2007年11月9日金曜日

【40days@2007】Day32 - 神から与えられているものを用いる

「あなたは、承認を受けた者として、また恥じることのない働き人として、そして真
理の御言葉を正しく取り次ぐ者として、最善を尽くして自分自身を神にささげなさい。

(第二テモテ 2:15、NIV)

自分に与えられたものを最大限に利用し、自分に合ったやり方で神に仕えていく時、
あなたは最高のものを主に捧げているのです。持っていない能力を欲しがり、自分に
合わないやり方で神に仕えようとしても、時間と才能とエネルギーの無駄になるだけ
です。ですから、「よく考えずに行動するのではなく、主があなたがたに望んでおら
れることを見極め、その通りに実行しなさい」と聖書は教えています。それには、ま
ず、自分の形を見極めることが大切です。時間をじっくり取って、自分の得意・不得
意を正直な気持ちで考えることで、自分の賜物と能力を評価することができます。あ
なたの人生の中で、人から評価された働きにはどのようなものがありましたか?しか
し自分の賜物や能力を発見するための最善の方法は、いろいろな奉仕を実際にやって
みることです。子供のミニストリー、企画すること、賛美すること、など様々な奉仕
を試していく中で、自分に何が向いているのかが明確になっていくのです。また、自
分でも気づいていない隠れた能力や賜物に気づくこともあります。例えうまくいかな
かったとしても失敗ではありません。それも経験なのです。経験を重ねることで、最
終的に自分は何が得意なのか分かるようになるのです。また、興味や個性をも考慮し
てください。あなたを良く知っている人たちからのアドバイスは大きな助けになりま
す。自分は何をしているときが一番楽しいか?自分は内向的か?外交的か?・・・な
どの質問をしてみるのです。

最後に、自分の人生を振り返り、痛み、失敗、困難などの経験を通して自分がどのよ
うに整えられてきたかを考えてみましょう。そこから、教訓を引き出すのです。まと
まった時間を作り、心を静めて、人生の大きな節目に神様がどのように働いてくださっ
たかを思い出し、それらの教訓を神様がどのように用いようとなさっているかを考え
るのです。あなたの形は、神がご自分の目的のために主権をもって決定されたもので
す。ですから、「どうして私をこのような形に造ったのですか」と文句を言うのでは
なく、自分のありのままの姿を感謝して受け入れ喜ぶことが大切です。ありのままの
自分を受け入れるということは、自分は何でもできるスーパーマンではなく、限界が
あるということを認めることでもあります。パウロは、クリスチャンの目標は、すべ
ての人を喜ばせることではなく、自分の「境界」にとどまることだと言っています。
自分の「境界」、つまり、神があなたの形に従って与えた分野や領域にとどまって、
自分のレースを走り通すのです。神様は、あなたにありのままの自分を満喫してほし
いと願っておられます。しかし、悪魔はあなたからその喜びを奪うために幾つかの方
法を用います。一つ目は、人と比較させようという誘惑です。比較することで、劣等
感と優越感に悩まされることは「愚かなこと」だと聖書ははっきりと述べています。
二つ目は、人の期待に応えさせようという誘惑です。人から中傷や批判を受けること
があるかもしれませんし、彼らなりの見解を押し付けてくるかもしれません。しかし、
それは無視して、神の推賞だけを求めて、自分の働きに取り組むのです。「もし私の
人生が実を結ばないのであれば、誰が私を賞賛しようと関係ない。もし私の人生が実
を結ぶのであれば、誰が私を批判しようと問題ではない(ジョン・バンヤン)」ので
す。

与えられた賜物や能力も、使わないでいるといつか失ってしまいます。私たちは、
与えられた賜物や能力に磨きをかけ、情熱を持って品性と個性を育み、経験を積むこ
とによって、ありのままの自分形を育むことができます。天国において、私たちは自
分の形をもって永遠に神に仕えるようになります。今は、その永遠の奉仕に備えるた
めに準備期間です。あなたは、この世の金メダルのためではなく、永遠に色あせない
金メダルのために、自分を訓練し、能力に磨きをかけるのです。永遠の責任と報いの
ために、今準備を整えている最中なのです。

今日のポイント:神は、私の最高のものを受けるに価するお方です。

考えてみましょう:神が私に与えてくださったものを、最大限に活用していくにはど
うしたらいいでしょうか?


http://40days2007.blogspot.com/
Copyright(C)2007 seishokirisuto.com All rights reserved.