助けてくださる」聖霊に対して心からの賛美をささげましょう。
それを通して働かれる主に期待し、豊かに用いていただきましょう。

今日のポイント:私が自分の弱さを認めるとき、神は最もよく働いてくださいます。

考えてみましょう:私に働かれる神の力を制限しないよう、正直に弱さを認める必要
のあることは何でしょう?


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2007年11月11日日曜日

【40days@2007】Day34 - しもべのように考える

「あなたがたの心の態度は、キリスト・イエスと同じでなければなりません。」
(ピリピ 2:5、NIV)

仕えるには、あなたの考え方の転換と態度の変換が求められます。外側の行い以上に、
神様は私たちが「なぜ」それをするのかに関心をもっておられます。今日は、真のし
もべの心の態度を見てみましょう。

他人優先:しもべは、実に謙遜です。自分を軽んじているのではありません。「自分
のことなど忘れてしまうぐらいに、人助けに精を出している」ので自己忘却的なので
す。主イエスが、「御自身を無にして、しもべの姿をとられた」とは、正にこの態度
を表しています。しかし私たちはしばしば、奉仕を通して人からの好意や承認、自己
満足を求めます。また、人から利用され、しもべ扱いされた時には、腹を立てるので
す。根本的な問題は、私達の自己中心的な性質にあります。自分のために神を利用す
るのではなく、神の目的のために自分を使っていただこうとするときに、人の必要を
優先することができるようになっていくのです。

管理者のように考える:すべての所有者は神であり、自分は管理者であることをわき
まえているのがしもべの態度です。神様から信頼されて任せられているものをあなた
はどのように扱っているでしょうか?イエスは特に、「神とお金の両方に仕えること
はできない」と言われました。どんな仕事に就いていたとしても、神のしもべである
あなたは、「フルタイムの忠誠心」で神に仕える者です。主イエスを自分の主人とし
て第一にするなら、お金に振りまわされることはありません。富自体は罪ではありま
せんが、神のために使わないとき罪となります。神の国を立て上げるビジネスマンが、
出来る限りお金を稼ごうとするのは、与えるためであり、神の教会を財政的に支え、
世界宣教のためにその富を使うのです。

自分の働きに集中する:しもべにとっては、他人のミニストリーを中傷・批判してい
る暇はありません。自分の仕事に忙しく、また、皆が同じチームに属しているという
ことを心得ているからです。目的は、自分ではなく神の御名があがめられることにあ
ります。聖書は言っています。「私たちは・・・互いに比較することをしません。私
たちは皆かけがえのない存在なのです」他のしもべの評価をするのは、主お一人であ
り、私達の仕事ではないのです。イエスに最上の香油を注いだマリヤの美しい愛の行
為が「無駄遣い」と批判されたように、主イエスに倣って仕えようとする時、批判に
直面することでしょう。マリヤの行為を「立派なことだ」といわれた主イエスは、他
の人が何と言おうと、体を張ってあなたの奉仕を評価してくださいます。

自分のアイデンティティをキリストに見出す:しもべにとっての存在価値は、キリス
トの恵みによって自分が愛され受け入れられていることにあります。ですから、自分
の存在価値を認めさせようと躍起になったりせず、むしろ、「品位を落とす」ような
仕事でも喜んで引き受けることができるのです。主イエスは、自分が「神から出た者」
であると知っておられたので、自分のセルフイメージが揺るがされることなく、弟子
たちの足を洗うことができたのです。自分に自信のない人たちは、プライドと自負心
で自己防衛しようとし、人に認められようと必死になり、人の目に振り回されます。
しかし、キリストとの関係の中に自己価値を見出していくのなら、人の期待から自由
になり、本当の意味で人に仕えることができるようになるのです。大切なことは聖書
が言うように「主がお認めになるかどうか」なのです。主イエスに近づけば近づくほ
ど、あなたは自分を持ち上げる必要がなくなっていくのです。

ミニストリーは義務ではなく機会:しもべにとって、仕えることは喜びです。それは、
主が自分を愛し、主の恵みに感謝して仕えることが人生の最も有効な活用方法である
と知っているからです。そして、神が報いを約束してくださっていることも知ってい
ます。全世界のクリスチャンのたった10%でも、真のしもべとしての役割に目覚め
るのなら、どんなに世界が変わっていくでしょう。遅すぎることはありません。あな
たが何歳であろうと、もしあなたがしもべのように考え、行動し始めるのなら、神が
あなたを用いてくださるのです。

今日のポイント:しもべになるためには、しもべのように考えなければなりません。

考えてみましょう:人から仕えられることと、人に仕えることのどちらを、あなたは
通常考えているでしょうか?


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2007年11月10日土曜日

【40days@2007】Day33 - 真のしもべはどのように行動するのか

「もし、あなたがたが一杯の冷たい水を、わたしに従うこれらの最も小さな者たちの
一人に与えるなら、確かにあなたがたはその報いを受けるようになるのです。」(マ
タイ 10:42、NLT)

この世において、偉大な人とは、権力、所有物、地位、名声などといった社会的地
位で決まります。しかし、主イエスはその人がどれだけ仕えているかという観点から
人の偉大さを測るべきだと言われます。あなたは、自己中心的な生き方のためではな
く、仕えるという目的のために造られたのです。あなたの適性に基づいて主要なミニ
ストリーが与えられますが、神様はしばしば自分の形に向かない仕え方をさせること
で、私達のしもべとしての成熟度を試されます。今日は、神のしもべの行動の6つの
特徴を紹介しましょう。

いつでも仕える用意ができている:都合の良いときに仕えることは誰でもできます。
しかし、不都合なときであっても、必要なら行動を起こすのが真のしもべといえます。
兵士のように、しもべはいつもその任務のために待機しているのです。それは、自分
のスケジュールをコントロールする権利を放棄し、必要なら自分のスケジュールを変
更してくださってかまいませんと神の御前に認めることを意味します。あなたは、急
な用事が割り込むときにそれをミニストリーの機会としてとらえ、喜んで受け止める
ことができるでしょうか?

人々の必要に気を配る:聖書が「機会があればいつでも、すべての人に対して、特
に信仰の家族の人たちに対して善を行っていく必要があります」というように、しも
べはいつも人助けの機会を探し、すばやく行動を起こします。同じ教会の家族を手助
けすることは最優先事項なのです。一度しかない大切な奉仕の機会を逃さぬよう繊細
さと自発性を養いましょう。神のしもべと呼ばれたジョン・ウェスレーのモットーは
「あらゆる手段を用いて、あらゆる方法によって、あらゆる場所で、あらゆる時に、
あらゆる人に対して、自分にできる限りの、あらゆる善を行うこと」でした。小さな
仕事をまるで偉大な仕事をするように取り組む時、神は微笑まれます。

今もっているもので最善を尽くす:「うまくできないので、やめておこう」という
言い訳をしたことはありませんか?「状況が完全に整うのを待っていたら、何一つ成
し遂げることはできない」という聖書の教えは、神が完璧性よりも、あなたがいるそ
の場所で、与えられているものを用いて、できる範囲のことをするようにと期待して
いることを明らかにしています。神に用いられるために完全である必要はありません。

どのような務めにも等しく情熱を注ぐ:真のしもべにとって重要なことは、奉仕の
規模ではなく、その奉仕の必要性です。主イエスは、人が嫌がり、人目につかない卑
しい仕事を率先して心から行いました。人の足を洗い、子供たちの面倒を見、朝食を
用意し、病人に仕えました。イエスは、その偉大さのゆえに、一番下にまで下られま
した。偉大な働きをする機会というのは、しばしば小さな仕事を装って訪れるもので
す。喜んで、「普通に必要に応え、仕える」ことで、あなたのしもべとしての品性が
育っていくのです。

自分のミニストリーに忠実である:しもべは、与えられた務めを全うし、責任を果
たし、約束を守ります。投げ出したくなるときにも、落胆しそうになっても、あきら
めません。アブラハム、サムエル、テモテ、パウロなどの信仰の先輩は皆、このよう
に信頼のおける、頼りになる神のしもべでした。与えられた務めに忠実になるとき、
あなたはいつの日か「よくやった。良い忠実な僕だ」という、神様からの誉め言葉を
聞くことでしょう。

いつも縁の下の力持ちである:「謙遜を身につけ」ているしもべは、自分の働きが
人に認められるようになっても、出世しようとしたり、自分に注目を集めようとはし
ません。それらを謙虚に受け止め、ただ一人の聴衆である神のために生きるのです。
あなたは今、人目につかない仕事を、誰からも感謝されることもなくしているかもし
れません。しかし、神様がある目的のために、あなたを今いるところにおかれている
ことを覚えておいてください。天国においては、この地上で誰にも知られずに使えて
きたしもべたちが、神様からの豊かな報いを受けていることでしょう。どうか気落ち
しないで、神に仕え続けてください。

今日のポイント:人に仕えることを通して神に仕えます。

考えてみましょう:真のしもべに見られる6つの性質のうち、自分にとって最も必要
なものは何でしょう?


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2007年11月9日金曜日

【40days@2007】Day32 - 神から与えられているものを用いる

「あなたは、承認を受けた者として、また恥じることのない働き人として、そして真
理の御言葉を正しく取り次ぐ者として、最善を尽くして自分自身を神にささげなさい。

(第二テモテ 2:15、NIV)

自分に与えられたものを最大限に利用し、自分に合ったやり方で神に仕えていく時、
あなたは最高のものを主に捧げているのです。持っていない能力を欲しがり、自分に
合わないやり方で神に仕えようとしても、時間と才能とエネルギーの無駄になるだけ
です。ですから、「よく考えずに行動するのではなく、主があなたがたに望んでおら
れることを見極め、その通りに実行しなさい」と聖書は教えています。それには、ま
ず、自分の形を見極めることが大切です。時間をじっくり取って、自分の得意・不得
意を正直な気持ちで考えることで、自分の賜物と能力を評価することができます。あ
なたの人生の中で、人から評価された働きにはどのようなものがありましたか?しか
し自分の賜物や能力を発見するための最善の方法は、いろいろな奉仕を実際にやって
みることです。子供のミニストリー、企画すること、賛美すること、など様々な奉仕
を試していく中で、自分に何が向いているのかが明確になっていくのです。また、自
分でも気づいていない隠れた能力や賜物に気づくこともあります。例えうまくいかな
かったとしても失敗ではありません。それも経験なのです。経験を重ねることで、最
終的に自分は何が得意なのか分かるようになるのです。また、興味や個性をも考慮し
てください。あなたを良く知っている人たちからのアドバイスは大きな助けになりま
す。自分は何をしているときが一番楽しいか?自分は内向的か?外交的か?・・・な
どの質問をしてみるのです。

最後に、自分の人生を振り返り、痛み、失敗、困難などの経験を通して自分がどのよ
うに整えられてきたかを考えてみましょう。そこから、教訓を引き出すのです。まと
まった時間を作り、心を静めて、人生の大きな節目に神様がどのように働いてくださっ
たかを思い出し、それらの教訓を神様がどのように用いようとなさっているかを考え
るのです。あなたの形は、神がご自分の目的のために主権をもって決定されたもので
す。ですから、「どうして私をこのような形に造ったのですか」と文句を言うのでは
なく、自分のありのままの姿を感謝して受け入れ喜ぶことが大切です。ありのままの
自分を受け入れるということは、自分は何でもできるスーパーマンではなく、限界が
あるということを認めることでもあります。パウロは、クリスチャンの目標は、すべ
ての人を喜ばせることではなく、自分の「境界」にとどまることだと言っています。
自分の「境界」、つまり、神があなたの形に従って与えた分野や領域にとどまって、
自分のレースを走り通すのです。神様は、あなたにありのままの自分を満喫してほし
いと願っておられます。しかし、悪魔はあなたからその喜びを奪うために幾つかの方
法を用います。一つ目は、人と比較させようという誘惑です。比較することで、劣等
感と優越感に悩まされることは「愚かなこと」だと聖書ははっきりと述べています。
二つ目は、人の期待に応えさせようという誘惑です。人から中傷や批判を受けること
があるかもしれませんし、彼らなりの見解を押し付けてくるかもしれません。しかし、
それは無視して、神の推賞だけを求めて、自分の働きに取り組むのです。「もし私の
人生が実を結ばないのであれば、誰が私を賞賛しようと関係ない。もし私の人生が実
を結ぶのであれば、誰が私を批判しようと問題ではない(ジョン・バンヤン)」ので
す。

与えられた賜物や能力も、使わないでいるといつか失ってしまいます。私たちは、
与えられた賜物や能力に磨きをかけ、情熱を持って品性と個性を育み、経験を積むこ
とによって、ありのままの自分形を育むことができます。天国において、私たちは自
分の形をもって永遠に神に仕えるようになります。今は、その永遠の奉仕に備えるた
めに準備期間です。あなたは、この世の金メダルのためではなく、永遠に色あせない
金メダルのために、自分を訓練し、能力に磨きをかけるのです。永遠の責任と報いの
ために、今準備を整えている最中なのです。

今日のポイント:神は、私の最高のものを受けるに価するお方です。

考えてみましょう:神が私に与えてくださったものを、最大限に活用していくにはど
うしたらいいでしょうか?


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2007年11月8日木曜日

【40days@2007】Day31 - 自分の形(SHAPE)を理解する

「神は、あなたがた一人一人に、ある特別な能力をお与えになりました。ですから、
その能力を用いて互いに助けあい、与えられた様々な神の恵みを他の人にも分かち合
いなさい。」
(第一ペテロ 4:10、LB)

あなたという存在は、この世界にたった一人しかいません。そして、神の家族であ
る教会には、あなたにしかできない務めがあるのです。この章では、SHAPE(形)の
残りの3つの側面について見ていきましょう。

Abilities(能力):「神は、一人一人にそれぞれ特定の能力をお与えになりました」
と聖書が語るように、言語能力、運動能力、芸術的能力、数学的思考能力など、あな
たには生まれながらに与えられている能力があります。霊的賜物と同様に、能力も「
霊的」なのですが、唯一の違いは、その能力が生まれた時にすでに与えられていたと
いうことです。自分など何の能力もない思われる方もいるかもしれません。しかし、
平均的な人間であれば500から700もの技術や能力を持っているものだ、と多くの研究
が明らかにしています。教会の責任の一つは、お互いに与えられている能力を見出し、
神の働きのために用いていくことです。聖書の中では、芸術的能力、管理能力、討論
能力、発明能力、デザイン能力、などの数え切れないほど沢山の能力が神の栄光のた
めに用いられてきました。今日、神様は教会の中に、あなたの能力を発揮し、周囲に
違いをもたらすことができる場所を備えていらっしゃいます。そして、その場所を見
つけることができるかどうかは、あなた次第なのです。「神のみこころを行うために
必要なすべてのものを」神はあなたに与えてくださると聖書は約束しています。あな
たの得意とすること、不得意とすることは何でしょうか?神様は、あなたにない能力
を必要とするような働きに献身することを求めてはおらず、反対に、あなたがある能
力を持っているということは、そこに神様のご計画があるのです。「その能力を用い
て互いに助け合い、与えられた様々な神の恵みを他の人にも分かち合いなさい」と言
うように、あなたの能力は自分の生計を立てるためだけではなく、教会のミニストリー
のために与えられています。あなたの得意とすることを、教会で活用してみませんか?

Personality(個性):神様は、多様性を愛されます。DNA遺伝子の組み合わせ方は、
十の二十四億乗にもなるという事実は、あなたのような人を見つけることは不可能だ
ということを明らかにしています。内向的な人、外交的な人、個人プレーを好む人や
チームプレーを好む人もいますが、神様はどのような人をも用いてくださるのです!
ミニストリーにふさわしい気質も、ふさわしくない気質もありませんし、教会がバラ
ンスを保ち、独特の味わいをもつには様々な個性が必要です。また、あなたの個性は、
あなたがどこで、どのようにしてその霊的賜物と能力を用いるかに影響を及ぼします。
同じ伝道という賜物も、内向的な人と、外交的な人とでは、異なった形で発揮される
ことでしょう。無理に自分の性格に「合わない」働きをしてみても、緊張感、不快感、
無駄な努力とエネルギーの消耗を経験することとなります。しかし、個性が生かされ
る時、達成感と満足感、そして実り多い人生の歩みを経験することでしょう。

経験(Experience):神様は、あなたの形を整えるために、あなたの人生に起こる
すべてのことを用いられます。家族(育った家庭環境)、教育(学校で最も興味のあっ
た科目)、仕事(生きがいを感じた仕事)、霊的経験(神との関係において最も意義
深かったとき)、ミニストリー(どのように神に仕えてきたか)、苦痛(問題、痛み、
傷、試練)、以上6種類の経験であなたは何を学びましたか?中でも、神があなたを
ミニストリーへと準備させるために最もよく用いられる経験は、「苦痛」の経験です。
神は意図的にあなたを苦しい目に遭わせるだけではなく、その苦しみの中で受けた慰
めにより他の人に仕えることの出来る人へとあなたを成長させられます。失敗、過ち、
恐れを隠すのではなく、分かち合い始めるときにそれはあなたの最も効果的なミニス
トリーとなるのです。以上、あなたのSHAPEの5つの要素を紹介してきました。自分
の形を知り、感謝して受け止め、それらを生かしていくことこそ、与えられた務めを
全うする秘訣なのです。

今日のポイント:誰も私のようになることはできません。

考えてみましょう:与えられた能力や個人的経験を、教会のために用いていくにはど
うしたらよいでしょうか。


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2007年11月7日水曜日

【40days@2007】Day30 - 神に仕えるために造られた

「神は様々な人を通して、様々な方法で働かれますが、それらすべての人を通して目
的を達成されるのは同じ神です。」(第一コリント 12:6、Phillips)

敏速なチーターの走りや、水中の魚の見事な泳ぎ、空を舞う鷲の華麗な動きは、神
様がいかに特別な専門知識を駆使して全ての被造物をデザインされたかを垣間見せて
くれるものです。神様があなたをお造りになる前にまず計画されたのは、あなたがこ
の地上でどのような役割を持ち、どのような形で神に仕えていくかということです。
その目的に従ってあなたが形造られたのです。あなたは大量生産された既製品ではな
く、神に特別にデザインされた、世界にたった一つのオリジナル作品なのです。ダビ
デが「あなたが驚くほど精密に造ってくださったことを感謝します」と神様をほめた
たえているように、神様はあなたという人間を決定する遺伝子を注意深く配列された
のです。また、ダビデが「私の人生のすべてが事細かくあなたの書物に記録された」
と語ったように、あなたの毎日はあなたの形を整えるよう計画されています。神様は
人生に起こってくるすべてのことを何ひとつ無駄にせず、それらを用いて、あなたが
もっと人と神に仕えることができるようあなたを整えていかれるのです。あなたの形
を構成する5つの要素を並べてみるとSHAPE(形)という言葉になります。今回は、
初めの2つをどのように発見し、用いていくかを説明します。

Spiritual Gifts(霊的賜物):神様は、クリスチャンにだけ特別に、ミニストリー
に役立てるための霊的賜物を与えてくださっています。この霊的賜物は勝ち取るもの
でも、受けるに値するから受け取るものでもなく、無償で提供されるものです。神様
は気前良く、一人一人にどのような賜物をお与えになるかを決定されるため、私たち
が自分のほしい賜物を選ぶこともできませんし、一人が全てを受け取ることもありま
せん。もし全ての賜物を独り占めしたのなら、互いに愛し助けあうといった神の家族
の秩序が破壊されることでしょう。また、霊的賜物は「教会全体の益となるためのも
の」であり、あなたのためのものではありません。同じように、ほかの人がその賜物
を用いないのなら、私たちはその恩恵にあずかることもできないのです。あなたには、
自分に与えられている賜物を発見し、育てていく責任があります。賜物に関して起こ
る問題として、「人の賜物をねたむ」ことと「賜物投影」があります。自分の賜物を
他人と比較し、自分の持っているものに不満を感じ、憤りと嫉妬を覚えることが前者
です。また、自分の持っている賜物を他の人ももつべきだと考えたり、自分が情熱を
傾けていることに他の人も同じように熱心になるべきだと考えるのが後者で
す。様々な働きは全て同じ主に仕えるためであることを覚えることが大切です。

Heart(自分の心):聖書が「心」という言葉を使うとき、それはあなたの願望、希望、
興味、夢、愛情などを意味します。心には本当のあなたの姿があり、あなたの話し方
や感じ方、行動の仕方を決定するのです。指紋、声紋がそれぞれ違うように、人は皆
それぞれ違った「心の鼓動」を持っています。ある光景、活動やテーマについて考え
るとき、鼓動が速まるのを感じたことはないでしょうか?家族の誰も気に留めないよ
うなことに強い興味を抱いている自分に気づいたことはないでしょうか?これらの「
心の鼓動」は神からきているのです。「心から主に仕えなさい」といわれた神は、義
務感からではなく、心から楽しんで、情熱をもって主に仕えてほしいと願っておられ
ます。どうしたら、自分が心から神に仕えているかを知ることができるでしょうか?
第一に、喜んでしているかどうかです。自分の好きなことをしているのであれば、報
いも、動機付けも、チェックも不要です。心の情熱があなたを駆り立てるからです。
第二に、成果を上げているかどうかということです。好きなことであれば上手にこな
すことができ、また完璧性を求めます。「快適な人生」に甘んじるのではなく、「心
から打ち込むことのできる分野で神に仕える人生」を目指しましょう。自分の心の鼓
動を聞き、神の栄光のためにその働きに打ち込みましょう。

今日のポイント:私は神に仕えるために造られた。

考えてみましょう:私が情熱と喜びをもってすることのできる奉仕は何でしょうか?


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2007年11月6日火曜日

【40days@2007】Day29 - 与えられた任務を受け入れる

「というのは、私たちは神の作品であって、良い行いをするようにとキリスト・イエ
スにあって造られたからです。そして神は、その良い行いをも前もって用意してくだ
さったのです。」(エペソ 2:10、NIV)

神様は、あなたの人生を通してこの世界に何か違いをもたらそうと考えておられま
す。多くのベストセラーは、人生においていかに多くのものを「獲得できるか」とい
うことに焦点をあてていますが、聖書の焦点はあなたがこの地上において如何に「与
える」かにあります。神がエレミヤに語られたように、あなたも「母の胎内に現れる
前から、特別な働きに就かせるために神に選ばれている」のです。あなたが「ミニス
トリー(奉仕)」を通して人に与えるようになること、それが人生の第四の目的です。

罪から救われたあなたは、「聖なる働き」に加えられたと聖書は教えています。救
いを得るために奉仕をするのではなく、罪責感や恐れ、義務感から神に仕えるのでも
ありません。イエスの犠牲により、過去の罪は赦され、現在には意味が与えられ、天
国にはあなたの場所と目的と果たすべき役割が与えられていることへの深い感謝と喜
びが奉仕の原動力なのです。救われている心は、人に仕えることを願い、愛の奉仕と
なって現れるはずです。神様は御自分の家族のメンバーは皆、ミニスター(奉仕者)
であるといわれます。天国に行くためだけに救われたのではありません。教会内にお
いてはミニストリー(奉仕)を、さらに全世界に向けてはミッション(宣教)という
神様の目的のために用いられるよう、あなたはこの地上に残されているので
す。

「あなたはフルタイムのクリスチャンの奉仕に召されている」と聞くと、宣教師や
牧師などのフルタイム教会スタッフになることを想像なさるかもしれません。あなた
がどんな仕事に就いていようとも、あなたはキリストの体の一部を24時間担っている、
必要不可欠な部分であると聖書は教えています。教会においては、大切でない働きな
ど存在しません。むしろ目に付かない小さな働きが、体全体の健康のためには欠かせ
ないものです。傍観者のように教会を眺めているクリスチャンは、機能しなくなった
体の一部のようです。あなたの肝臓が機能しなくなると体が死んでしまうように、あ
なたの奉仕なしには教会は死んでしまうのです。

クリスチャンにとって、奉仕とはオプションでもなければ、スケジュールの合間に
押し込むものでもありません。主イエスは「仕える」ために、そして「与える」ため
に来られ、その模範に倣うようにと、はっきりと命じられています。霊的成熟度は、
どれだけ「知っているか」ではなく「与えることができるか」によって測られると言っ
ても過言ではありません。どんなに良い影響をうけても、その受けたものを表現して
いかなければ、やがて衰退してしまうのです。水を取り込むと同時にきちんと水を流
しだしているガリラヤ湖と、水の流れがなく、湖自体がよどんでいる死海を比べてみ
てください。仕えるという行為は、生まれながらの性質に反するものです。しかし、
成熟したクリスチャンは「誰が私の必要を満たしてくれるのか」ではなく、「私は誰
の必要を満たすことができるのか」と考え、人々の祝福となるのです。あなたは、祝
福を受けるだけでなく、祝福を与える存在なのです。

奉仕は、永遠のためにあなたを備えます。いつか私たちは自分への投資と人に仕え
ることへの投資が比較され、神に評価される(申し開きをする)ことになります。「
自分の目標があったので」「老後の準備に追われていたので」・・・あなたの全ての
言い訳に対して神様はこうお答えになります。「そうではないでしょう。私はあなた
を創造し、救いに導き、召しだしました。そして人に仕える人生を送るように命じて
おいたはずでしょう。何か不明な点でもあったのですか」人は皆、自分の人生を、経
歴、趣味、名声、財産などの何かにささげています。しかし、奉仕こそ真の人生の意
義に通じる道であり、人生に意味をもたらします。かつて神様に用いられた人物は、
普通の基準からすれば見劣りする人たちでしたが、彼らが言い訳をやめたとき、神様
はそれぞれを御自分の働きに用いられました。あなたの言い訳が止む時、神に用いら
れる人生が始まります。

今日のポイント:奉仕はオプションではありません。

考えてみましょう:神に仕えるという召しを受け入れることを妨げているものは何で
しょうか?


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2007年11月5日月曜日

【40days@2007】Day28 - 時間がかかる

「神はあなたがたのうちによい働きを始められました。そして神はこの働きを継続さ
せ、イエス・キリストが再び来られる時に完成させてくださることを私は確信してい
ます。」(ピリピ 1:6、NCV)

果物を早く熟成させようとすると風味が失われてしまうように、霊的成熟にも長い時
間をかける必要があります。私たちは「どれだけ早く成長するか」に関心をもちます
が、神は私達が「どれだけたくましく成長するか」に関心を持っておられます。永遠
に向かう私達の人生を、永遠の視点から見ておられる神様は、決して先を急がれない
のです。キリストを受け入れた瞬間、神はあなたの人生に「上陸地点」を設けられま
す。あなたは、自分の人生を全て明け渡したつもりですが、その時点では自分で理解
している領域しかゆだねることができていません。それはそれで良いのですが、神様
はあなたの人生のすべての拠点を勝ち取るために何度も「攻撃」を繰り返され一生か
かってキリストに似たものとなるという最終目標を達成させられるのです。

神様は、瞬時に私たちを変えることがおできになりますが、ゆっくりと時間をかけて
育てられることを選ばれました。成長していくためには、どうしてそんなに時間がか
かるのでしょう?まず、私たちの理解の遅さがあります。聖書に登場するイスラエル
の民のように、私たちはいとも簡単に神から教わったことを忘れ、古い生きかたに逆
戻りしてしまうのです。次に、私達の古い習慣や生きかたが邪魔していることもある
でしょう。私達の問題や悪習慣の多くは一夜にして身についたものではないのですか
ら、それを取り除くには時間がかかるのです。また、私達の多くは自分の現実を直視
することを恐れています。自分の性格のゆがみと向き合うことへの不安が逃避という
牢獄に私たちを閉じ込め続けるのです。そして、私たちは成長に伴う変化を嫌がるも
のです。変化を伴わずに成長はないものの、それに伴う恐れや損失、そして痛みを恐
れるのです。古い生き方や欠陥は、ぼろぼろになるまで履きつぶされた靴のように自
分に馴染んでいるものです。そしてその上に、しばしば私たちは「それが私流の生き
かただ」というように、自己を確立していくものなのです。癖や傷、こだわりが自分
の一部となり、手放したら自分はどうなってしまうのかという不安を無意識のうちに
抱えているのです。成長に時間がかかる最後の理由は、新しい習慣を身につける難し
さがあげられます。キリストと似た者となるための方法は、新しい習慣の実践あるの
みであり、それには時間が必要です。繰り返し実践することで、品性が磨かれていき
ます。このような人格形成の習慣を私たちは「霊的訓練」と呼ぶのです。

あせらず、神様と歩調をあわせていくにはどうしたらいいのでしょうか?まずは、自
分の成長がノロノロとした歩みのように思えても、少しずつ「それぞれの季節に合わ
せて」前進していることを信じることです。次に、毎日あなたが学んでいることをノー
トや日記などにつけておくことです。神御自身について、自分自身について、人生に
ついて、人間関係について、神様が教えてくださっている洞察や教訓を書き留めるの
です。定期的に振り返り、学んだことを自分のものにすることの重要性を聖書は教え
ています。次に、神様の時刻表と自分のそれとが一致することはなく、往々にして私
たちは神様よりも急ぎがちであることを覚えることです。神様と自分自身に対して忍
耐強くあることです。神様は決してあせらず、いつも予定通りに事を進められます。
神様が偉大な魂をお造りになろうと思うときには、苦難や嵐をくぐりぬけることを許
されるのです。最後に、気落ちしないことです。神がなかなか行動してくださらない
と思える時があっても、神はあなたを拒絶されておられるわけではありません。これ
から先の道のりを考えるのではなく、自分がここまで来ることができたことを覚えて
感謝するのです。まだ完成には至ってはいませんが、以前の自分とも違っているので
す。自分自身に焦るとき、また周りから焦らされるとき、神様は自分をまだ完成され
たわけではないことを思い出してください。とにかく前進しつづけることです。カタ
ツムリでさえ、辛抱して(ノアの)箱舟に到達できたのですから!

今日のポイント:成熟に至る近道はありません。

考えてみましょう:霊的に成長していくうえで、もっと忍耐強く、そして根気強くあ
るべき分野は何でしょうか。


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2007年11月4日日曜日

【40days@2007】Day27 - 誘惑に打ち勝つ

「神は真実な方ですから、打ち勝つことのできないような誘惑をお許しになることは
ありません。むしろ、あなたがたが誘惑に遭うときには、それに屈してしまわないよ
うに出口を教えてくださるのです。」(第一コリント 10:13b、NLT)
誘惑には、いつでも出口が用意されています。神様は、手に負えないような重荷を負
わせないと約束されました。ここではあなたの果たすべき4つの実践ポイントをみて
いきましょう。

注意を他のものに向ける:聖書は一度たりとも「誘惑に抵抗しなさい」とは言って
いません。その代わりに自分の視点を変えなさいとアドバイスしています。誘惑とは、
いつもある考えが浮かびあがってくるところから始まります。罪との勝敗はあなたの
心の中で決まり、あなたの注意を引くものが心をとらえます。私たちは、自然と自分
が注目しているものの影響をうけてしまうのです。たとえば、「食べ過ぎないように
しょう」と思ってもかえって、食べ物のことばかりを考えていた経験はありませんか?
「緊張するな」と言い聞かせたら、余計に緊張してしまったこともあるでしょう。大
切なのはあなたの注意を何か他のものに向けることです。誘惑と戦おうとするよりも、
それを無視するのです。それは、誘惑を受けやすいテレビを消すことや、噂話をして
いるグループから離れるなど物理的なことでもあります。また、あなたの心を、神の
御言葉や良い考えで満たしておかなくてはなりません。悪魔は、あなたの考えが他の
もので占められているときにはあなたの注意を引くことができません。聖書は繰り返
し「あなたの思いをイエスに向けなさい」と教えています。本気で誘惑に打ち勝ちた
いのなら、自分の心のドアをきちんと管理し、取り込む情報を選び、考える内容を注
意深く吟味するのです。

自分の葛藤を正直に話す:誰にでも打ち明ける必要はありませんが、最低一人は自
分の葛藤を正直に分かち合える人が必要です。悪習慣や誘惑と孤独に戦い、苦しんで
いるあなたへの処方箋は、正直な本物の交わりなのです。セレブレイト・リカバリー
という、主イエスの幸福の教えに基づいてつくられた「8つの回復のプロセス」によ
り、何千人もの人々が、あらゆる種類の悪習慣、痛み、中毒から解放されてきました。
「互いに罪を告白し、祈りあいなさい。癒されるためです」という聖書の癒しの原則
の驚くべき力です(セレブレイと・リカバリーについて興味のある方は、testimony@
pdjapan.comまで御連絡ください)。しかしその解放を経験させまいと、悪魔は「あ
なたの罪や誘惑を知られたら大変なことになる」とささやきかけますし、自分のプラ
イドが経済的問題、結婚、子育て、性などの失敗と葛藤を隠させようとすることでしょ
う。人に言えないことというのは、自分の力ではどうにもならなくなっていることな
のです。もし自分で解決できるのならもうしているはずです。ですから、励まし、祈
り、愛と責任をもってあなたの人生に関わってくれる、小グループや個人的なパート
ナーが必要なのです。あなたの人生において、人に話すことを恐れて、何の問題もな
いと見せかけているものはなんでしょう?自分の力では解決できないことを認め、へ
りくだることが解放への第一歩なのです。

悪魔に対抗する:神の前にへりくだり、服従したなら、その時は悪魔に対抗しなさ
いと教えています。クリスチャンは、敵陣で戦っている兵士でもあるのです。ではど
のように対抗するのでしょうか?まずは、神の「救い」を受け入れることです。悪魔
に対して無防備なあなたの心を神が守る時、悪魔はあなたをそそのかす以外になにも
できないのです。次に、神の御言葉を用います。悪魔に誘惑されたイエスは、神の御
言葉を引用され対抗しました。悪魔と言い争ってはいけません。悪魔はあなたよりも
はるかに議論に長けているのです。唯一悪魔を震えあがらせることのできるものは、
神の御言葉のみなのです。ですから、誘惑に打ち勝つためにこれから毎週一節ずつで
も神の御言葉を覚えていかれることをお勧めします。

自分が弱い存在であると認める:状況さえ整えば、私たちはどんな罪でも犯し得ま
す。ですから決してうぬぼれたり自信過剰になったりして、自分を欺かないように気
をつけましょう。不用意に、誘惑されやすい状況に身を置いてはいけません。自信(
Self-Confidence)を捨て、神信仰(God Confidence)を培うのです。

今日のポイント:いつでも出口が用意されています。

考えてみましょう:誘惑に打ち勝つために助け合える霊的パートナーを誰ですか?

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2007年11月3日土曜日

【40days@2007】Day26 - 誘惑を通して成長する

「忍耐強く試みを耐え抜いた人々は幸いです。彼らは、神を愛する人々に約束された
命の冠を受けることになるからです。」(ヤコブ 1:12、NLT)

「誘惑を受けたことが私にとっての神学教育でした」と、マルチン・ルターが言った
ように、神様は悪魔の主要な武器である誘惑をも用いて、あなたを成長させられま
す。罪を犯すか善を行うかの選択肢(誘惑)の中で、善を選び取る時に、あなたはキ
リストの品性に成長していくのです。あなたの人生にキリストの御性質を現す「御霊
の実(愛、喜び、平安、忍耐、親切、善意、忠実、柔和、自制)」を結ぼうとされる
ために、神様はあなたにとって決して心地よいとは言えない状況を用意されます。例
えば、私達の周りに愛しにくい人を置いて、愛を教えようとされ、悲しみの中で心を
神に向けることによって、本当の喜びを学ばせようとされます。混乱や混沌とした時
期を通して本当の平安が育まれ、高慢になる状況を通して謙遜が身についていきま
す。誘惑に打ち勝っていく度に、あなたはさらにイエスに近づいていくのです。

悪魔は誘惑のエキスパートではありますが、その手法は全て同じパターンに従って
います。第一に、悪魔はあなたの「願望」を見極めます。復讐心や支配といった罪深い
願望であっても、「愛されたい、大切にされたい」といった正当な願いであっても、自
分のタイミングや方法でその願いを達成させるよう悪魔はささやきかけます。誘惑は
あなたの内側から始まるものなのです。第二に、悪魔は罪について神が言われたこと
を「疑う」よう働きかけます。「本当に神はしてはならないと言ったのか?」「神はあな
たの幸せを願っているのか?」と問うのです。第三に悪魔は、全くの偽りか、半分の
真実によって私たちを「欺こう」とします。神様が聖書を通して語られていることを、
嘘とすり替えようとするのです。そして最後に、心の思いがついに「不従順」という行
動で現れます。自分の欲望に引き寄せられ、悪魔の偽りを信じ、悪魔の罠に陥ってし
まうのです。しかし、神様は誘惑を乗り越えていくために次のような具体的ステップ
を教えておられます。

悪魔の脅しに屈しない:クリスチャンは、誘惑を受けることに罪意識や恥を感じ、
うろたえますが、誘惑を受けることは、悪魔があなたを憎んでいる証拠なのです。多
くのクリスチャンの男性は、性的興奮を覚えることと肉欲を抱くことの違いがわかっ
てはいません。神様がお与えになったホルモンの働き自体は自然の衝動であり、異性
に魅力を感じ興奮することは肉欲ではありません。しかし、その思いに心が支配さ
れ、自分の体を使って自分のしたいことを選び取るときに肉欲となるのです。誘惑を
受けるとき、自分を責める代わりに、それが悪魔の妨害であることを知って、もう一
度神に焦点を戻せば良いのです。あなたは悪魔がささやくのを防ぐことはできないか
もしれませんが、その誘惑をはねつけ、退けることはできるのです。

自分の誘惑のパターンを知り、備える:悪魔は、あなたの弱さを正確に把握し、い
つもその状況にあなたを誘い込もうとします。あなたが最も誘惑されやすいのは「い
つ」(何曜日、何時、など)であるか、「どこ」(職場、家庭、飲み屋、など)でしょ
うか。また、「誰」(友人、同僚、一人のときなど)といる時か、また「どのような気
分」の時(疲れているとき、孤独なとき、ストレスの中にある時、など)でしょう
か。自分の誘惑のパターンを知り、そのような状況を避けるよう賢く計画し準備をす
る時に、誘惑される機会は減っていきます。

助けを求める:あなたのために、天国には24時間体制の緊急ホットラインが常設さ
れています。誘惑が襲ってきたときには、とにかく「助けて!」と叫ぶだけです。しか
し、このホットラインを私たちは頻繁に使おうとはしません。心の中では誘惑に負け
ることを願っていたり、自分の最善は神以上に自分が一番良く知っていると考えた
り、これ以上お願いすることに気恥ずかしさを感じていることもあります。しかし、
神様の忍耐と憐れみは尽きることなく、一日に何百回助けを求めても喜んで助けてく
ださいます。誘惑に負けることがあったとしても、あきらめずに、更により頼み、「
キリストの似姿」に成長していくという報いを思い出してください。

今日のポイント:あらゆる誘惑は善を行う機会となります。

考えてみましょう:いつも直面している誘惑は、キリストのどのような性質を身につ
けるためのものでしょう?


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2007年11月2日金曜日

【40days@2007】Day25 - 問題によって造り変えられる

「私たちが知っているのは次のことです。神を愛する人々、つまり神の目的に従って
救われた人々のためには、神がすべてのことを共に働かせて益としてくださるという
ことです。」(ローマ 8:28、NIV)
あなたは今どのような問題に直面しておられるでしょうか?次々と起こるあらゆる問
題の背後には神様の目的があり、問題を用いて神様はあなたをご自分のもとに引き寄
せられます。あなたの心が砕かれ、なすすべもなく、ただ神様に真剣に心を注ぎ出し
て正直に祈るとき、あなたは最も深く親密に神を礼拝しているのです。ジョニー・エ
リクソン・タダは次のように書いています。「人生がバラ色の時、私達は主イエスの
ことを知っていると思い、主イエスのように生きているつもりになっていて、何とな
く主イエスの教えを引用してみたり、主イエスのことを話したりしています。しか
し、苦難を通してでなければ、私達が本当に主イエスを知ることはないのです。」万
能の神は何故、ご自分の子供に困難を経験させるのでしょう?それは、私たちが苦難
の中で、神こそ自分が必要としているすべてであることを知り、神とさらに親しくな
るからです。しかし、神様は無作為に問題が起きるのを許されてはいません。原因が
どうであれ、神の子供の身に起こる事はすべて「父なる神の許し」というフィルターを
通っているのです。あなたの経験は全て、霊的な重要性をもっているのです。

冒頭に書かれているローマ8:28の御言葉をもって、問題の背後にある神様の御
心をみていきましょう。「私たちが知っているのは次のことです」というように、困難
に直面した時の希望は、自分の楽観主義にあるのではなく、神がこの全宇宙を支配
し、愛してくださっているという確かな真理にあります。「神は・・・(働か)せて」
とは、あなたの人生が偶然や運命ではなく、決して「間違うことのできない」神のマス
タープランに基づいて導かれているということです。あなたの人生に起こる失敗、
罪、傷、病気、借金、離婚、死、などの「すべてのこと」が神様の計画にあり、神様は
最悪の事態から最良のものを引き出すことができるのです。ちょうど、小麦粉、生
卵、砂糖などを混ぜ合わせなければおいしいケーキを焼くことができないように、あ
なたの人生の一つ一つの苦々しい出来事は、神のご計画の中で「共に働か」され、「益
としてくださる」のです。神様は人生の悪いことから良いものを引き出すことを得意
としておられます。神様の目的はあなたの問題、恥、失敗、痛みに勝って偉大なので
す。イエスと同じかたちになるという「神の目的に従って」、全てのことを働かせてく
ださるという約束は、「神を愛する人々」(神の子供)にのみ与えられているのです。


逆境の中で、神が重要視されるのは、外側で起こることではなく、私達の内側に起
こる変化です。なぜなら、状況は一時的なものですが、人格(品性)は永遠に残るか
らです。ちょうど銀細工師が、自分の姿を映してその純銀の完成度を測るように、神
様もあなたの中にイエスの姿を見ることを通して人格の完成度を見られます。問題を
通して主エスの似姿に成長するために、主イエスのような問題の対処法を学ぶ必要が
あります。第一に、神様のあなたに対する計画が災いではなく希望と将来を与えるも
のであるという約束に焦点を合わせ続けることです。一時的な痛みではなく、永遠の
世界に用意されている報いに目を向けるのです。第二に、喜び、感謝することです。
問題や痛み自体ではなく、神様があなたの問題を用いてご自分の目的を達成しようと
していることを喜び、感謝するのです。また、「主にあって」喜ぶとは、何が起こって
も変わることのない神の愛、配慮、知恵、力、真実、そして苦しみを共有してくだ
さっている神を喜ぶのです。第三に、決してあきらめないことです。問題から逃げよ
うとしたり、近道をとろうとしても、かえって成長を遅らせ、痛みを倍増させるだけ
なのです。問題の背後にある永遠の意味を理解するにつれ、「私を慰め、気持ちよく
なれるようにしてください」という祈りから、「私を造り変えてください」という祈り
をするように変えられていきます。問題に直面するとき、「どうして」と問うのではな
く、「神様、あなたは私に何を学ばせようとしておられるのですか」と祈り、神様の約
束に信頼し、正しいことをあきらめずに行っていく時に、私たちは成長していくので
す。

今日のポイント:あらゆる問題の背後には神の目的があります。

考えてみましょう:今までの人生の中で、私を最も成長させた問題は何だったでしょ
うか?

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2007年11月1日木曜日

【40days@2007】Day24 - 真理によって造り変えられる

「もしあなたがたがわたしの言葉にとどまっているなら、あなたがたは確かにわたし
の弟子です。そして、あなたがたは真理を知るようになり、真理はあなたがたを自由
にするのです。」
(ヨハネ 8:31−32、KJV)

キリストの似姿に成長する過程は、今まで信じてきた偽りを聖書の真理と置き換え
ていく過程といえます。聖書は、キリスト教教理を学ぶ参考書以上のものですし、他
のいかなる名言とも違っています。御言葉は生きており、命を生み出し、変化をもた
らし、傷を癒し、誘惑に打ち勝たせ、悪魔を恐れおののかせ、無から有を造りだし、
私達の将来を永遠に保証するものです。そして何よりも、神様の御言葉はあなたの生
活と成長に欠かせない食べ物であるのです。キリストのようになるためには、私達の
生活が御言葉によって満たされなければなりません。多くのクリスチャンが本棚に聖
書を飾っているために、霊的な食物を得られず、霊的栄養失調状態にあります。健全
に成長するためには、神様の御言葉によって生きることを最優先させなければなりま
せん。イエス様が「御言葉にとどまりなさい」と言われたとき、次の3つのことを示唆
されました。

聖書の権威を受け入れる:聖書はあなたの生活にどれほどの決定権をもっているで
しょうか?聖書の権威を受け入れるとは、聖書があなたの方向性を知るためのコンパ
スとなり、賢く決断するための相談役となり、あらゆることに対する基標となるとい
うことです。しばし私たちは、文化(皆がやっていること)、伝統(今までのやり
方)、論理(筋が通っているかどうか)、感情(正しいように感じられるから)など
に頼って物事を判断していますが、今、「人生における最終的な権威をどこに求める
か」という問題に決着をつけましょう。聖書をあなたの最終的権威として認めるとき
に、文化、伝統、論理、感情が何と言おうとも、「神様は何と語られたか」ということ
に踏みとどまって、従うようになるのです。

聖書の真理を自分のものとする:聖書の言葉を信じるだけでなく、聖書の御言葉で
自分の心を満たさなければなりません。そのためには5つの方法があります。第一
に、心を開いて御言葉に耳を傾け、しっかりと「受け止める」ことです。私達の心は閉
ざされていたり、表面的であったり、気が散りやすいものであるため、イエス様は「
聞き方に十分注意しなさい」といわれたのです。第二に、聖書を継続的に「読む」こと
です。一日に15分聖書を読めば、一年で聖書を通読することが可能です。聖書を身近
な場所に置き、通読計画を立てて継続的に読み続けることをお勧めします。第三は、
聖書を「研究する(学ぶ)」ことです。読んだ聖書箇所について「誰が、いつ、どこ
で、何を、どうして、どのように、」といった単純な質問をし、自分の考えを書き留
めます。第四は、御言葉を「覚える」ことです。神様の御言葉を暗記することで、誘惑
に対抗する力や賢い判断力を得ることができます。今まで読んできた聖書箇所で心に
迫ってきたものを選び出し、小さなカードに書きとめ、それを一日のうちで空いた時
間に声に出して復習するのです。第五の方法は、御言葉を「思いめぐらす」ことです。
ある聖句を選んだら、それを心の中で何度も繰り返し、心を集中して考えるのです。
黙想はあなたの人生を最も変化させます。

聖書の原則を適用する:私たちがいくら御言葉を受け入れ、読み、研究したとして
も、実践しなければ全く役に立ちません。御言葉は私達を自由にしますが、私達の動
機・失敗・罪を指摘するため、あなたを惨めな気持ちにさせるかもしれません。具体
的な真理の適用の仕方をスモールグループで互いに学びあうことを勧めます。また、
聖書をよんだ後に、自分が具体的にいつ何を実践するか書きとめる習慣をつけましょ
う。「聖書が与えられているのは、知識を増やすためではなく、人生を変えるためな
のです」(D.L.ムーディー)

今日のポイント:真理は私を造り変えます。

考えてみましょう:神様が聖書を通してすでに語っておられるのに、まだ取り掛かっ
ていないことは何でしょう?


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