2007年11月17日土曜日

【40days@2007】Day40 - 目的をもって生きる

「ダビデは、その時代にあって神の目的に仕えた」(使徒の働き 13:36、NASB)

あなたは、ただ存在するだけでなく、命に溢れて生きるようにと神に造られました。
自分は誰なのか、私には価値があるのか、私は必要とされているのか、という3つの
基本的な人生の問題に直面しますが、その答えはすべて人生の5つの目的にみいださ
れます。あなたの人生に対する神の目的を知るだけでなく、その目的に生きるときに、
あなたは祝福を受けます。神の目的は、あなたの人生の本質に関わるものであり、わ
き道にそれずに実行していくためにも、パーパスステートメント(目的声明文)を作
成することをお勧めします。

パーパスステートメントとは、一時的な目標をリストアップすることではありませ
ん。神があなたにお与えになった永遠に残る目的を要約し、その意気込みを示す声明
文なのです。あなたの目的を書き出すことで、自分の人生の道筋を振り返り、自分の
時間・人生・お金を賢く使って何をするか・しないかを確かめることができるのです。
パーパスステートメントはまた、あなたの価値観を明らかにし、自分にとっての「成
功」を定義する声明文でもあります。この世の価値観ではなく、「本当に大切なもの
を見分ける」ことができるのです。変わらない目的のために生きる人生のどの段階に
あり、どのような役割を果たすべきかを明確にすることもできます。また、どのよう
な形で神に仕えるかをパーパスステートメントに反映させましょう。では、実際に次
の5つの質問に答えながら自分の声明文を作ってみましょう。一度に書き上げようと
したり、一回で完璧なものに仕上げようと張り切り過ぎないように注意してください。

私の人生の中心にあるものは何か:これは礼拝に関わる質問です。あなたは何を中
心にして人生を築いていくつもりですか?仕事、家庭、スポーツ、趣味、お金、娯楽
など良いものではあっても、これらは人生の中心であなたを支えることはできないの
です。決して揺るがない「神」があなたの人生の中心である必要があります。神が中
心におられないとき、あなたは心配するようになり、「神がすべてを治めているとい
う感覚が現実のものをなる時、あなたがたの心は落ち着きを取り戻す」と聖書は言っ
ています。

私が身につけるべき品性は何か:これは弟子訓練に関わる質問です。神様は、あな
たが何をしているかよりも、あなたがどうあるのかに興味をお持ちですので、自分が
身につけたい品性を明確にしましょう。御霊の実(ガラテヤ5:22-23)や、キリスト
の幸福の教え(マタイ5:3-10)を参考にして考えてみましょう。「人格の鍛錬と教
える働きの両方にしっかり取り組みなさい」と聖書が言っているように、品性を磨く
という一生の大仕事に取り組みはじめましょう。

私に貢献できることは何か:これは奉仕に関わる質問です。あなたのSHAPE(第四の
目的を参照のこと)を活かせる場所が教会にはありますか?主イエスでさえ、すべて
の人の必要を満たそうとはしませんでした。自分の形を用いて誰を最もよく助けるこ
とができるかと自分に尋ねてみてください。あなたが任命されたのは、永遠に残る実
を結ぶためなのです。

私が福音を伝える人々は誰か:これはあなたの使命に関する質問です。あなたがこ
の世に対して分かち合うようにと教えておられる人生の教訓、信仰的情熱、特定の人々
をこの声明文に加えてください。もし親であるのなら、子供たちをキリストのもとに
導き、人生の目的を理解できるよう助け、使命のために送り出すことがこの使命の一
部となるでしょう。あなたの生き方は、あなたが口で語るメッセージと一致している
でしょうか?未信者の多くは聖書の信頼性よりも、クリスチャンが信用できるかどう
かを知りたがっているのです。

私が交わりを持つべき人々は誰か:これは交わりに関する質問です。あなたは神の
家族の一員としての役割を果たすために、どこの教会に加わるつもりですか。キリス
トは教会を愛し、そのために自分の命を与えられたように、この神の教会に対する愛
情とその表現方法をこの声明文に加えましょう。

これらの質問について考えている間に浮かんできた聖書箇所も加え、あせらずに、
何週間、何ヶ月もかけて自分のイメージどおりの目的声明文を完成させましょう。詳
細な人生の目的声明文のほかに、覚えやすく、やる気の出るような表現を用いてそれ
らをスローガンのような短い文章にまとめることも有益です。人生の目的を再確認し、
軌道修正ができるからです。

人生の目的は、あなたの仕事、結婚相手、住むべき場所、学校などの神のみこころ
を示すものではありません。複数の可能性がある場合、すべてが神のみこころという
こともありえるのです。どこに住もうとも、どこで働こうとも、誰と結婚しようとも、
最も大切なことは神の永遠の目的に生きることなのです。聖書は「人はその心に多く
の計画を持つ。しかし、主の目的だけが成る」と教えていますので、自分の計画では
なく、神があなたの人生に持っておられる目的に注目しましょう。その時代にあって
神の目的に仕えたダビデのように、あなたもこの時代において時にかなった方法で、
時間を超越した永遠の事項(神の目的)のために生きるのです。「主はこの全世界を
見渡して、その心が全く主にささげられている人に力を与えてくださる」というよう
に、神は今もなお、用いることのできる人を探しておられます。いつかこの世界の歴
史の幕が閉じられるでしょうが、私たちは永遠に生き続けるのです。神の目的を達成
していくことが困難に思え、投げ出したくなるときにも、神が永遠において用意して
おられる報いを思い出してみてください。それらは「すべてをはるかにしのぐ永遠の
栄光を私達にもたらすものなのです」から!全世界から集められた神の家族がキリス
トに心からの感謝と賛美をささげ、神の御前で自分の人生を振り返りながら、神の王
座の前でこう感嘆の声をあげるでしょう。「尊い主。私達の神様。あなたは栄光と誉
れと力を受けるにふさわしい方です。あなたは万物を創造されました。あなたが望ま
れたので万物は造られ、存在しているのです。」

あなたも今日から、神の目的に生きる人生を始めることができるのです。そして、
私たちは永遠に、すべてをその御計画のままに導かれる神をほめたたえ、その神の目
的のために生きることになるのです!

今日のポイント:目的に生きることこそ、命に溢れて生きる唯一の道です。

考えてみましょう:人生における最も重要な5つの質問に対する答えを書くために、
いつ時間をとったらよいでしょうか。いつ、その作業に取り掛かることができますか?


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