2007年11月17日土曜日

【40days@2007】Day40 - 目的をもって生きる

「ダビデは、その時代にあって神の目的に仕えた」(使徒の働き 13:36、NASB)

あなたは、ただ存在するだけでなく、命に溢れて生きるようにと神に造られました。
自分は誰なのか、私には価値があるのか、私は必要とされているのか、という3つの
基本的な人生の問題に直面しますが、その答えはすべて人生の5つの目的にみいださ
れます。あなたの人生に対する神の目的を知るだけでなく、その目的に生きるときに、
あなたは祝福を受けます。神の目的は、あなたの人生の本質に関わるものであり、わ
き道にそれずに実行していくためにも、パーパスステートメント(目的声明文)を作
成することをお勧めします。

パーパスステートメントとは、一時的な目標をリストアップすることではありませ
ん。神があなたにお与えになった永遠に残る目的を要約し、その意気込みを示す声明
文なのです。あなたの目的を書き出すことで、自分の人生の道筋を振り返り、自分の
時間・人生・お金を賢く使って何をするか・しないかを確かめることができるのです。
パーパスステートメントはまた、あなたの価値観を明らかにし、自分にとっての「成
功」を定義する声明文でもあります。この世の価値観ではなく、「本当に大切なもの
を見分ける」ことができるのです。変わらない目的のために生きる人生のどの段階に
あり、どのような役割を果たすべきかを明確にすることもできます。また、どのよう
な形で神に仕えるかをパーパスステートメントに反映させましょう。では、実際に次
の5つの質問に答えながら自分の声明文を作ってみましょう。一度に書き上げようと
したり、一回で完璧なものに仕上げようと張り切り過ぎないように注意してください。

私の人生の中心にあるものは何か:これは礼拝に関わる質問です。あなたは何を中
心にして人生を築いていくつもりですか?仕事、家庭、スポーツ、趣味、お金、娯楽
など良いものではあっても、これらは人生の中心であなたを支えることはできないの
です。決して揺るがない「神」があなたの人生の中心である必要があります。神が中
心におられないとき、あなたは心配するようになり、「神がすべてを治めているとい
う感覚が現実のものをなる時、あなたがたの心は落ち着きを取り戻す」と聖書は言っ
ています。

私が身につけるべき品性は何か:これは弟子訓練に関わる質問です。神様は、あな
たが何をしているかよりも、あなたがどうあるのかに興味をお持ちですので、自分が
身につけたい品性を明確にしましょう。御霊の実(ガラテヤ5:22-23)や、キリスト
の幸福の教え(マタイ5:3-10)を参考にして考えてみましょう。「人格の鍛錬と教
える働きの両方にしっかり取り組みなさい」と聖書が言っているように、品性を磨く
という一生の大仕事に取り組みはじめましょう。

私に貢献できることは何か:これは奉仕に関わる質問です。あなたのSHAPE(第四の
目的を参照のこと)を活かせる場所が教会にはありますか?主イエスでさえ、すべて
の人の必要を満たそうとはしませんでした。自分の形を用いて誰を最もよく助けるこ
とができるかと自分に尋ねてみてください。あなたが任命されたのは、永遠に残る実
を結ぶためなのです。

私が福音を伝える人々は誰か:これはあなたの使命に関する質問です。あなたがこ
の世に対して分かち合うようにと教えておられる人生の教訓、信仰的情熱、特定の人々
をこの声明文に加えてください。もし親であるのなら、子供たちをキリストのもとに
導き、人生の目的を理解できるよう助け、使命のために送り出すことがこの使命の一
部となるでしょう。あなたの生き方は、あなたが口で語るメッセージと一致している
でしょうか?未信者の多くは聖書の信頼性よりも、クリスチャンが信用できるかどう
かを知りたがっているのです。

私が交わりを持つべき人々は誰か:これは交わりに関する質問です。あなたは神の
家族の一員としての役割を果たすために、どこの教会に加わるつもりですか。キリス
トは教会を愛し、そのために自分の命を与えられたように、この神の教会に対する愛
情とその表現方法をこの声明文に加えましょう。

これらの質問について考えている間に浮かんできた聖書箇所も加え、あせらずに、
何週間、何ヶ月もかけて自分のイメージどおりの目的声明文を完成させましょう。詳
細な人生の目的声明文のほかに、覚えやすく、やる気の出るような表現を用いてそれ
らをスローガンのような短い文章にまとめることも有益です。人生の目的を再確認し、
軌道修正ができるからです。

人生の目的は、あなたの仕事、結婚相手、住むべき場所、学校などの神のみこころ
を示すものではありません。複数の可能性がある場合、すべてが神のみこころという
こともありえるのです。どこに住もうとも、どこで働こうとも、誰と結婚しようとも、
最も大切なことは神の永遠の目的に生きることなのです。聖書は「人はその心に多く
の計画を持つ。しかし、主の目的だけが成る」と教えていますので、自分の計画では
なく、神があなたの人生に持っておられる目的に注目しましょう。その時代にあって
神の目的に仕えたダビデのように、あなたもこの時代において時にかなった方法で、
時間を超越した永遠の事項(神の目的)のために生きるのです。「主はこの全世界を
見渡して、その心が全く主にささげられている人に力を与えてくださる」というよう
に、神は今もなお、用いることのできる人を探しておられます。いつかこの世界の歴
史の幕が閉じられるでしょうが、私たちは永遠に生き続けるのです。神の目的を達成
していくことが困難に思え、投げ出したくなるときにも、神が永遠において用意して
おられる報いを思い出してみてください。それらは「すべてをはるかにしのぐ永遠の
栄光を私達にもたらすものなのです」から!全世界から集められた神の家族がキリス
トに心からの感謝と賛美をささげ、神の御前で自分の人生を振り返りながら、神の王
座の前でこう感嘆の声をあげるでしょう。「尊い主。私達の神様。あなたは栄光と誉
れと力を受けるにふさわしい方です。あなたは万物を創造されました。あなたが望ま
れたので万物は造られ、存在しているのです。」

あなたも今日から、神の目的に生きる人生を始めることができるのです。そして、
私たちは永遠に、すべてをその御計画のままに導かれる神をほめたたえ、その神の目
的のために生きることになるのです!

今日のポイント:目的に生きることこそ、命に溢れて生きる唯一の道です。

考えてみましょう:人生における最も重要な5つの質問に対する答えを書くために、
いつ時間をとったらよいでしょうか。いつ、その作業に取り掛かることができますか?


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2007年11月16日金曜日

【40days@2007】Day39 - 人生のバランスを保つ

「人生の意味を知らない者のようにではなく、むしろそれを知っている者として、
しっかりと責任感をもっていきなさい。」(エペソ5:15、Ph)

長生きの秘訣を聞かれたら、あなたはどう答えるでしょう?人生は、5種目(射撃、
フェンシング、乗馬、ランニング、水泳)からなる近代5種という競技に備える選手
と似ています。つまり、バランスを保つことが勝敗を決めるのです。では、人生の5
種目とは何でしょう?それは、イエスが教えられた「最も大切な戒め」と「大宣教命
令」の御言葉の中に要約されている5つの目的なのです。つまり、1)心を尽くして
神を愛すること(礼拝)、2)隣人を、自分と同じように愛する(奉仕)、3)出て
行って弟子を作る(伝道)、4)バプテスマを授ける(交わり)、5)すべてのこと
を守るよう教える(弟子訓練)の5つの目的に献身することで、成長したクリスチャ
ンとなれるのです。これらをバランスよく実行し、コースから外れることなく走り続
けてくために身につけたい4つの習慣を今日はご紹介します。

霊的パートナー・スモールグループでの話し合い:「鉄が鉄によって磨がれるよう
に、人もお互いを通して磨かれていく」というように、スモールグループでの話し合
いを通して、自分の考えが明確になり、確信が深められます。学んだことを実行して
いくにはどうしたよいかのアドバイスを受けたり、ほかの人のフィードバックや証し
を聞くこともできます。互いに祈りあい、励ましあい、支えあうことで共に成長する
ことができるのです。グループだけでなく、個人的に聖書を学ぶこともお勧めします。
このデボーションで学んだ聖句を、今度は実際に聖書を開いて文脈の中で学んでみま
せんか。(詳しくは、「人生を導く5つの目的」の第39章にて)

霊的自己定期健診:「信仰に固く立っているかどうか、自分自身を吟味しなさい」
と、神は何度も自分の霊的健康をテストするよう命じています。人間ドックと同じよ
うに、霊的健康のためにも、礼拝、交わり、弟子訓練、奉仕、伝道という5つの分野
を定期的にチェックする必要があります。小さな軌道修正が、人生の健康と成長のバ
ランスを保つ上でどれほど役に立つかを知ってきっとおどろかれることでしょう。

成長を日記に書き留める:毎日の出来事を記録する日記ではなく、人生の教訓を記
録しておく霊的日記をつけることは神の目的が達成されるための最善の強化策です。
書くことで、神が自分の人生の中でなさっておられることが明確になるのです。モー
セがイスラエルの霊的旅路を記録しておいたように、あなたの「目的に導かれた霊的
旅路」の各段階を記録しておきましょう。良いことだけではなく、失望、疑い、痛み、
涙さえも記録します。問題の背後にも神の目的があり、神はあなたの涙さえも記録し
ておられるのですから。

学んだことを伝えていく:「人を祝福する者は豊かな祝福をうけ、人を助ける者は
自分も助けられる」 というように、自分が教えられたことを伝えていくことで、神
はさらに深い洞察を与えてくださいます。このデボーションを通して学ばれたことを、
今度は人を助けるために役立ててみませんか。人生の目的を伝えていくことはあなた
に与えられた最大の特権の一つであり、世界に違いをもたらすのですから!

なぜ、私たちは人生の目的を知り、生きるようにと召されたのでしょうか?それは、
私たちを通して同じ恵みが他の人たちにも伝えられるためです。神は、私たちが、人々
にキリストを紹介し、交わりに迎え、彼らの成長を助け、自分の働きの場を見出せる
ように支援し、彼らをほかの人に仕える者として送り出していくことを願っておられ
るのです。あなたが、どこにいようと、どんな状況に置かれていようと、何歳であろ
うと、どんなに無力に思えても、残された生涯を最高の人生にすることは可能です。
今日から、目的に導かれた人生を生きはじめることができるのです!

今日のポイント:バランスを保つ者は幸いです。

考えてみましょう:人生の5つの目的を自分のものとし、バランスを保っていくため
に、今日学んだ4つの活動の内、何から始めることができるでしょうか?


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2007年11月15日木曜日

【40days@2007】Day38 - ワールドクラス・クリスチャンになる

「人を救うあなたの力と、全人類に対するあなたの永遠の御計画の知らせと共に、私
たちを全世界に送り出してください。」(詩篇 67:2,LB)

ワールドクラス(世界で通用する)クリスチャンと、ワールドリー(世の中に埋も
れる)クリスチャン、どちらになるかの選択肢はあなたに与えられています。世的な
クリスチャンは、自分の満足を得るために神を見上げ、自分の目的のために神を利用
します。しかし、ワールドクラス・クリスチャンは、自分に与えられた任務とその特
権に心を躍らせ、神様が自分を通して働かれることを期待しながら生活しています。
いつの日か天国において「あらゆる人種、種族、部族、国家、そして言語」から集まっ
てきた群衆とともに、神様を礼拝する日の前味を味わうという特権が、ワールドクラ
ス・クリスチャンには与えられています。今日、インターネットや電話、ファックス、
交通手段の多様化によって世界の人々に福音を伝える物理的弊害は軽減されましたが、
一番の障害は私達の考えかたにあります。ワールドクラス・クリスチャンを目指すあ
なたは、自分の見方と態度を変える必要があるのです。ワールドクラス・クリスチャ
ンの考え方をみていきましょう。

他者中心の考え方:神は、「自分のことばかり考えないで、他の人のことにも関心
をもちなさい」と命じておられます。私たちは生まれながらに自己中心的であり、マ
スメディアは私達が自己中心的に生きるよう仕向けてきます。しかし、神様はそんな
中でも聖霊様を通して私達を助けてくださいます。未信者と話すときには、「神様、
何がこの人をあなたから遠ざけているのか、私が理解できるようにしてください」と
祈り、その人がキリストを知ることができるようにあらゆる手を尽くすことを目標と
するのはどうでしょうか?

世界規模の考え方:世界規模に考えるための第一歩は、特定の国のために祈り始め
ることです。「わたしに求めるなら、わたしはあなたにその国々を与えよう。」と聖
書は約束しています。危険なミサイルではなく、神の愛と福音を拒絶する人たちの心
に祈りのミサイルを撃ち込むことができるのです。福音が速やかに広がるように、多
くの働き手が与えられるように、宣教師とその働きのために祈り始めましょう。また、
「大宣教命令の視点」からニュースを読み解くこともできます。変革や紛争によって、
緊張の下におかれたり、移行期にあるとき、人々は最も神に心を開きやすいのです。
しかし、世界規模の視点を得るための最善の方法は、外国への短期宣教プロジェクト
に参加することです。実際に身をもって経験することが一番なのです。地域、自国、
他の文化圏、他の国々の4つのすべての領域で宣教に加わるように召されているので
す。宣教プロジェクトに参加することで、信仰は成長し、思いやりは深まり、人生の
転換点となるでしょう。

永遠の視点で考える:私たちはどれだけのエネルギーを、一年後にも変わらぬ重要
性をもっているものに費やしているでしょうか。あなたが宣教を進めていく上で、妨
げとなっているものは何でしょうか?それを手放し、永遠の意味のあるものと取り替
えてみませんか?この地上での宝(お金、名誉など)は次の世にもっていけませんが、
人々を天国に導くことに投資することで、前もって天に宝を蓄えることができます。

独創的な方法を考える:「日本語しか話せない」、「これといって能力がない」、
「まだ若い・年寄りだ」などと、いろんな言い訳があるでしょう。しかし、神様はあ
なたの独自性・状態を考慮して、福音を全世界に広めるために一人ひとりを用いたい
と願っておられます。福音の扉が開かれているにもかかわらず、宣教師の数は圧倒的
に不足しています。世界には60億人以上の人々が生きており、主イエスは、滅びに向
かっている一人一人に命がけの愛をもって救いに導こうとされています。「私と福音
のために自分の命を惜しまない者だけが、生きることの本当の意味を知るのです」と
いわれたイエスが与えられた使命を果たしていくとき、あなたは意義のある人生を存
分に味わうことができるのです。

今日のポイント:大宣教命令は私に与えられた命令です。

考えてみましょう:短期宣教プロジェクトに参加するために、今からどんな準備がで
きるでしょうか?

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2007年11月14日水曜日

【40days@2007】Day37 - 自分のライフメッセージをわかちあう

「あなたがたが抱いている希望について説明を求める人に対しては、いつでも答える
ことができるように準備をしておきなさい。ただし、穏やかに、相手に敬意を払いな
がら、答えなければなりません。」(第一ペテロ 3:15-16,TEV)

神様はあなたに、人に分かち合うべきライフ・メッセージ(人生の物語)をお与えに
なりました。クリスチャンであるあなたは、「自分のうちに神の証しを持っている」
神のメッセンジャーなのです。あなたのライフメッセージには、次の4つのポイント
が含まれます。

救いの証し:これは、キリストを受け入れたことによって自分の人生がどのように変
わったかについての話です。あなたは、主の「証人」であり、「弁護士」ではありま
せん。ただ単純に、神がキリストを通してあなたにしてくださったことを分かち合え
ばいいのです。あなたに独自の体験談は、本当のところ、牧師の説教よりも人々の信
用を得ることができるのです。又、個人的な体験談は、相手が自分の人生と重ね合わ
せやすいため、証しを通してイエス・キリストを人々の心に届ける架け橋を築くこと
ができます。ですから、キリストに出会う前の自分の人生、キリストの必要に気づい
た過程、どのようにキリストに自分をゆだねたか、キリストは自分の人生をどのよう
に変えてくださったか、以上の4点を参考にして自分の証しを準備しましょう。

人生の教訓:これは、神について、人間関係について、問題について、誘惑について、
経験を通して神様が教えてくださった教訓であり洞察です。何もかも自分で経験して
学ぶには人生は短すぎるため、「経験豊かな人が聞く耳のある人に与える忠告は、純
金で作られた宝石よりも価値がある」と聖書が言うように、他の人の経験から人生の
教訓を学ぶ人は賢明です。ぜひ、自分の人生の教訓リストを作ってみましょう。失敗、
経済的行き詰まり、落胆、待たされた経験、病気、失望、家族、教会、人間関係、批
判などを通して神が教えてくれたことや、学んだことは何ですか?

信仰的情熱:あなたが成長して神に近づいていくにつれて、神は自分が心から大切に
しておられるものに対して持っておられる情熱をあなたにもお与えになります。ある
人には、自分が個人的に経験した問題(虐待、死壁、落胆、病気、など)に対して神
の代弁者となるための神聖な情熱をお与えになります。またある人には、自分で自分
を弁護することの出来ない人(胎児、貧しい人、囚人、恵まれない人)の代弁者とな
るための情熱を与えることもあります。いずれにせよ、神は情熱を持った人々を用い
て神の国の働きを進められます。それぞれに異なった情熱が与えられているのは、あ
らゆる分野で神の働きが前進していくためなのです。あなたが求めるとき、クリスチャ
ンの証しを必要としている人々に対する情熱を主は与えてくださいます。

福音:福音とは、私達が主イエスのしてくださったことを信じ受け入れるとき、神が
恵みによって私達の罪を赦し、生きる目的を与えてくださり、天において永遠の住ま
いを用意してくださるという約束なのです。福音を伝える術はたくさんありますが、
最も大切なことは、滅びに向かっている人々に対して神が抱いておられるような愛を
学ぶことです。「キリストの愛が私たちに迫っているからです。私達は一人の人がす
べての人のために死なれたことを確信しています」と聖書が言ってるように、私達は
神と心を一つにして、まだ神を信じていない人々に心を向ける必要があります。福音
を伝えることを恐れ、その情熱が湧かないのであれば、その人に対する神の愛であな
たの心が満たされるよう祈ってください。友人や知人を天国に導くためにあなたが喜
んでできることは何でしょうか?教会に誘うこと、この本(デボーション)を差し上
げること、食事に誘うこと、祈り続けることなど、様々なことを通して「今置かれて
いる場所」で宣教を始められるのです。あなたの人生の目的のうち、この5番目の目
的は、この地上でしか果たすことのできないものです。あなたが自分のライフメッセー
ジを分かち合い、与えられた使命を果たしていく時間はもうわずかしか残されていな
いのです。

今日のポイント:神は、私を通してこの世界に何かを語りたいと願っておられます。

考えてみよう:自分の人生を振り返るとき、神は誰にその話を分かち合うことを望ん
でいるのでしょうか?

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2007年11月13日火曜日

【40days@2007】Day36 - 使命のために造られた

「出て行って、すべての国の人々を弟子としなさい。そして、父と子と聖霊の御名に
よって彼らにバプテスマを授けなさい。また、私があなたがたに命じておいたすべて
の戒めに従うように教えなさい。確かに、わたしはこの世が終わるまでいつもあなた
がたと共にいます。」
(マタイ 28:19-20、NIV)

あなたには、教会に対する働き(ミニストリー)と共に、この世界に対する使命(
ミッション)が与えられています。主イエスは目的に導かれた生き方を貫き通し、十
字架の死によって使命を完了させられました。今もこの世界に神は生きておられ、主
イエスが始められた働きにあなたにも加わってほしいと呼んでおられます。神が召し
ておられるあなたの使命が、どれほど重要であるのかを今日は学んでみましょう。

主イエスの使命の継続であるから:イエス・キリストのもとに呼ばれたあなたは、
同時にイエスのために「でていく」ようにと召されています。イエスの大宣教命令(
上記のマタイ28:19-20)は、牧師や宣教師にだけ与えられているものではなく、クリ
スチャン全てに与えられている命令であり、あなたの果たすべき使命なのです。自分
の周りにいるまだ神を知らない人にとってあなたは唯一のクリスチャンであるかもし
れません。あなたは彼らに神様のことを伝える責任を負っているのです。

すばらしい特権であるから:あなたは、神の「同労者」であり、「神と共に働く」
働き人としての特権が与えられています。「私たちはキリストの代弁者であり、今、
キリストご自身に代わって語ります」と聖書にあるように、あなたは世界に対する神
の代理人としての特権があります。神に用いていただくということは、重大な責任を
伴うことであると同時に非常に名誉なことでもあります。

人のためにできる最上のことであるから:神の赦しと目的と永遠の命に至る道を隠
しておくことは、あなたの隣の家の人がガンで苦しんでいるときに、その特効薬につ
いて知っているにも関わらず、その情報を隠しておくことのように残酷な行為であり
ます。どれほど人生がうまくいっているように見える人でも、キリスト無しでは目的
がなく、永遠の滅びに向かっているということを、クリスチャンはどれほど理解して
いるでしょうか。

永遠の意義があるから:福音を伝えるという使命は永遠に関わる働きですが、この
世の仕事は一時的なものです。人をキリストのもとに導けるのは、この限られた一生
の間でしかできないことであり、人の永遠の運命に影響を与える働きなのですから、
私たちは使命に対しての緊迫感を持って取り組む必要があります。神様はあなたが誰
であろうと、どこにいようともこのグッドニュースを伝えることを願っておられるの
です。

人生に意味を与えるから:永遠に残る「神の国」のために仕事をすることこそ、人
生の最も有効な使い方なのです。パウロは「主イエスから任されている働きのために
人生を使うのでなければ、私の人生には全く価値がない」と語っています。福音を伝
えるよう自分に任されている人々・領域はどこでしょうか?今日から「神様、私がキ
リストを伝えるようにとあなたが備えておられる人はだれですか」と祈ってみてくだ
さい。

この世の終わりと結びついているから:イエスは、「神の国の福音は、世界中すべ
ての国々に宣べ伝えられます。それから終わりが来るのです」といわれました。イエ
スは、この世の終わりの日について詳しく述べることはありませんでしたが、弟子た
ちが与えられている使命に集中し、それに全力を注ぐようにと願われました。使命に
真剣になるあなたに悪魔はあらゆる攻撃をし、自分の信仰を分かち合うことではなく
他のことに一生懸命になるよう働きかけることでしょう。しかし、聖書は「もしあな
たが神のために生き、神の国をまず第一に考えるのなら、神は毎日の必要をすべて満
たしてくださる」と約束されました。神は四六時中、その失われた子供たちを捜し求
めて働いておられます。その神の心を共有し「イエス様のためにもう一人を!」と願っ
て生きるとき、神の御前にてあなたは「私は自分の使命を全うした」ということがで
きるでしょう。

今日のポイント:私は使命のために造られました。

考えてみましょう:他の人に福音を伝えることの妨げとなっているものは何でしょう
か?


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2007年11月12日月曜日

【40days@2007】Day35 - あなたの弱さの中に働く神の力

「わたしの恵みはあなたに十分に注がれている。というのは、わたしの力は弱さの中
で完全に働くからである」(第二コリント 12:9a、NIV)

私たちが、肉体的、精神的、知的、経済的、霊的弱さを覚えるとき、どのように対
処しているでしょうか?自己弁護したり、言い訳をしたり、隠そうとしたり、憤るこ
とがしばしばです。しかし、今日知っていただきたいのは、「神様は好んで弱い人々
をお用いになる」というグッド・ニュースです。「強い人々を辱めるために、この世
の弱い人々を・・・意図的に選ばれた」神様は、あなたの弱さを通して働かれようと
されているのです。神様は、自分の弱さを知り、その弱さを認める人と親しくされ、
祝福されます。弱さというのは、罪でも悪でもなく、また食べすぎや短気のように自
分で変えることのできる欠点とも異なります。それは、あなたが遺伝的に受け継いで
しまったものや、自分の力では変えることのできないものを指します。生まれつきの
虚弱体質や、肉体的ハンディキャップであるかもしれませんし、精神的外傷、痛まし
い記憶、変わった習性、あるいは遺伝的性癖などの情緒的制約、あるいは、才能や知
能における制約であるかもしれません。しかし、神様はあなたの限界によって制限さ
れる方ではありません。もし、神が完全な人しかお用いにならないのであれば、神の
働きは全く前進しないのです。私たちは「土の器」にしかすぎませんが、この中に神
様の偉大な力という「宝物」をいれているのです。あなたが壊れやすい自分を差し出
すとき、神様は喜んで用いてくださいます。

弱さを認める:私たちができる2つの重要な告白を聖書は教えています。一つ目は、
主イエスキリストに対する信仰の告白です。二つ目は、自分は単なる人間にすぎない
という真理の告白です。自分の限界を認め、不完全さと正直に向き合いましょう。

弱さを受け入れる:弱さを認めるだけでなく、パウロは「私は自分の弱さを喜んで
誇ります。それは、キリストの力が私を通して現されるためです。」といいました。
なぜ自分の弱さを受け入れ、満足するのでしょうか?それは、弱さのゆえに神様によ
り頼むようになるからです。弱さはまた、私達を謙遜にさせ、先走って神のみこころ
から逸れていくことがないようにさせます。また、弱さがあることで、信者同士の交
わりが深まり、そして何よりも、人に対する思いやりが深まり、ミニストリーの能力
を高めます。本当のところ、人生最大のメッセージや最も効果的なミニストリーは、
あなたの最も深い傷から生まれてきます。あなたには最も恥ずかしく思っていること、
人に分かち合うことができないことはありますか?期待してください!神様はそれら
をほかの人を癒すために用いられるのですから。「地上で最も謙遜な人」と呼ばれた
のは、短気で、殺人を犯したモーセでした。「愛の使徒」とよばれたヨハネは、かつ
て傲慢な「雷の子」とよばれていたのです。このように、神様は、弱さを強さに変え
る特技を持っておられ、あなたの最も弱い部分をも造り変えたいと願っておられるの
です。

弱さを正直に分かち合う:神様は、「謙遜な者に恵みを施される」方だと聞いたこ
とがあるかもしれません。この謙遜とは、正直に自分の弱さを認めるということです。
あなたが自己防衛をやめ、仮面を脱ぎ捨て、自分の葛藤を人に分かち合うようになる
につれ、神はあなたに恵みを与えてくださるのです。無防備な人ほど皆に慕われるも
のです。弱さにも拘わらず、あなたが神に用いられているのを見れば、人々は励まさ
れて「神様は私のような者でも用いてくださるかもしれない」と考えるようになるの
です。あなたの人生のゴールは、人々に良い印象を与えることでしょうか?それとも
人々に良い影響を与えることでしょうか?人の信頼を勝ち得るための最も大切な資質
は、完全であることではなく、真実であることなのです。

悪魔があなたの弱さを指摘したときには、それを否定し対抗しようとするのではな
く、謙虚にそのことを認め、私達のあらゆる弱さを「理解しておられる」イエス様と、
「私たちが弱いときに助けてくださる」聖霊に対して心からの賛美をささげましょう。
それを通して働かれる主に期待し、豊かに用いていただきましょう。

今日のポイント:私が自分の弱さを認めるとき、神は最もよく働いてくださいます。

考えてみましょう:私に働かれる神の力を制限しないよう、正直に弱さを認める必要
のあることは何でしょう?


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2007年11月11日日曜日

【40days@2007】Day34 - しもべのように考える

「あなたがたの心の態度は、キリスト・イエスと同じでなければなりません。」
(ピリピ 2:5、NIV)

仕えるには、あなたの考え方の転換と態度の変換が求められます。外側の行い以上に、
神様は私たちが「なぜ」それをするのかに関心をもっておられます。今日は、真のし
もべの心の態度を見てみましょう。

他人優先:しもべは、実に謙遜です。自分を軽んじているのではありません。「自分
のことなど忘れてしまうぐらいに、人助けに精を出している」ので自己忘却的なので
す。主イエスが、「御自身を無にして、しもべの姿をとられた」とは、正にこの態度
を表しています。しかし私たちはしばしば、奉仕を通して人からの好意や承認、自己
満足を求めます。また、人から利用され、しもべ扱いされた時には、腹を立てるので
す。根本的な問題は、私達の自己中心的な性質にあります。自分のために神を利用す
るのではなく、神の目的のために自分を使っていただこうとするときに、人の必要を
優先することができるようになっていくのです。

管理者のように考える:すべての所有者は神であり、自分は管理者であることをわき
まえているのがしもべの態度です。神様から信頼されて任せられているものをあなた
はどのように扱っているでしょうか?イエスは特に、「神とお金の両方に仕えること
はできない」と言われました。どんな仕事に就いていたとしても、神のしもべである
あなたは、「フルタイムの忠誠心」で神に仕える者です。主イエスを自分の主人とし
て第一にするなら、お金に振りまわされることはありません。富自体は罪ではありま
せんが、神のために使わないとき罪となります。神の国を立て上げるビジネスマンが、
出来る限りお金を稼ごうとするのは、与えるためであり、神の教会を財政的に支え、
世界宣教のためにその富を使うのです。

自分の働きに集中する:しもべにとっては、他人のミニストリーを中傷・批判してい
る暇はありません。自分の仕事に忙しく、また、皆が同じチームに属しているという
ことを心得ているからです。目的は、自分ではなく神の御名があがめられることにあ
ります。聖書は言っています。「私たちは・・・互いに比較することをしません。私
たちは皆かけがえのない存在なのです」他のしもべの評価をするのは、主お一人であ
り、私達の仕事ではないのです。イエスに最上の香油を注いだマリヤの美しい愛の行
為が「無駄遣い」と批判されたように、主イエスに倣って仕えようとする時、批判に
直面することでしょう。マリヤの行為を「立派なことだ」といわれた主イエスは、他
の人が何と言おうと、体を張ってあなたの奉仕を評価してくださいます。

自分のアイデンティティをキリストに見出す:しもべにとっての存在価値は、キリス
トの恵みによって自分が愛され受け入れられていることにあります。ですから、自分
の存在価値を認めさせようと躍起になったりせず、むしろ、「品位を落とす」ような
仕事でも喜んで引き受けることができるのです。主イエスは、自分が「神から出た者」
であると知っておられたので、自分のセルフイメージが揺るがされることなく、弟子
たちの足を洗うことができたのです。自分に自信のない人たちは、プライドと自負心
で自己防衛しようとし、人に認められようと必死になり、人の目に振り回されます。
しかし、キリストとの関係の中に自己価値を見出していくのなら、人の期待から自由
になり、本当の意味で人に仕えることができるようになるのです。大切なことは聖書
が言うように「主がお認めになるかどうか」なのです。主イエスに近づけば近づくほ
ど、あなたは自分を持ち上げる必要がなくなっていくのです。

ミニストリーは義務ではなく機会:しもべにとって、仕えることは喜びです。それは、
主が自分を愛し、主の恵みに感謝して仕えることが人生の最も有効な活用方法である
と知っているからです。そして、神が報いを約束してくださっていることも知ってい
ます。全世界のクリスチャンのたった10%でも、真のしもべとしての役割に目覚め
るのなら、どんなに世界が変わっていくでしょう。遅すぎることはありません。あな
たが何歳であろうと、もしあなたがしもべのように考え、行動し始めるのなら、神が
あなたを用いてくださるのです。

今日のポイント:しもべになるためには、しもべのように考えなければなりません。

考えてみましょう:人から仕えられることと、人に仕えることのどちらを、あなたは
通常考えているでしょうか?


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2007年11月10日土曜日

【40days@2007】Day33 - 真のしもべはどのように行動するのか

「もし、あなたがたが一杯の冷たい水を、わたしに従うこれらの最も小さな者たちの
一人に与えるなら、確かにあなたがたはその報いを受けるようになるのです。」(マ
タイ 10:42、NLT)

この世において、偉大な人とは、権力、所有物、地位、名声などといった社会的地
位で決まります。しかし、主イエスはその人がどれだけ仕えているかという観点から
人の偉大さを測るべきだと言われます。あなたは、自己中心的な生き方のためではな
く、仕えるという目的のために造られたのです。あなたの適性に基づいて主要なミニ
ストリーが与えられますが、神様はしばしば自分の形に向かない仕え方をさせること
で、私達のしもべとしての成熟度を試されます。今日は、神のしもべの行動の6つの
特徴を紹介しましょう。

いつでも仕える用意ができている:都合の良いときに仕えることは誰でもできます。
しかし、不都合なときであっても、必要なら行動を起こすのが真のしもべといえます。
兵士のように、しもべはいつもその任務のために待機しているのです。それは、自分
のスケジュールをコントロールする権利を放棄し、必要なら自分のスケジュールを変
更してくださってかまいませんと神の御前に認めることを意味します。あなたは、急
な用事が割り込むときにそれをミニストリーの機会としてとらえ、喜んで受け止める
ことができるでしょうか?

人々の必要に気を配る:聖書が「機会があればいつでも、すべての人に対して、特
に信仰の家族の人たちに対して善を行っていく必要があります」というように、しも
べはいつも人助けの機会を探し、すばやく行動を起こします。同じ教会の家族を手助
けすることは最優先事項なのです。一度しかない大切な奉仕の機会を逃さぬよう繊細
さと自発性を養いましょう。神のしもべと呼ばれたジョン・ウェスレーのモットーは
「あらゆる手段を用いて、あらゆる方法によって、あらゆる場所で、あらゆる時に、
あらゆる人に対して、自分にできる限りの、あらゆる善を行うこと」でした。小さな
仕事をまるで偉大な仕事をするように取り組む時、神は微笑まれます。

今もっているもので最善を尽くす:「うまくできないので、やめておこう」という
言い訳をしたことはありませんか?「状況が完全に整うのを待っていたら、何一つ成
し遂げることはできない」という聖書の教えは、神が完璧性よりも、あなたがいるそ
の場所で、与えられているものを用いて、できる範囲のことをするようにと期待して
いることを明らかにしています。神に用いられるために完全である必要はありません。

どのような務めにも等しく情熱を注ぐ:真のしもべにとって重要なことは、奉仕の
規模ではなく、その奉仕の必要性です。主イエスは、人が嫌がり、人目につかない卑
しい仕事を率先して心から行いました。人の足を洗い、子供たちの面倒を見、朝食を
用意し、病人に仕えました。イエスは、その偉大さのゆえに、一番下にまで下られま
した。偉大な働きをする機会というのは、しばしば小さな仕事を装って訪れるもので
す。喜んで、「普通に必要に応え、仕える」ことで、あなたのしもべとしての品性が
育っていくのです。

自分のミニストリーに忠実である:しもべは、与えられた務めを全うし、責任を果
たし、約束を守ります。投げ出したくなるときにも、落胆しそうになっても、あきら
めません。アブラハム、サムエル、テモテ、パウロなどの信仰の先輩は皆、このよう
に信頼のおける、頼りになる神のしもべでした。与えられた務めに忠実になるとき、
あなたはいつの日か「よくやった。良い忠実な僕だ」という、神様からの誉め言葉を
聞くことでしょう。

いつも縁の下の力持ちである:「謙遜を身につけ」ているしもべは、自分の働きが
人に認められるようになっても、出世しようとしたり、自分に注目を集めようとはし
ません。それらを謙虚に受け止め、ただ一人の聴衆である神のために生きるのです。
あなたは今、人目につかない仕事を、誰からも感謝されることもなくしているかもし
れません。しかし、神様がある目的のために、あなたを今いるところにおかれている
ことを覚えておいてください。天国においては、この地上で誰にも知られずに使えて
きたしもべたちが、神様からの豊かな報いを受けていることでしょう。どうか気落ち
しないで、神に仕え続けてください。

今日のポイント:人に仕えることを通して神に仕えます。

考えてみましょう:真のしもべに見られる6つの性質のうち、自分にとって最も必要
なものは何でしょう?


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2007年11月9日金曜日

【40days@2007】Day32 - 神から与えられているものを用いる

「あなたは、承認を受けた者として、また恥じることのない働き人として、そして真
理の御言葉を正しく取り次ぐ者として、最善を尽くして自分自身を神にささげなさい。

(第二テモテ 2:15、NIV)

自分に与えられたものを最大限に利用し、自分に合ったやり方で神に仕えていく時、
あなたは最高のものを主に捧げているのです。持っていない能力を欲しがり、自分に
合わないやり方で神に仕えようとしても、時間と才能とエネルギーの無駄になるだけ
です。ですから、「よく考えずに行動するのではなく、主があなたがたに望んでおら
れることを見極め、その通りに実行しなさい」と聖書は教えています。それには、ま
ず、自分の形を見極めることが大切です。時間をじっくり取って、自分の得意・不得
意を正直な気持ちで考えることで、自分の賜物と能力を評価することができます。あ
なたの人生の中で、人から評価された働きにはどのようなものがありましたか?しか
し自分の賜物や能力を発見するための最善の方法は、いろいろな奉仕を実際にやって
みることです。子供のミニストリー、企画すること、賛美すること、など様々な奉仕
を試していく中で、自分に何が向いているのかが明確になっていくのです。また、自
分でも気づいていない隠れた能力や賜物に気づくこともあります。例えうまくいかな
かったとしても失敗ではありません。それも経験なのです。経験を重ねることで、最
終的に自分は何が得意なのか分かるようになるのです。また、興味や個性をも考慮し
てください。あなたを良く知っている人たちからのアドバイスは大きな助けになりま
す。自分は何をしているときが一番楽しいか?自分は内向的か?外交的か?・・・な
どの質問をしてみるのです。

最後に、自分の人生を振り返り、痛み、失敗、困難などの経験を通して自分がどのよ
うに整えられてきたかを考えてみましょう。そこから、教訓を引き出すのです。まと
まった時間を作り、心を静めて、人生の大きな節目に神様がどのように働いてくださっ
たかを思い出し、それらの教訓を神様がどのように用いようとなさっているかを考え
るのです。あなたの形は、神がご自分の目的のために主権をもって決定されたもので
す。ですから、「どうして私をこのような形に造ったのですか」と文句を言うのでは
なく、自分のありのままの姿を感謝して受け入れ喜ぶことが大切です。ありのままの
自分を受け入れるということは、自分は何でもできるスーパーマンではなく、限界が
あるということを認めることでもあります。パウロは、クリスチャンの目標は、すべ
ての人を喜ばせることではなく、自分の「境界」にとどまることだと言っています。
自分の「境界」、つまり、神があなたの形に従って与えた分野や領域にとどまって、
自分のレースを走り通すのです。神様は、あなたにありのままの自分を満喫してほし
いと願っておられます。しかし、悪魔はあなたからその喜びを奪うために幾つかの方
法を用います。一つ目は、人と比較させようという誘惑です。比較することで、劣等
感と優越感に悩まされることは「愚かなこと」だと聖書ははっきりと述べています。
二つ目は、人の期待に応えさせようという誘惑です。人から中傷や批判を受けること
があるかもしれませんし、彼らなりの見解を押し付けてくるかもしれません。しかし、
それは無視して、神の推賞だけを求めて、自分の働きに取り組むのです。「もし私の
人生が実を結ばないのであれば、誰が私を賞賛しようと関係ない。もし私の人生が実
を結ぶのであれば、誰が私を批判しようと問題ではない(ジョン・バンヤン)」ので
す。

与えられた賜物や能力も、使わないでいるといつか失ってしまいます。私たちは、
与えられた賜物や能力に磨きをかけ、情熱を持って品性と個性を育み、経験を積むこ
とによって、ありのままの自分形を育むことができます。天国において、私たちは自
分の形をもって永遠に神に仕えるようになります。今は、その永遠の奉仕に備えるた
めに準備期間です。あなたは、この世の金メダルのためではなく、永遠に色あせない
金メダルのために、自分を訓練し、能力に磨きをかけるのです。永遠の責任と報いの
ために、今準備を整えている最中なのです。

今日のポイント:神は、私の最高のものを受けるに価するお方です。

考えてみましょう:神が私に与えてくださったものを、最大限に活用していくにはど
うしたらいいでしょうか?


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2007年11月8日木曜日

【40days@2007】Day31 - 自分の形(SHAPE)を理解する

「神は、あなたがた一人一人に、ある特別な能力をお与えになりました。ですから、
その能力を用いて互いに助けあい、与えられた様々な神の恵みを他の人にも分かち合
いなさい。」
(第一ペテロ 4:10、LB)

あなたという存在は、この世界にたった一人しかいません。そして、神の家族であ
る教会には、あなたにしかできない務めがあるのです。この章では、SHAPE(形)の
残りの3つの側面について見ていきましょう。

Abilities(能力):「神は、一人一人にそれぞれ特定の能力をお与えになりました」
と聖書が語るように、言語能力、運動能力、芸術的能力、数学的思考能力など、あな
たには生まれながらに与えられている能力があります。霊的賜物と同様に、能力も「
霊的」なのですが、唯一の違いは、その能力が生まれた時にすでに与えられていたと
いうことです。自分など何の能力もない思われる方もいるかもしれません。しかし、
平均的な人間であれば500から700もの技術や能力を持っているものだ、と多くの研究
が明らかにしています。教会の責任の一つは、お互いに与えられている能力を見出し、
神の働きのために用いていくことです。聖書の中では、芸術的能力、管理能力、討論
能力、発明能力、デザイン能力、などの数え切れないほど沢山の能力が神の栄光のた
めに用いられてきました。今日、神様は教会の中に、あなたの能力を発揮し、周囲に
違いをもたらすことができる場所を備えていらっしゃいます。そして、その場所を見
つけることができるかどうかは、あなた次第なのです。「神のみこころを行うために
必要なすべてのものを」神はあなたに与えてくださると聖書は約束しています。あな
たの得意とすること、不得意とすることは何でしょうか?神様は、あなたにない能力
を必要とするような働きに献身することを求めてはおらず、反対に、あなたがある能
力を持っているということは、そこに神様のご計画があるのです。「その能力を用い
て互いに助け合い、与えられた様々な神の恵みを他の人にも分かち合いなさい」と言
うように、あなたの能力は自分の生計を立てるためだけではなく、教会のミニストリー
のために与えられています。あなたの得意とすることを、教会で活用してみませんか?

Personality(個性):神様は、多様性を愛されます。DNA遺伝子の組み合わせ方は、
十の二十四億乗にもなるという事実は、あなたのような人を見つけることは不可能だ
ということを明らかにしています。内向的な人、外交的な人、個人プレーを好む人や
チームプレーを好む人もいますが、神様はどのような人をも用いてくださるのです!
ミニストリーにふさわしい気質も、ふさわしくない気質もありませんし、教会がバラ
ンスを保ち、独特の味わいをもつには様々な個性が必要です。また、あなたの個性は、
あなたがどこで、どのようにしてその霊的賜物と能力を用いるかに影響を及ぼします。
同じ伝道という賜物も、内向的な人と、外交的な人とでは、異なった形で発揮される
ことでしょう。無理に自分の性格に「合わない」働きをしてみても、緊張感、不快感、
無駄な努力とエネルギーの消耗を経験することとなります。しかし、個性が生かされ
る時、達成感と満足感、そして実り多い人生の歩みを経験することでしょう。

経験(Experience):神様は、あなたの形を整えるために、あなたの人生に起こる
すべてのことを用いられます。家族(育った家庭環境)、教育(学校で最も興味のあっ
た科目)、仕事(生きがいを感じた仕事)、霊的経験(神との関係において最も意義
深かったとき)、ミニストリー(どのように神に仕えてきたか)、苦痛(問題、痛み、
傷、試練)、以上6種類の経験であなたは何を学びましたか?中でも、神があなたを
ミニストリーへと準備させるために最もよく用いられる経験は、「苦痛」の経験です。
神は意図的にあなたを苦しい目に遭わせるだけではなく、その苦しみの中で受けた慰
めにより他の人に仕えることの出来る人へとあなたを成長させられます。失敗、過ち、
恐れを隠すのではなく、分かち合い始めるときにそれはあなたの最も効果的なミニス
トリーとなるのです。以上、あなたのSHAPEの5つの要素を紹介してきました。自分
の形を知り、感謝して受け止め、それらを生かしていくことこそ、与えられた務めを
全うする秘訣なのです。

今日のポイント:誰も私のようになることはできません。

考えてみましょう:与えられた能力や個人的経験を、教会のために用いていくにはど
うしたらよいでしょうか。


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2007年11月7日水曜日

【40days@2007】Day30 - 神に仕えるために造られた

「神は様々な人を通して、様々な方法で働かれますが、それらすべての人を通して目
的を達成されるのは同じ神です。」(第一コリント 12:6、Phillips)

敏速なチーターの走りや、水中の魚の見事な泳ぎ、空を舞う鷲の華麗な動きは、神
様がいかに特別な専門知識を駆使して全ての被造物をデザインされたかを垣間見せて
くれるものです。神様があなたをお造りになる前にまず計画されたのは、あなたがこ
の地上でどのような役割を持ち、どのような形で神に仕えていくかということです。
その目的に従ってあなたが形造られたのです。あなたは大量生産された既製品ではな
く、神に特別にデザインされた、世界にたった一つのオリジナル作品なのです。ダビ
デが「あなたが驚くほど精密に造ってくださったことを感謝します」と神様をほめた
たえているように、神様はあなたという人間を決定する遺伝子を注意深く配列された
のです。また、ダビデが「私の人生のすべてが事細かくあなたの書物に記録された」
と語ったように、あなたの毎日はあなたの形を整えるよう計画されています。神様は
人生に起こってくるすべてのことを何ひとつ無駄にせず、それらを用いて、あなたが
もっと人と神に仕えることができるようあなたを整えていかれるのです。あなたの形
を構成する5つの要素を並べてみるとSHAPE(形)という言葉になります。今回は、
初めの2つをどのように発見し、用いていくかを説明します。

Spiritual Gifts(霊的賜物):神様は、クリスチャンにだけ特別に、ミニストリー
に役立てるための霊的賜物を与えてくださっています。この霊的賜物は勝ち取るもの
でも、受けるに値するから受け取るものでもなく、無償で提供されるものです。神様
は気前良く、一人一人にどのような賜物をお与えになるかを決定されるため、私たち
が自分のほしい賜物を選ぶこともできませんし、一人が全てを受け取ることもありま
せん。もし全ての賜物を独り占めしたのなら、互いに愛し助けあうといった神の家族
の秩序が破壊されることでしょう。また、霊的賜物は「教会全体の益となるためのも
の」であり、あなたのためのものではありません。同じように、ほかの人がその賜物
を用いないのなら、私たちはその恩恵にあずかることもできないのです。あなたには、
自分に与えられている賜物を発見し、育てていく責任があります。賜物に関して起こ
る問題として、「人の賜物をねたむ」ことと「賜物投影」があります。自分の賜物を
他人と比較し、自分の持っているものに不満を感じ、憤りと嫉妬を覚えることが前者
です。また、自分の持っている賜物を他の人ももつべきだと考えたり、自分が情熱を
傾けていることに他の人も同じように熱心になるべきだと考えるのが後者で
す。様々な働きは全て同じ主に仕えるためであることを覚えることが大切です。

Heart(自分の心):聖書が「心」という言葉を使うとき、それはあなたの願望、希望、
興味、夢、愛情などを意味します。心には本当のあなたの姿があり、あなたの話し方
や感じ方、行動の仕方を決定するのです。指紋、声紋がそれぞれ違うように、人は皆
それぞれ違った「心の鼓動」を持っています。ある光景、活動やテーマについて考え
るとき、鼓動が速まるのを感じたことはないでしょうか?家族の誰も気に留めないよ
うなことに強い興味を抱いている自分に気づいたことはないでしょうか?これらの「
心の鼓動」は神からきているのです。「心から主に仕えなさい」といわれた神は、義
務感からではなく、心から楽しんで、情熱をもって主に仕えてほしいと願っておられ
ます。どうしたら、自分が心から神に仕えているかを知ることができるでしょうか?
第一に、喜んでしているかどうかです。自分の好きなことをしているのであれば、報
いも、動機付けも、チェックも不要です。心の情熱があなたを駆り立てるからです。
第二に、成果を上げているかどうかということです。好きなことであれば上手にこな
すことができ、また完璧性を求めます。「快適な人生」に甘んじるのではなく、「心
から打ち込むことのできる分野で神に仕える人生」を目指しましょう。自分の心の鼓
動を聞き、神の栄光のためにその働きに打ち込みましょう。

今日のポイント:私は神に仕えるために造られた。

考えてみましょう:私が情熱と喜びをもってすることのできる奉仕は何でしょうか?


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2007年11月6日火曜日

【40days@2007】Day29 - 与えられた任務を受け入れる

「というのは、私たちは神の作品であって、良い行いをするようにとキリスト・イエ
スにあって造られたからです。そして神は、その良い行いをも前もって用意してくだ
さったのです。」(エペソ 2:10、NIV)

神様は、あなたの人生を通してこの世界に何か違いをもたらそうと考えておられま
す。多くのベストセラーは、人生においていかに多くのものを「獲得できるか」とい
うことに焦点をあてていますが、聖書の焦点はあなたがこの地上において如何に「与
える」かにあります。神がエレミヤに語られたように、あなたも「母の胎内に現れる
前から、特別な働きに就かせるために神に選ばれている」のです。あなたが「ミニス
トリー(奉仕)」を通して人に与えるようになること、それが人生の第四の目的です。

罪から救われたあなたは、「聖なる働き」に加えられたと聖書は教えています。救
いを得るために奉仕をするのではなく、罪責感や恐れ、義務感から神に仕えるのでも
ありません。イエスの犠牲により、過去の罪は赦され、現在には意味が与えられ、天
国にはあなたの場所と目的と果たすべき役割が与えられていることへの深い感謝と喜
びが奉仕の原動力なのです。救われている心は、人に仕えることを願い、愛の奉仕と
なって現れるはずです。神様は御自分の家族のメンバーは皆、ミニスター(奉仕者)
であるといわれます。天国に行くためだけに救われたのではありません。教会内にお
いてはミニストリー(奉仕)を、さらに全世界に向けてはミッション(宣教)という
神様の目的のために用いられるよう、あなたはこの地上に残されているので
す。

「あなたはフルタイムのクリスチャンの奉仕に召されている」と聞くと、宣教師や
牧師などのフルタイム教会スタッフになることを想像なさるかもしれません。あなた
がどんな仕事に就いていようとも、あなたはキリストの体の一部を24時間担っている、
必要不可欠な部分であると聖書は教えています。教会においては、大切でない働きな
ど存在しません。むしろ目に付かない小さな働きが、体全体の健康のためには欠かせ
ないものです。傍観者のように教会を眺めているクリスチャンは、機能しなくなった
体の一部のようです。あなたの肝臓が機能しなくなると体が死んでしまうように、あ
なたの奉仕なしには教会は死んでしまうのです。

クリスチャンにとって、奉仕とはオプションでもなければ、スケジュールの合間に
押し込むものでもありません。主イエスは「仕える」ために、そして「与える」ため
に来られ、その模範に倣うようにと、はっきりと命じられています。霊的成熟度は、
どれだけ「知っているか」ではなく「与えることができるか」によって測られると言っ
ても過言ではありません。どんなに良い影響をうけても、その受けたものを表現して
いかなければ、やがて衰退してしまうのです。水を取り込むと同時にきちんと水を流
しだしているガリラヤ湖と、水の流れがなく、湖自体がよどんでいる死海を比べてみ
てください。仕えるという行為は、生まれながらの性質に反するものです。しかし、
成熟したクリスチャンは「誰が私の必要を満たしてくれるのか」ではなく、「私は誰
の必要を満たすことができるのか」と考え、人々の祝福となるのです。あなたは、祝
福を受けるだけでなく、祝福を与える存在なのです。

奉仕は、永遠のためにあなたを備えます。いつか私たちは自分への投資と人に仕え
ることへの投資が比較され、神に評価される(申し開きをする)ことになります。「
自分の目標があったので」「老後の準備に追われていたので」・・・あなたの全ての
言い訳に対して神様はこうお答えになります。「そうではないでしょう。私はあなた
を創造し、救いに導き、召しだしました。そして人に仕える人生を送るように命じて
おいたはずでしょう。何か不明な点でもあったのですか」人は皆、自分の人生を、経
歴、趣味、名声、財産などの何かにささげています。しかし、奉仕こそ真の人生の意
義に通じる道であり、人生に意味をもたらします。かつて神様に用いられた人物は、
普通の基準からすれば見劣りする人たちでしたが、彼らが言い訳をやめたとき、神様
はそれぞれを御自分の働きに用いられました。あなたの言い訳が止む時、神に用いら
れる人生が始まります。

今日のポイント:奉仕はオプションではありません。

考えてみましょう:神に仕えるという召しを受け入れることを妨げているものは何で
しょうか?


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2007年11月5日月曜日

【40days@2007】Day28 - 時間がかかる

「神はあなたがたのうちによい働きを始められました。そして神はこの働きを継続さ
せ、イエス・キリストが再び来られる時に完成させてくださることを私は確信してい
ます。」(ピリピ 1:6、NCV)

果物を早く熟成させようとすると風味が失われてしまうように、霊的成熟にも長い時
間をかける必要があります。私たちは「どれだけ早く成長するか」に関心をもちます
が、神は私達が「どれだけたくましく成長するか」に関心を持っておられます。永遠
に向かう私達の人生を、永遠の視点から見ておられる神様は、決して先を急がれない
のです。キリストを受け入れた瞬間、神はあなたの人生に「上陸地点」を設けられま
す。あなたは、自分の人生を全て明け渡したつもりですが、その時点では自分で理解
している領域しかゆだねることができていません。それはそれで良いのですが、神様
はあなたの人生のすべての拠点を勝ち取るために何度も「攻撃」を繰り返され一生か
かってキリストに似たものとなるという最終目標を達成させられるのです。

神様は、瞬時に私たちを変えることがおできになりますが、ゆっくりと時間をかけて
育てられることを選ばれました。成長していくためには、どうしてそんなに時間がか
かるのでしょう?まず、私たちの理解の遅さがあります。聖書に登場するイスラエル
の民のように、私たちはいとも簡単に神から教わったことを忘れ、古い生きかたに逆
戻りしてしまうのです。次に、私達の古い習慣や生きかたが邪魔していることもある
でしょう。私達の問題や悪習慣の多くは一夜にして身についたものではないのですか
ら、それを取り除くには時間がかかるのです。また、私達の多くは自分の現実を直視
することを恐れています。自分の性格のゆがみと向き合うことへの不安が逃避という
牢獄に私たちを閉じ込め続けるのです。そして、私たちは成長に伴う変化を嫌がるも
のです。変化を伴わずに成長はないものの、それに伴う恐れや損失、そして痛みを恐
れるのです。古い生き方や欠陥は、ぼろぼろになるまで履きつぶされた靴のように自
分に馴染んでいるものです。そしてその上に、しばしば私たちは「それが私流の生き
かただ」というように、自己を確立していくものなのです。癖や傷、こだわりが自分
の一部となり、手放したら自分はどうなってしまうのかという不安を無意識のうちに
抱えているのです。成長に時間がかかる最後の理由は、新しい習慣を身につける難し
さがあげられます。キリストと似た者となるための方法は、新しい習慣の実践あるの
みであり、それには時間が必要です。繰り返し実践することで、品性が磨かれていき
ます。このような人格形成の習慣を私たちは「霊的訓練」と呼ぶのです。

あせらず、神様と歩調をあわせていくにはどうしたらいいのでしょうか?まずは、自
分の成長がノロノロとした歩みのように思えても、少しずつ「それぞれの季節に合わ
せて」前進していることを信じることです。次に、毎日あなたが学んでいることをノー
トや日記などにつけておくことです。神御自身について、自分自身について、人生に
ついて、人間関係について、神様が教えてくださっている洞察や教訓を書き留めるの
です。定期的に振り返り、学んだことを自分のものにすることの重要性を聖書は教え
ています。次に、神様の時刻表と自分のそれとが一致することはなく、往々にして私
たちは神様よりも急ぎがちであることを覚えることです。神様と自分自身に対して忍
耐強くあることです。神様は決してあせらず、いつも予定通りに事を進められます。
神様が偉大な魂をお造りになろうと思うときには、苦難や嵐をくぐりぬけることを許
されるのです。最後に、気落ちしないことです。神がなかなか行動してくださらない
と思える時があっても、神はあなたを拒絶されておられるわけではありません。これ
から先の道のりを考えるのではなく、自分がここまで来ることができたことを覚えて
感謝するのです。まだ完成には至ってはいませんが、以前の自分とも違っているので
す。自分自身に焦るとき、また周りから焦らされるとき、神様は自分をまだ完成され
たわけではないことを思い出してください。とにかく前進しつづけることです。カタ
ツムリでさえ、辛抱して(ノアの)箱舟に到達できたのですから!

今日のポイント:成熟に至る近道はありません。

考えてみましょう:霊的に成長していくうえで、もっと忍耐強く、そして根気強くあ
るべき分野は何でしょうか。


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2007年11月4日日曜日

【40days@2007】Day27 - 誘惑に打ち勝つ

「神は真実な方ですから、打ち勝つことのできないような誘惑をお許しになることは
ありません。むしろ、あなたがたが誘惑に遭うときには、それに屈してしまわないよ
うに出口を教えてくださるのです。」(第一コリント 10:13b、NLT)
誘惑には、いつでも出口が用意されています。神様は、手に負えないような重荷を負
わせないと約束されました。ここではあなたの果たすべき4つの実践ポイントをみて
いきましょう。

注意を他のものに向ける:聖書は一度たりとも「誘惑に抵抗しなさい」とは言って
いません。その代わりに自分の視点を変えなさいとアドバイスしています。誘惑とは、
いつもある考えが浮かびあがってくるところから始まります。罪との勝敗はあなたの
心の中で決まり、あなたの注意を引くものが心をとらえます。私たちは、自然と自分
が注目しているものの影響をうけてしまうのです。たとえば、「食べ過ぎないように
しょう」と思ってもかえって、食べ物のことばかりを考えていた経験はありませんか?
「緊張するな」と言い聞かせたら、余計に緊張してしまったこともあるでしょう。大
切なのはあなたの注意を何か他のものに向けることです。誘惑と戦おうとするよりも、
それを無視するのです。それは、誘惑を受けやすいテレビを消すことや、噂話をして
いるグループから離れるなど物理的なことでもあります。また、あなたの心を、神の
御言葉や良い考えで満たしておかなくてはなりません。悪魔は、あなたの考えが他の
もので占められているときにはあなたの注意を引くことができません。聖書は繰り返
し「あなたの思いをイエスに向けなさい」と教えています。本気で誘惑に打ち勝ちた
いのなら、自分の心のドアをきちんと管理し、取り込む情報を選び、考える内容を注
意深く吟味するのです。

自分の葛藤を正直に話す:誰にでも打ち明ける必要はありませんが、最低一人は自
分の葛藤を正直に分かち合える人が必要です。悪習慣や誘惑と孤独に戦い、苦しんで
いるあなたへの処方箋は、正直な本物の交わりなのです。セレブレイト・リカバリー
という、主イエスの幸福の教えに基づいてつくられた「8つの回復のプロセス」によ
り、何千人もの人々が、あらゆる種類の悪習慣、痛み、中毒から解放されてきました。
「互いに罪を告白し、祈りあいなさい。癒されるためです」という聖書の癒しの原則
の驚くべき力です(セレブレイと・リカバリーについて興味のある方は、testimony@
pdjapan.comまで御連絡ください)。しかしその解放を経験させまいと、悪魔は「あ
なたの罪や誘惑を知られたら大変なことになる」とささやきかけますし、自分のプラ
イドが経済的問題、結婚、子育て、性などの失敗と葛藤を隠させようとすることでしょ
う。人に言えないことというのは、自分の力ではどうにもならなくなっていることな
のです。もし自分で解決できるのならもうしているはずです。ですから、励まし、祈
り、愛と責任をもってあなたの人生に関わってくれる、小グループや個人的なパート
ナーが必要なのです。あなたの人生において、人に話すことを恐れて、何の問題もな
いと見せかけているものはなんでしょう?自分の力では解決できないことを認め、へ
りくだることが解放への第一歩なのです。

悪魔に対抗する:神の前にへりくだり、服従したなら、その時は悪魔に対抗しなさ
いと教えています。クリスチャンは、敵陣で戦っている兵士でもあるのです。ではど
のように対抗するのでしょうか?まずは、神の「救い」を受け入れることです。悪魔
に対して無防備なあなたの心を神が守る時、悪魔はあなたをそそのかす以外になにも
できないのです。次に、神の御言葉を用います。悪魔に誘惑されたイエスは、神の御
言葉を引用され対抗しました。悪魔と言い争ってはいけません。悪魔はあなたよりも
はるかに議論に長けているのです。唯一悪魔を震えあがらせることのできるものは、
神の御言葉のみなのです。ですから、誘惑に打ち勝つためにこれから毎週一節ずつで
も神の御言葉を覚えていかれることをお勧めします。

自分が弱い存在であると認める:状況さえ整えば、私たちはどんな罪でも犯し得ま
す。ですから決してうぬぼれたり自信過剰になったりして、自分を欺かないように気
をつけましょう。不用意に、誘惑されやすい状況に身を置いてはいけません。自信(
Self-Confidence)を捨て、神信仰(God Confidence)を培うのです。

今日のポイント:いつでも出口が用意されています。

考えてみましょう:誘惑に打ち勝つために助け合える霊的パートナーを誰ですか?

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2007年11月3日土曜日

【40days@2007】Day26 - 誘惑を通して成長する

「忍耐強く試みを耐え抜いた人々は幸いです。彼らは、神を愛する人々に約束された
命の冠を受けることになるからです。」(ヤコブ 1:12、NLT)

「誘惑を受けたことが私にとっての神学教育でした」と、マルチン・ルターが言った
ように、神様は悪魔の主要な武器である誘惑をも用いて、あなたを成長させられま
す。罪を犯すか善を行うかの選択肢(誘惑)の中で、善を選び取る時に、あなたはキ
リストの品性に成長していくのです。あなたの人生にキリストの御性質を現す「御霊
の実(愛、喜び、平安、忍耐、親切、善意、忠実、柔和、自制)」を結ぼうとされる
ために、神様はあなたにとって決して心地よいとは言えない状況を用意されます。例
えば、私達の周りに愛しにくい人を置いて、愛を教えようとされ、悲しみの中で心を
神に向けることによって、本当の喜びを学ばせようとされます。混乱や混沌とした時
期を通して本当の平安が育まれ、高慢になる状況を通して謙遜が身についていきま
す。誘惑に打ち勝っていく度に、あなたはさらにイエスに近づいていくのです。

悪魔は誘惑のエキスパートではありますが、その手法は全て同じパターンに従って
います。第一に、悪魔はあなたの「願望」を見極めます。復讐心や支配といった罪深い
願望であっても、「愛されたい、大切にされたい」といった正当な願いであっても、自
分のタイミングや方法でその願いを達成させるよう悪魔はささやきかけます。誘惑は
あなたの内側から始まるものなのです。第二に、悪魔は罪について神が言われたこと
を「疑う」よう働きかけます。「本当に神はしてはならないと言ったのか?」「神はあな
たの幸せを願っているのか?」と問うのです。第三に悪魔は、全くの偽りか、半分の
真実によって私たちを「欺こう」とします。神様が聖書を通して語られていることを、
嘘とすり替えようとするのです。そして最後に、心の思いがついに「不従順」という行
動で現れます。自分の欲望に引き寄せられ、悪魔の偽りを信じ、悪魔の罠に陥ってし
まうのです。しかし、神様は誘惑を乗り越えていくために次のような具体的ステップ
を教えておられます。

悪魔の脅しに屈しない:クリスチャンは、誘惑を受けることに罪意識や恥を感じ、
うろたえますが、誘惑を受けることは、悪魔があなたを憎んでいる証拠なのです。多
くのクリスチャンの男性は、性的興奮を覚えることと肉欲を抱くことの違いがわかっ
てはいません。神様がお与えになったホルモンの働き自体は自然の衝動であり、異性
に魅力を感じ興奮することは肉欲ではありません。しかし、その思いに心が支配さ
れ、自分の体を使って自分のしたいことを選び取るときに肉欲となるのです。誘惑を
受けるとき、自分を責める代わりに、それが悪魔の妨害であることを知って、もう一
度神に焦点を戻せば良いのです。あなたは悪魔がささやくのを防ぐことはできないか
もしれませんが、その誘惑をはねつけ、退けることはできるのです。

自分の誘惑のパターンを知り、備える:悪魔は、あなたの弱さを正確に把握し、い
つもその状況にあなたを誘い込もうとします。あなたが最も誘惑されやすいのは「い
つ」(何曜日、何時、など)であるか、「どこ」(職場、家庭、飲み屋、など)でしょ
うか。また、「誰」(友人、同僚、一人のときなど)といる時か、また「どのような気
分」の時(疲れているとき、孤独なとき、ストレスの中にある時、など)でしょう
か。自分の誘惑のパターンを知り、そのような状況を避けるよう賢く計画し準備をす
る時に、誘惑される機会は減っていきます。

助けを求める:あなたのために、天国には24時間体制の緊急ホットラインが常設さ
れています。誘惑が襲ってきたときには、とにかく「助けて!」と叫ぶだけです。しか
し、このホットラインを私たちは頻繁に使おうとはしません。心の中では誘惑に負け
ることを願っていたり、自分の最善は神以上に自分が一番良く知っていると考えた
り、これ以上お願いすることに気恥ずかしさを感じていることもあります。しかし、
神様の忍耐と憐れみは尽きることなく、一日に何百回助けを求めても喜んで助けてく
ださいます。誘惑に負けることがあったとしても、あきらめずに、更により頼み、「
キリストの似姿」に成長していくという報いを思い出してください。

今日のポイント:あらゆる誘惑は善を行う機会となります。

考えてみましょう:いつも直面している誘惑は、キリストのどのような性質を身につ
けるためのものでしょう?


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2007年11月2日金曜日

【40days@2007】Day25 - 問題によって造り変えられる

「私たちが知っているのは次のことです。神を愛する人々、つまり神の目的に従って
救われた人々のためには、神がすべてのことを共に働かせて益としてくださるという
ことです。」(ローマ 8:28、NIV)
あなたは今どのような問題に直面しておられるでしょうか?次々と起こるあらゆる問
題の背後には神様の目的があり、問題を用いて神様はあなたをご自分のもとに引き寄
せられます。あなたの心が砕かれ、なすすべもなく、ただ神様に真剣に心を注ぎ出し
て正直に祈るとき、あなたは最も深く親密に神を礼拝しているのです。ジョニー・エ
リクソン・タダは次のように書いています。「人生がバラ色の時、私達は主イエスの
ことを知っていると思い、主イエスのように生きているつもりになっていて、何とな
く主イエスの教えを引用してみたり、主イエスのことを話したりしています。しか
し、苦難を通してでなければ、私達が本当に主イエスを知ることはないのです。」万
能の神は何故、ご自分の子供に困難を経験させるのでしょう?それは、私たちが苦難
の中で、神こそ自分が必要としているすべてであることを知り、神とさらに親しくな
るからです。しかし、神様は無作為に問題が起きるのを許されてはいません。原因が
どうであれ、神の子供の身に起こる事はすべて「父なる神の許し」というフィルターを
通っているのです。あなたの経験は全て、霊的な重要性をもっているのです。

冒頭に書かれているローマ8:28の御言葉をもって、問題の背後にある神様の御
心をみていきましょう。「私たちが知っているのは次のことです」というように、困難
に直面した時の希望は、自分の楽観主義にあるのではなく、神がこの全宇宙を支配
し、愛してくださっているという確かな真理にあります。「神は・・・(働か)せて」
とは、あなたの人生が偶然や運命ではなく、決して「間違うことのできない」神のマス
タープランに基づいて導かれているということです。あなたの人生に起こる失敗、
罪、傷、病気、借金、離婚、死、などの「すべてのこと」が神様の計画にあり、神様は
最悪の事態から最良のものを引き出すことができるのです。ちょうど、小麦粉、生
卵、砂糖などを混ぜ合わせなければおいしいケーキを焼くことができないように、あ
なたの人生の一つ一つの苦々しい出来事は、神のご計画の中で「共に働か」され、「益
としてくださる」のです。神様は人生の悪いことから良いものを引き出すことを得意
としておられます。神様の目的はあなたの問題、恥、失敗、痛みに勝って偉大なので
す。イエスと同じかたちになるという「神の目的に従って」、全てのことを働かせてく
ださるという約束は、「神を愛する人々」(神の子供)にのみ与えられているのです。


逆境の中で、神が重要視されるのは、外側で起こることではなく、私達の内側に起
こる変化です。なぜなら、状況は一時的なものですが、人格(品性)は永遠に残るか
らです。ちょうど銀細工師が、自分の姿を映してその純銀の完成度を測るように、神
様もあなたの中にイエスの姿を見ることを通して人格の完成度を見られます。問題を
通して主エスの似姿に成長するために、主イエスのような問題の対処法を学ぶ必要が
あります。第一に、神様のあなたに対する計画が災いではなく希望と将来を与えるも
のであるという約束に焦点を合わせ続けることです。一時的な痛みではなく、永遠の
世界に用意されている報いに目を向けるのです。第二に、喜び、感謝することです。
問題や痛み自体ではなく、神様があなたの問題を用いてご自分の目的を達成しようと
していることを喜び、感謝するのです。また、「主にあって」喜ぶとは、何が起こって
も変わることのない神の愛、配慮、知恵、力、真実、そして苦しみを共有してくだ
さっている神を喜ぶのです。第三に、決してあきらめないことです。問題から逃げよ
うとしたり、近道をとろうとしても、かえって成長を遅らせ、痛みを倍増させるだけ
なのです。問題の背後にある永遠の意味を理解するにつれ、「私を慰め、気持ちよく
なれるようにしてください」という祈りから、「私を造り変えてください」という祈り
をするように変えられていきます。問題に直面するとき、「どうして」と問うのではな
く、「神様、あなたは私に何を学ばせようとしておられるのですか」と祈り、神様の約
束に信頼し、正しいことをあきらめずに行っていく時に、私たちは成長していくので
す。

今日のポイント:あらゆる問題の背後には神の目的があります。

考えてみましょう:今までの人生の中で、私を最も成長させた問題は何だったでしょ
うか?

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2007年11月1日木曜日

【40days@2007】Day24 - 真理によって造り変えられる

「もしあなたがたがわたしの言葉にとどまっているなら、あなたがたは確かにわたし
の弟子です。そして、あなたがたは真理を知るようになり、真理はあなたがたを自由
にするのです。」
(ヨハネ 8:31−32、KJV)

キリストの似姿に成長する過程は、今まで信じてきた偽りを聖書の真理と置き換え
ていく過程といえます。聖書は、キリスト教教理を学ぶ参考書以上のものですし、他
のいかなる名言とも違っています。御言葉は生きており、命を生み出し、変化をもた
らし、傷を癒し、誘惑に打ち勝たせ、悪魔を恐れおののかせ、無から有を造りだし、
私達の将来を永遠に保証するものです。そして何よりも、神様の御言葉はあなたの生
活と成長に欠かせない食べ物であるのです。キリストのようになるためには、私達の
生活が御言葉によって満たされなければなりません。多くのクリスチャンが本棚に聖
書を飾っているために、霊的な食物を得られず、霊的栄養失調状態にあります。健全
に成長するためには、神様の御言葉によって生きることを最優先させなければなりま
せん。イエス様が「御言葉にとどまりなさい」と言われたとき、次の3つのことを示唆
されました。

聖書の権威を受け入れる:聖書はあなたの生活にどれほどの決定権をもっているで
しょうか?聖書の権威を受け入れるとは、聖書があなたの方向性を知るためのコンパ
スとなり、賢く決断するための相談役となり、あらゆることに対する基標となるとい
うことです。しばし私たちは、文化(皆がやっていること)、伝統(今までのやり
方)、論理(筋が通っているかどうか)、感情(正しいように感じられるから)など
に頼って物事を判断していますが、今、「人生における最終的な権威をどこに求める
か」という問題に決着をつけましょう。聖書をあなたの最終的権威として認めるとき
に、文化、伝統、論理、感情が何と言おうとも、「神様は何と語られたか」ということ
に踏みとどまって、従うようになるのです。

聖書の真理を自分のものとする:聖書の言葉を信じるだけでなく、聖書の御言葉で
自分の心を満たさなければなりません。そのためには5つの方法があります。第一
に、心を開いて御言葉に耳を傾け、しっかりと「受け止める」ことです。私達の心は閉
ざされていたり、表面的であったり、気が散りやすいものであるため、イエス様は「
聞き方に十分注意しなさい」といわれたのです。第二に、聖書を継続的に「読む」こと
です。一日に15分聖書を読めば、一年で聖書を通読することが可能です。聖書を身近
な場所に置き、通読計画を立てて継続的に読み続けることをお勧めします。第三は、
聖書を「研究する(学ぶ)」ことです。読んだ聖書箇所について「誰が、いつ、どこ
で、何を、どうして、どのように、」といった単純な質問をし、自分の考えを書き留
めます。第四は、御言葉を「覚える」ことです。神様の御言葉を暗記することで、誘惑
に対抗する力や賢い判断力を得ることができます。今まで読んできた聖書箇所で心に
迫ってきたものを選び出し、小さなカードに書きとめ、それを一日のうちで空いた時
間に声に出して復習するのです。第五の方法は、御言葉を「思いめぐらす」ことです。
ある聖句を選んだら、それを心の中で何度も繰り返し、心を集中して考えるのです。
黙想はあなたの人生を最も変化させます。

聖書の原則を適用する:私たちがいくら御言葉を受け入れ、読み、研究したとして
も、実践しなければ全く役に立ちません。御言葉は私達を自由にしますが、私達の動
機・失敗・罪を指摘するため、あなたを惨めな気持ちにさせるかもしれません。具体
的な真理の適用の仕方をスモールグループで互いに学びあうことを勧めます。また、
聖書をよんだ後に、自分が具体的にいつ何を実践するか書きとめる習慣をつけましょ
う。「聖書が与えられているのは、知識を増やすためではなく、人生を変えるためな
のです」(D.L.ムーディー)

今日のポイント:真理は私を造り変えます。

考えてみましょう:神様が聖書を通してすでに語っておられるのに、まだ取り掛かっ
ていないことは何でしょう?


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2007年10月31日水曜日

【40days@2007】Day23 - どのように成長するのか

「あなたがたの心を一新させることによって、神に内側から造り変えていただきなさ
い。そうすれば、何が良いもので、神に喜ばれ、完全であるのかについて神のみここ
ろを知ることができるようになるのです。」(ローマ 12:2b、TEV)

何年経ってもオムツもおしゃぶりも卒業できない赤ちゃんがいたとしたら、健やか
な成長を願う親としてはとても悲しいことです。同じように、年を重ねたクリスチャ
ンの多くがいまだに霊的幼児のまま成長しようとしていません。いくら天の父であら
れる神様が、あなたの内にキリストのご性質を育てようとしていても、それは自動的
には起こらないものです。あなたの側からの願い、決意、努力、そして成長へのこだ
わりが必要なのです。主イエスに従った弟子の成長プロセスの第一歩は、ただ単純に
主の招きに応じたことでした。あなたの場合も同じように、「決断」することから成
長が始まります。それからの成長過程は、あなたのやる気(どれだけ真剣に取り組む
か)にかかっています。多くの人はこのやる気が欠如しているため、なんとなく人生
をやりすごしています。また、金持ちになることや、有名になるといった世俗的な目
標に向かって努力する人もいますが、結局失望し、苦痛に悩まされます。大切なのは、
「何に対して全力を注ぐか」ということです。全ての選択には永遠における結末があ
りますから、あなたのやる気の対象を賢く選択しなければなりません。

キリストに似たものになると決断したとしても、それは孤独な作業ではないことを
覚えてください。キリストに似た者となるためには、聖霊様との共同作業が必要です。
私達の側の責任は「全うする(Work out)」という側面です。それは、古い生き方を
棄て、新しい習慣を身につけ、意図的に自分の考えを変えていくことです。そして聖
霊様の責任は「うちに働く(Work in)」という側面で、新しい変化をもたらし、あ
なたを正しく導いてくださることです。あなたの新しい命(救い)を「体」だとする
と、あなたのするべきことは体を頂くことではなく、頂いた体を鍛えるために「運動
する(Work out)」 ことです。

     ここで注意したいのが、力ずくで自分の生き方を変えようとする「がんば
り」です。それはまるで、自動操縦装置を東に設定したモーターボートの舵を力ずく
で西へと方向転換を試みようとするようなことです。いずれあなたの腕は疲れて、ハ
ンドルを握っていられなくなり、ボートはもともとプログラムされていた東へと進み
はじめます。神様はあなたの生き方を変えるために、もっと簡単な方法を用意してお
られます。それは、あなたの自動操縦装置、つまり「あなたの思考」を取り替える方
法です。あなたの考え方があなたの感じ方に影響を与え、どう感じるかによってあな
たの行動が決まってくるのです。聖書は何千年も前から「自分の考え方には十分注意
せよ。あなたがどう考えるかによって、あなたの人生は決まってくるからだ」と、忠
告しています。

神様について、人々について、人生について、罪について、将来について、その全
てのことについて、自分の考えと神様の考えを「入れ替える」ことを、「悔い改め」
といいます。キリストの思いを自分の思いにするとは、第一に自己中心的な未熟な考
え方を捨てることです。そして第二に、成熟した物の考え方を始めるということです。
それは、聖書知識を蓄えることではなく、行動と人格を含むものです。キリスト教は、
宗教でも哲学でもなく、一つの関係であり生きかたなのです。霊的成熟度は、どれだ
け「主イエスと同じように自分のことよりも人のことを優先して考えられるか」とい
うことで証明されます。これは容易にできることではなく、世の流れに真っ向から反
対することです。しかし、私たちには「神様の御霊」という助けがあります。この神
様の御霊が私達を成長させられる際に用いられる道具については、これから数章にわ
たってみていきましょう。

  ★今日のポイント:成長を始めるのに遅すぎるということはありません。

  ★考えてみましょう:自分の考え方を捨てて、神様のみこころに合わせる必要が
ある日常生活の分野を一つ挙げてみましょう。


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2007年10月30日火曜日

【40days@2007】Day22 - キリストのようになるために造られた

「主の御霊が私達のうちに働かれる時、私たちはますますキリストに似た者とされて
いき、キリストの栄光をいよいよ輝かせるようになっていくのです。」(2コリント
 3:18、NLT)

  「人間はサルから進化した動物に過ぎない」と多くの方が教えられてきたことで
しょう。しかし、聖書は全被造物の中で、人間だけが「神のかたち(イメージ)」に
造られたと教えています。私達の霊性、知性、関係性、道徳性はそのことを部分的に
証明しています。しかし、罪のために神のかたちは歪められ、その完全性を失ってし
まいました。完全な神のかたちを現した方は、イエス・キリストのみです。そして、
神様のあなたの人生における第三の目的とは、あなたをイエス・キリストに似た者と
することなのです。それは、あなたが神になることではなく、神の価値観、態度、性
質を身につけ「神の性質が正確に反映される生き方」をすることです。それはあなた
の独自性や個性が埋没させられることではなく、あなたの品性が変革されていくこと
なのです。

  意志の力で、自分の体・生活習慣・性格を変えようとしたことはありませんか?
しかし、キリストの品性を造り出すのは、あなたの「がんばり」ではなく、聖霊様の
力に「協力する」ことによるのです。それは、様々な状況の中で、心の内に住んでい
てくださる聖霊様が望まれる正しいことを選び取ることです。神の御霊がそれを実行
するための力・愛・信仰・知恵を与えてくださると信じて、一歩踏み出す瞬間に、聖
霊の力が発揮されます。力や確信が湧いてくるまで躊躇したり、「そうしたい気にな
るまで」待っていてはいけません。弱さを覚えながらも前進する時に、あなたは聖霊
の働きに協力することができるのです。

  子供が成長するためには、良く食べて運動しなければならないように、キリスト
の似姿を目指して成長するために「あらゆる努力」をするようにと聖書は教えていま
す。新しい命は無償で与えられましたが、成長にはあなたの積極的な関わりが必要な
のです。あなたには3つの責任があります。まずは、今までの古い行動パターンをや
めることです。第二に、考え方を変えることにより内側から変革されることです。ちょ
うど毛虫が蝶々になるように、あなたは内側から美しく解放されて、空高く舞い上が
るのです。第三に、神様に喜ばれる習慣を身につけることです。習慣となって現れる
行動が積み重なって、あなたの人格となっていくのです。

  あなたの成長のために、神様は御言葉・人々・状況という3つの道具を用いられ
ます。霊的食べ物である神様の御言葉は、あなたが成長するために必要な真理を提供
します。しかし、聖書と祈りだけで成長するのではありません。神様は人々を用いて
あなたが必要とする援助を提供します。そして状況は、キリストと似た者となるため
に必要な環境を提供します。神様を愛し、人を愛することが霊的成熟であるのですか
ら、霊的成長は人々と接する環境なしに起こり得ないのです。忙しい私たちは、何事
においても迅速な結果を求めがちですが、神様はあなたの成長に時間をかけられます。
霊的成熟は一生をかけた、長く、ゆっくりとした過程なのです。あなたの人格形成の
終着点は、この地上ではなく天国です。キリストの完全な姿と顔と顔とをあわせると
きに、あなたの人格形成が未完成であっても神様が完成させてくださるのです。
あなたは「どんな職業を選んだらよいか」といった選択に悩む時、神様はあなたが何
をするか(Doing)よりも、あなたの在り方(Being)にずっと関心をもっておられる
ことを覚えてください。永遠に残るものは、あなたの職業ではなく、人格だからです。
キリストに似た者になるという目標に焦点を合わせることは、同僚や両親、そしてこ
の世の文化からのプレッシャーに対抗していくことです。主イエスが十字架にかかっ
て死なれたのは、あなたが快適な人生を送りうまく順応して生きていくためではなく、
キリストのようになるという究極の特権・使命にあずかるためなのです。  

  ★今日のポイント:私は、キリストのようになるために造られた。
  
  ★考えてみましょう:キリストに似た者となるために、生活のどの部分で霊的な
力を特に必要としているでしょう?


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2007年10月29日月曜日

【40days@2007】Day21 - あなたの教会を守る

「お互いの交わりの調和と成長のためになることに集中して取り組みましょう」
(ローマ14:19、PHILLIP)

聖書で天国や地獄にもまして取り上げられているテーマは何でしょうか?イエス様
は、十字架にかかる直前まで一心に何について祈っていたのでしょうか?・・・それ
は、神の家族の一致です。神様にとって教会以上に大切なものはなく、その一員であ
る私たちは、「あらゆる努力をして・・・一致を熱心に保ちなさい」と教えられてい
ます。では、どうやってこの教えを実行するのでしょう?

互いの違いではなく共通点に注目する:私たちは一人一人ユニークに造られ、様々
な違いがあります。しかしその違いが、分裂や争いを起こすのではありません。お互
いを愛することや神様の目的を達成することではなく、相手との違いに注目してしま
うときに分裂が起こるのです。私たちは、一つの体、目的、希望、信仰、愛を共有す
る一つの家族です。そして、神様が私たちと教会に与えた目的を達成していくことに
集中すると、その結果として調和(一致)が生まれます。

現実的な期待をもつ:教会の誰かに失望させられ、ショックを受けたことはありま
すか?教会は、不完全な罪人の集まりなのだと気づいたと思います。しかし、それが
教会をあきらめる理由にはなりません。むしろそのような教会を情熱を持って愛し、
可能な限りそこにとどまって問題に取り組む必要があります。自分で夢に思い描いて
いる完全な教会という幻想を捨て去ることで、あなたの教会には次のような立て看板
が立つでしょう。「完全な人はどうぞご遠慮ください。ここは自分が不完全であるこ
とを認め、助けを必要とし、成長したいと願っている人たちのためのものです」

批判より励まし:「今日の賛美・メッセージは良くなかった」「あの人は要領が悪
い」・・・奉仕をしている人たちを批判するのは実に簡単なことですね。聖書は、人
と比較し、批判し、裁くことを何度も警告しています。他の信者が心から行っている
ことを批判するとき、神様との友情にひびが入るだけでなく、教会の交わりを破壊す
ることになるからです。「あら探しをして足を引っ張り合うのではなく、励ましの言
葉をかけて他の人たちを助けてあげなさい」というように、批判する暇があるのなら、
その時間を励ましのために使いましょう。

噂話に耳を貸さない:多くの場合神の家族への攻撃は、「噂話」という形で、外か
らではなく内からやってきます。人の噂話に耳を傾ける人を聖書は、トラブルメーカー
だと言っています。誰かがあなたに噂話をもちかけて来た時には、勇気を出して「や
めましょう。私はそのことについて知る必要はありません。その人と直接話しました
か?」と、愛を持って説得しましょう。

神様の方法で争いを解決する:あなたはどんな方法で争いを解決してきたでしょう
か?聖書(マタイ18:15-17)でイエス様は簡単な3つの争い解決法を教えています。
最初のステップは、個人的に、できるだけ早く相手に真実を話すことです。それでも
解決できない時は、一人か二人の証人を連れて行ってもう一度和解を図ります。それ
でも駄目なら、教会に告げます。それでも効き目がないのなら、残念ですが、その人
を不信者として扱うようにと聖書は教えています。

牧師や指導者を支える:あなたの教会の牧師や指導者は誰ですか?その人たちに、
神様は教会の一致を保つための責任と権威を与えました。みなを満足させるよう努力
をする仲介者としての彼らの責任は楽ではありません!しかし、あなたには指導者に
従うという責任があります。「彼らの頭痛の種となるのではなく、彼らが喜んで指導
できるように協力してあげなさい。」と言うように、あなたを指導し、仕えてくださっ
ている人たちに敬意を払うとき、あなたは教会の一致を守っているのです。

あなたの教会の一致を守るために、あなたに与えられた責任を真剣に受け止めてく
ださい。「自分のため」ではなく「私たちのため」に何が最善であるかを考え始める
とき、神様は次々に新しいベイビークリスチャンを愛のある温かい教会に誕生させら
れるでしょう。

    ★今日のポイント:教会の一致を守るのは、私の責任です。

    ★考えてみましょう:教会の一致を守るために取り組んでいること、始めた
いことは何ですか?


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2007年10月28日日曜日

【40days@2007】Day20 - 壊れてしまった交わりを回復する

「すべての人と平和に暮らしていけるように、自分にできることは何でもしなさい」
(ローマ12:18)

友人・家族・恋人との関係で、けんかをして気まずい関係になったことはありませ
んか?あなたは、その時どのように解決しましたか? または解決しないでそのまま
蓋をしてしまったでしょうか?神様は、気まずくなったり問題が生じても、あきらめ
ずにその関係を続けるようにと願っています。人間関係を回復させるエキスパートで
ある神様は、私たちが「平和を愛する人」や「平和的でおとなしい人」ではなく、「
平和を作り出す」人となるよう期待されています。「平和を作る」とは、争いを避け
たり、問題がないかのように振舞ったり、いつも譲って踏みつけられてばかりいるこ
とではありません。争いをそれぞれの状況にあった方法で解決するために、神様に導
かれながら積極的に働きかけることなのです。壊れてしまった人間関係を回復させた
めの聖書が教える7つのステップを紹介します。 まず神様と話す:誰かに相談する
前にまず神様に祈ることで、神様があなたの心、そして相手の心を変えてくださるこ
とが多いのです。神様に、怒りや、傷、不安をそのまま伝えてください。しばしば私
たちは人に解決を求めますが、神様は「どうしてあなたは、まず最初にわたしのとこ
ろに来ないのか」と言われるのです。

率先して行動する:自分が悪いか相手が悪いかは関係なく、問題に気づいたあなた
がまず行動を起こすようにと聖書は教えています。「友達に恨まれていることに気づ
いたならば、すぐその場を出てその友達の所に行って問題を解決しなさい」未解決の
問題や憤りは神様との交わりをも妨げる原因となります。相手と自分にとって1番良
い時間と場所を選び、和解の計画を立て、顔と顔とを合わせて話し合う機会を作りま
しょう。

相手の気持ちを理解し同情する:和解の時に働かせるのは、口ではなく耳です。「
自分のことばかりに気を取られないで互いに相手のことにも気を配りなさい」とは、
まず相手がどう感じているかを理解することから始めなさいということです。相手が
自分の気持ちを表現できるよう、忍耐をもって耳を傾けるのです。相手を尊重する気
持ちが伝わる時、相手はあなたに関心を示すでしょう。

自分の間違いを認め告白する:「自分の目の中にある丸太を取り除きなさい。そう
すれば友人の目の中にある塵を取り除けるくらいに良く見えるようになります」とイ
エス様が言われたように、和解をする前に、自分の責任がどこにあるかを第三者や神
様に教えてもらいます。言い訳をせずにただ素直に、その問題の自分の間違いを正直
に認めて告白し、赦しを求めるのです。

攻撃するのは問題であり相手ではない:相手をどう非難してやるかと躍起になって
いるときには問題の解決はありません。「穏やかな答えは怒りを静めるが、きつい言
葉は怒りの炎に薪をくべるようなものだ」と聖書が教えているように、自分の言い方
にも気をつけてください。非難、批判、比較、侮辱、皮肉、恩を着せるなどといった
言葉の核兵器を捨ててしまいましょう。

できる限り協力する:平和を保つためには「自分にできることは何でもする」といっ
た、犠牲を払う心構えが必要です。自分のプライド、わがまま、自分の必要などを犠
牲にするのです。相手に譲り、相手の必要を優先させ、「共に協力する時」に祝福を
受けるのです。

目指すものは解決ではなく和解:和解は関係の回復に焦点をあわせる一方、解決は
問題に焦点をあわせます。和解に焦点をあわせる時、問題はそれほど重要ではなくな
ります。意見が違い、すべて同意できなくても私たちは和解し、一緒に歩むことがで
きるのです。この章を読みながら、和解が必要な誰かの顔が心に浮かんできたのなら、
まずしばらくそのことについて神様に話してください。それからステップを参考にし
て行動を起こしてみましょう。

★今日のポイント:どんな人間関係でも、回復させるに値します。

    ★考えてみましょう:気まずくなっている人間関係はありますか?具体的に
誰でしょうか?


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2007年10月27日土曜日

【40days@2007】Day19 - 共同体を育てる

「キリストが、その命を私達にお与えになったことを悟る時、愛とは何であるかが理
解できるようになります。それゆえ、私たちも他の信者のために自分の命を与えるべ
きなのです。」
(1ヨハネ 3:16、GWT)

本当の交わり(愛の共同体)を育てるためには、神様の力と私達の努力の両方が必
要です。パウロは「あなたがたは御霊によって、平和のきずなで結ばれました。です
から、あらゆる努力をして、そのきずなを保つように務めなさい。」と言っています。
本当のところ、欠けの多い家庭で育ってきた私達は、交わりのエキスパートではあり
ません。ですから、「神の家族(教会)の中でどのように振舞えばよいのかを知る」
ことが必要なのです。愛の共同体を育てていくためには、一人一人が意欲的に次のこ
と学ぶよう決意する必要があります。

正直さ:あなたには、勇気をもって忠告してくれる友達がいますか?聖書は「愛を
もって真実を語りなさい」と教えていますが、私たちは衝突するのを恐れて、表面的
な付き合いから抜け出せずにいます。誰かが誤ったことをしているときに、陰口や噂
話をするのではなく、「その人の所へ行って、穏やかにその人を正してあげる」こと
で、隠し事の絶えない交わりをやめることができるのです。パウロは「もうこれ以上
嘘をついたり、見せかけたりするのはやめましょう。あなたの隣人に真実を語りなさ
い」と勧めています。「正直さ」と、「いつでもどこでも言いたいことを言う」こと
は別物です。タイミングと方法をよく考えて、相手を愛する家族の一員として話すこ
とが大切です。

    謙遜:私たちは絶えず人と比べ、優越感や劣等感に悩まされているものです。
プライドは人と人との間に壁を作る一方、謙遜は互いの間に橋をかけ、関係を滑らか
にします。自分の弱さを認め、相手の弱さに忍耐し、自分の間違いを素直に受け入れ
ることで謙遜が身につきます。謙遜とは、「私はだめだ」と自分を軽んじることでは
なく、自分のことばかり考えるのをやめることです。人に仕えることに焦点が当たっ
ているために、自分のことが二の次になっているとき、あなたは謙遜を身につけてい
るのです。

    思いやり:思いやりとは、違いを尊重し、お互いの気持ちに敏感になり、い
らいらさせる人たちに対して忍耐強くあることです。あなたの教会やグループに「難
しい人」はいませんか?どうして神様はこのような人たち(自分を含め!)を、置か
れるのでしょうか?その関係によって思いやりを学び、わたしたちが成長するためな
のです。私たちは皆、独特の癖や人を不快にさせる特徴を持っています。私たちは、
「自分にとって都合の良い人だから」ではなく、その人が「神様の子供であり、家族
の一員であるから」互いに尽くしあい、尊敬しあうのです。そのためには「相手の背
景を理解し、生い立ちを知る」ことが助けになります。そうすることで、相手を思い
やることができるようになるのです。

秘密を守る:グループ内で、勇気を持って分かち合った傷・失敗・必要が外部に漏
れていたらどんな気持ちがするでしょうか?噂話や、陰口、祈りの課題を漏らしてい
る人がいるとき、私たちは毅然とした態度ではっきりと注意することが大切です。最
優先するのは、あなたのグループがいつも安全で暖かい場所であることなのです。

頻繁に集まる:交わりは気が向いたときにするものではありません。頻繁に、しか
も定期的に集まるよう聖書は勧めています。深い人間関係はインスタントにできるも
のではなく、多くの時間をかけなくてはなりません。たとえ気が向かなくても、一緒
に集まって時間を投資することが必要なのです。あなたの交わりには、以上のような
特徴があるでしょうか?本物の交わりを育てることは簡単ではありません。しかし、
そこから生まれるすばらしさは何にも変えがたいものなのです。
 
 ★今日のポイント:愛の共同体(交わり)を築くには、私の献身(コミットメント)
が必要です。

 ★考えてみましょう:以上のような特徴をもつ、交わりのグループを作るために私
は今日から何ができるでしょう?


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2007年10月26日金曜日

【40days@2007】Day18 - 人生を共に経験する

「困難と問題を互いに負い合いなさい。そのようにして、キリストの律法に従いなさ
い。」
(ガラテヤ 6:2、NLT)

 「フェローシップ(交わり)」という言葉を聞いたことがありますか?どんなイメー
ジを思い浮かべるでしょうか?礼拝に参加すること、食べ物、「フェローシップルー
ム」で共に聖書を読むことなどが頭に浮かぶかもしれませんね。しかし、本当の交わ
りとは「人生を共に経験すること」だと聖書は教えています。私達の体が小さな細胞
で構成されているように、キリストの体である教会も、2人以上10人以下程度の小さ
なグループによって構成されるようデザインされています。そんな小グループに参加
したことがありますか? しかし、ただ集まるだけで、聖書の言うフェローシップを
経験していないこともあります。では、本当の交わりとは一体どういったことなので
しょうか?

 本当の交わりは正直である:本当の交わりは、心が通い合った、そして腹を割った
分かち合いです。隠しておきたい傷・失敗・疑い・不安・弱さを話すことができ、「
私のために祈ってください」と求めることができるのです。暗闇の中ではなく、「神
様が光であるように、私達が光の中で生きる」時に、私たちは自分の本当の姿を知り、
人と最も親しくなるのです。そのために必要なのは、勇気と謙虚さです。自分をさら
けだしたら、拒絶されたり、傷つけられるかもしれないと恐れるかもしれません。ど
うしてそんなリスクを負うのでしょうか?それは、そうすることで私たちは「健やか
に、また癒されて生きることができる」と聖書が約束しているからです。正直になる
とき、本物の交わりが始まります。

 本物の交わりは相互依存する:「依存」という言葉はあまり良い意味で使われてい
ません。しかし、ここで言っている「相互依存」とは、互いに与え、受け取り頼りあ
うことです。また、相互関係を築き、責任を分担し、互いに助け合うことです。聖書
は、50回以上も「互いに」という言葉を使って、「平和に役立つこととお互いの徳を
高めることに、全力を注ぐように」と教えています。私達が互いに対して関心を持ち、
助け合うためには何でもするようにと神様は期待しておられるのです。
本物の交わりは同情(思いやり)がある:聖書の言う同情とは「相手の身になって痛
みを受け止めること」です。誰でも、自分の感じていることや経験していることが理
解され、そう感じることがおかしくも何ともないとありのままに認められる必要があ
ります。そのことを経験する時、交わりが生まれるのです。交わりの第一ステップは、
分かち合いを学ぶ交わりであり、次に、共に仕える交わりへと進み、そして苦しみや
苦難を共に共有する交わりへと進んでいきます。大きな苦しみや悲しみや疑いに置か
れたときこそ、私たちは、もっとも深く、中身の濃い交わりを経験することができる
のです。

本物の交わりは憐れみがある:私たちは誰一人として完璧ではないので、過ちを
犯し、つまづき、倒れてしまうことがあります。そんな時必要なのは、責められるこ
とではなく、むしろそのことを「赦し」によって消し去ることのできる場所です。関
わりが深く、長くなればなるほどお互いを傷つけてしまうことがおこります。そんな
時こそ、「イエス様が私たちを赦してくださったように、ほかの人を赦す」ことが必
要になってきます。神様があなたを赦す以上に、ほかの人を赦しなさいとは要求され
ていません。神様が自分をどんなに憐れんでくださったか(過ちを赦し、立ち直るた
めに助けてくださったか)を知るとき、人に同じ憐れみを示すことができるのです。
また、人を即座に赦すことと、再び信頼することは別物です。信頼は時間をかけて、
小グループという環境の中で立て直していくべきものなのです。この章をよんで、こ
んな本当の交わりを経験したいという願いがおこされたでしょうか?あなたは本物の
フェローシップを経験するために造られたのです。

★今日のポイント:生きるには、他の人たちが必要です

★考えてみましょう:正直な心と心が通じ合うような交わりをもつために、今日自
分は何を始められることができるでしょうか?


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2007年10月25日木曜日

【40days@2007】Day17 - あなたの属するところ

「大勢いる私たちはキリストにあって、一つの体を構成し、一人一人が皆他の人に属
しているのです。」(ローマ 12:5,NIV)

あなたのお財布をのぞいてみてください。ビデオ屋の会員カード、カラオケボック
スや美容室のメンバーズカードなど、あなたはいろんな場所の「メンバー」のようで
すね。でも、それはあなたにとってどれほど重要なメンバーシップでしょうか?教会
の会員(メンバー)であることは、あなたにとってかなり重要なことだと聖書は教え
ています。教会員になることは、ある組織や団体に属することではなく、生きたキリ
ストの体の重要な器官となることであり、他のクリスチャンとのつながりの一部分を
担うことなのです。体の器官がその本体から切り離されてしまえばやがて死んでしま
うように、キリストの体である教会から切り離されてしまえば、あなたのクリスチャ
ンライフは下降線をたどり始めます。教会という家族を持たないクリスチャンは、さ
まよう孤児のような状態です。聖書では具体的な目に見える交わり(地域教会)に参
加することを次のように強く勧めています。

純粋なクリスチャンであることを証明する:異なった背景や人種をもつクリスチャ
ンが互いに愛し合って一つとなることで、「この世はあなたがたがイエス様の弟子だ
と認める」とイエス様は言われました。一緒にいることで、私たちはキリストの体で
あることを純粋に証明するのです。

自己中心的になり、孤立することを防ぐ:教会は、自分を犠牲にして人を思いやる
愛を学ぶ教室のようなものです。不完全な人たちの交わりの中で、お互いに助け合い、
赦しあい、イエス様があなたを愛している通りに自分を犠牲にするということを学べ
る場所は、学校ではなく教会です。

クリスチャンとして成長する:互いに愛し合い、励まし合い、忠告し合い、尊敬し
合いなさい・・・などなど、新約聖書では「互いを」という言葉が50回以上もでてき
ます。このような「神の家族としての責任」を、教会を通して果たすようにと神様は
期待しています。より早く、たくましく成長するには、自分の周りにおかれた兄弟姉
妹から学び合い、深く関わりあうことが必要不可欠なのです。

独自の役割が与えられている:神様は、神の家族の中であなたにしかできない独自
の役割を与えています。それが「奉仕(ミニストリー)」と呼ばれるものです。教会
は、神さまがあなたに特別にお与えになった贈り物を発見し、それを磨き、教会を建
てあげるために用いていく場所なのです。

世界宣教の働きに参加する:様々な国際機関がありますが、神様は教会を通して世
界に働きかけます。私たちはイエス様の手足やとして「一人一人が神様の働きに加わ
るように」造られました。その愛を共に世界中の人々に届けるために貢献すべき働き
が、一人一人に与えられています。

信仰から離れないように支えあう:状況が整えば、あなたも私もどんな罪でも犯す
でしょう。神様は「日々励まし合いなさい」と教えられ、私達が道を踏み外すことが
ないようにお互いに責任を負いあうようにされました。「人のことに構うな」という
考えは、クリスチャンの辞書にはないのです。教会から離れ、他の人たちと交わろう
としない孤立したクリスチャンは、悪魔の恰好の餌食です。ですから、神様の働きに
携わる指導者たちの守りの中でお互いに支えあうことが重要なのです。

このように、神様は教会という場所を、人生の目的、共に生きる人々、人
生の原則、天職、生きる力、そのすべてを見出せる場所として計画されました。神様
の子供として具体的に成長していくためには、地域教会でのクリスチャンの交わりに
加わることが必要なのです。神の子供となったあなたにとって自然な第二のステップ
は、交わりに加わることなのです。
今日のポイント:私はただ信じるだけでなく、つながるようにと召されています
考えてみましょう:地域教会につながっていますか?つながっているだけでなく、愛
と意欲をもって関わっていますか?


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2007年10月24日水曜日

【40days@2007】Day16 - 一番大切なこと

「律法全体は一つの戒めに要約されます。『あなたの隣人をあなた自身と同じように
愛しなさい』」
(ガラテヤ 5:14、NIV)

  みんなはいろんな方程式を学校で学んだと思いますが、次の問題を解いてみてく
ださい。
人生 − ??? = 0(ゼロ)

分かりましたか?聖書は、「私が何を言おうと、信じようと、しようと、『愛』が
なければ私は破産者にすぎない」といっています。神様は愛です。ですから、私たち
が最も神様に似る時とは、愛を実践している時なのです。神様は、私たちが特に神の
家族のメンバーを愛するようにと願っておられます。ご自分の家族を際立たせるもの
が愛であってほしいと願っておられ、私たちが愛し合うことで周りの人々が神様を知
ると言われました。しかし、神の家族には気のあう人たちばかりではありません。い
らいらさせる人たちとも定期的に交わりをもち、友情を深めることはできるでしょう
か?見返りを期待せず、無償で相手を愛することはできるでしょうか?私たちは、一
生涯をかけて(!)人間関係の中で愛することを学ぶのです。では愛することとはど
んなことなのでしょうか?

  愛は人生の最優先事項:あなたの毎日を振り返ってみてください。テスト勉強、
部活、バイト、カラオケにデート・・・いろいろな優先事項の中で、「人との関係」
はどれほど重要視されているでしょうか?神様があなたの生活の中で最も重要視して
いるのは、あなたの成績でも、お金でも、賞状やトロフィーでもありません。あなた
がどのように人と接し、どれだけ愛を込めて物事に取り組んでいるかということに神
様は注目しておられます。実際のところ、「あなたがどのように人と接してきたか」
が永遠に影響を残す遺産なのです。あなたは死ぬ時、何もかもおいていかなければな
りません。持っていけるのは「愛を通して現される信仰」、つまり養われたあなたの
人格なのです。

  愛はお金ではなくて時間:あなたにとって、高価なプレゼントをもらったときと、
誰かが親身になってあなたのために何時間も貴重な時間を割いてあなただけに注目し
てくれたとき、どちらが愛されていると感じるでしょうか?時間というものは、あな
たがあげることのできる最も貴重な贈り物です。なぜなら、お金は増やすことができ
ますが時間は決められた分しか与えられていないし、もう二度と戻ってこないものだ
からです。あなたが時間を誰かに与えるとき、それは自分自身の一部を与えているの
です。それは、犠牲を払うことです。しかし、犠牲を払うことこそ本当の愛なのです。
自分の命の全てを与えたイエス様はその最高の模範です。愛が無くても人に与えるこ
とはできますが、与えることなく愛することはできないのです。

  愛を実践するのは今:それでは、いつになったら愛を実践したらいいのでしょう?
もうちょっと大人になってから?卒業してから?テストが終わってから?聖書はこう
言っています。「可能な時はいつでも、助けを必要としている人たちに良くしてあげ
なさい。今助けることができるのに、隣人に対して明日まで待つようにと言ってはな
りません。」明日のことは誰にもわかりません。愛を示したいのなら、今が最善の時
です。神様が下さった一日を最善に用いるために、次のように祈って一日を始めてみ
ませんか。「神様、今日一日を通して何ができなくても、あなたを愛し、人を愛する
ための時間をしっかり持てるようにお願いします。それが人生のすべてなのですから。
私は、今日という日を無駄にしたくないのです。」

★今日のポイント:生きることは、愛すること

★考えてみよう:毎日の生活の中で、人間関係は一番大切にされているかな?どん
なことを削って、どんなことを具体的にはじめたらいいですか?


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2007年10月23日火曜日

【40days@2007】Day15 - 神様の家族となるために造られた

   「変わることのない神のご計画とは、
    イエス・キリストを通して私たちをご自分のもとに引き寄せ、
    私たちを神の家族の一員とするために
    養子として迎え入れてくださるというものでした。」
                   ——エペソ1:5/NLT


いきなりですが・・・あなたは重大な殺人罪を犯した囚人です。
牢獄の中で、人間らしい扱いも受けず、まずいご飯を食べ、
いつもびくびくしながら希望もなく毎日暮らしています。
 
ある日のこと、息を切らせて弁護士がやってきてこういいました。

「いいか。驚くんじゃないぞ。
 お前の犯した罪の支払いを全部清算できるくらいの
 犠牲を払ってお前を解放したいという人が名乗り出てきて、
 なんと裁判官がそれを承認したんだ!
 
 その上、その人はシャバに出てから身寄りのないお前を
 一生世話していくとまで言い出した。
 
 もうそこまで迎えに来ているからさっさと荷物をまとめて、
 出て行くんだ。」


夢見心地で刑務所の外を出ると大型リムジンが止まっており、
今まで見たこともない人たちが
「おかえりなさい。」とあなたを迎えます。

お父さんらしき人があなたに走りより、
抱きしめ、
「今日からお前は私の家の大事な子供だよ」
とささやきかけます。

これから、この裕福で愛に富んだこの家庭の一員として暮らすのです…。
こんな良い話があるでしょうか?

実は人生の第二の目的は、このようなことなのです。
あなたがキリストに対する信仰をもったその瞬間から、
神様は私たちのお父さんとなり、他のクリスチャンは兄弟姉妹となり、
あなたには教会という霊的家族が与えられるのです!

神様は決して一人ぼっちで寂しいから家族を必要としているのではありません。
愛をもって創造したあなたを家族とし、
ご自分のもつすべてのもの(遺産)を分かち合いたい
と計画しておられるのです。

全ての人が神の家族になれるわけではありません。
イエス様を信じて、新しく生まれ変わることで神様の家族に加えられるのです。
地上の家族は離婚や死などによってすぐに壊れてしまいますが、
教会の家族との関係は永遠に続くと聖書に書いてあります。

また、この地上で家族として受け継ぐ遺産(お金、土地、人間関係など)
には限りがありますし、あなたの人生を保証してはくれません。


聖書は、「私たちの神は、キリスト・イエスにあるご自分の栄光の富によって、
あなたがたのいっさいの必要を満たしてくださる」と約束しています。


あなたはこの地上で、お金や土地とは比べ物にならない程に
人生を豊かにする「神の好意、親切、忍耐、栄光、知恵、力、憐れみ」などが与えられます。

しかしもっと素晴らしいものが永遠において与えられます。

あなたは、永遠に神様と共にすごす特権が与えられ、
キリストの似姿(完全な姿)に変えられ、
あらゆる痛み・苦しみから解放され、
この世での労が報われ、
天国であなたらしく生き生きと活躍する場所が与えられるのです。

あなたのために、なくなることがなく、
値段も付けられないほどの遺産が天に蓄えられているのです!


この家族に加えられることはなんという誇りなのでしょうか。

あなたがこの家族の一員であることを、洗礼を受けることによって
公に表明するようイエス様自身がはっきりと命じられています。

あなたの今までの生き方が終わり、
今はイエス様と新しい人生が始まったこと、
そして自分が神の家族の一員であることを示すのです。


イエス様を信じてもまだ洗礼を受けていない人はいるでしょうか?

もしそうであるなら、躊躇する必要はありません。

できるだけ早く洗礼を受けてください。

神様はあなたを誇り、イエス様はあなたをご自分の兄弟、
姉妹と呼ぶことを恥とはなさいません。


あなたが自分を恥じ、誰からも愛されていないと不安で悩まされるときには、
自分がどこに属しているかを思い出してください。

あなたは神の大事な子供であり、かけがえのない家族の一員なのですから。


【今日のポイント】
 「私は、神の家族となるために造られた」

【考えてみよう】
 他のクリスチャンに対して、家族の一員として接するには
 何から始めればいいのでしょうか?


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2007年10月22日月曜日

【40days@2007】Day14 - 神様が遠くに感じられるとき

「というのは、神がこう言われたからです。『わたしは決してあなたから離れず、またあなたを見捨てない。』」
(へブル13:5、TEV)

  あるクリスチャンがこんな手紙を書きました。『最近、聖書を読んでも全く励まされず、なにも感じません。祈りますが、壁に向かって祈っているようです。思いつくすべての罪を告白し、赦しを求めました。しかし、神様はまるで行方不明のようです。一体私はどうしてしまったのでしょうか?」

  この手紙を書いた人は、クリスチャン「問題児」なのでしょうか?いいえ、違います。友情がしばしば、離れていることや沈黙の期間を通して深まるように、神さまもあなたとの友情を成長させるために離れ離れのように思われる期間を用いてあなたを試されることがあります。確かに、自分の不従順や忙しさによって神様との関係を妨げてしまうこともありますが、神様に見捨てられた、拒絶されたと感じるのは、ほとんどの場合信仰のテストなのです。神様は、あなたとずっと共におられると約束されましたが、あなたがそれをいつも「感じる」とは約束されていません。神様は、あなたが神を「感じる」ことよりも「信頼」することのほうにもっと関心があるのです。痛みや苦しみの中で神様を賛美・感謝し、苦しみの中で神様に信頼し、神様が遠く感じられる時に神様を愛することで、私たちは最も深い礼拝をするよう導かれています。

  感じるままを神様に伝える:ヨブは、苦しみの中でいっさいの感情を主の前に注ぎ出しました。怒りも、恐れも、疑いも、混乱も、そして失望さえも包み隠さず告白しました。それが彼の信仰の表明でした。神様を信じていながらも、徹底的にやられてしまっていることもあるのです。ダビデの「私は信じた。それで、こう言ったのだ。「私は完全に破滅だ」と。」という告白は、感情をさらけだしてもまだ神様は自分を愛してくださることを信じているダビデの深い信仰を表しています。

  神様の変わらない性質にフォーカスする:あなたの感情が変わろうとも、神様のご性質は変わることがありません。神様はご自身について、今までどのようなことを教えてくださいましたか?神様は、善いお方であって愛に満ちた方です。あなたの人生を何もかもご存知で、全てを支配なさっています。あなたの人生に計画をもち、それを成し遂げてくださいます。神様の変わらない性質に目を向けてください。

  
  約束を必ず守ってくださる神様を信頼する:神様は、ご自分の誓った約束は必ず守られる方です。自分の感情がそれを疑っても、神様に見捨てられたと感じても、あなたが神様の約束を忍耐強く信じることによって、神様はあなたをもっと深いレベルの信仰へと導いてくださいます。

  神様があなたにすでにしてくださったことを思い出す:「神様、あなたは私になにもしてくださらないじゃないですか!」と叫ぶとき、十字架を見上げてください。そこには、裸にされ、人相が変わってしまうほどに叩かれ、鞭うたれ、ののしられ、茨の冠をかぶせられ、軽蔑され、唾をかけられ、虐待され、動物以下の扱いをうけられ、出血のためにほとんど意識のないまま、重い十字架を丘の上まで背負い、その上に釘付けにされたイエス様がいます。そのあまりにもむごい光景から天の父でさえも思わず目を背けられたイエス様が「わが神、わが神、どうしてあなたをお見捨てになったのですか?」と叫ばれています。自分を救えたはずのイエス様がそうされなかったのはどうしてでしょうか?それは、あなたが永遠の裁き(神様からの分離)をまぬがれ、永遠に神様のそばでその素晴らしさを経験することができるためです。たとえ自分は何もないように思えても、イエス様が全てを投げ出されたので、もうあなたは全てを得ています。生きた心地がしなくても、イエス様があなたのために死んでくださったことで、あなたは永遠に生きることができるようになりました。それだけでも、神様はあなたの感謝と賛美に値する方です。

  ★今日のポイント:
   私がどのように感じようとも、神様は現実におられる方です。

  ★考えてみよう:
   神様を遠くに感じるとき、どのようにして神様がおられることに焦点をあわせ続けることができるでしょうか?


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2007年10月21日日曜日

【40days@2007】Day13 - 神様に喜ばれる礼拝

  
  「心と、思いと、知性と、力の限りを尽くしてあなたの神である主を愛しなさい。」(マルコ12:30、NIV)
礼拝と聞いて、まず思い浮かべるのはきっと教会という場所だと思います。でも、実際のところイエス様は私たちが「どこで」礼拝するかということよりも、「なぜ」礼拝するのか、そして「どれだけ自分を神様に捧げているのか」ということをもっと注目しています。神様が喜ぶ礼拝とはどんなものなのでしょう?

  神さまは正しい礼拝を喜ばれる:サマリアの女(ヨハネの4章)が正しい礼拝について尋ねた時にイエス様はこう答えました。「真の礼拝者は、霊とまことによって父を礼拝します。」まこととは、聖書に書いてある通りの神を礼拝するということです。「神様は、サンタクロース」とか「神様は、うちの母親のようだ」などと勝手なイメージによって神様を誤解してはいけません。礼拝は、御言葉の真理に基づいてなされるべきです。

  神様は本物の礼拝を喜ばれる:あなたは心と体だけでなく、霊をもつようにと造られました。この霊を通してあなたは神様とコミュニケーションをもつのです。賛美などをしているときに、喜びや安心などの感情を体験したことはありませんか?「霊によって礼拝する」とは、このようにあなたの霊が神様の霊に応答することです。また、本物の礼拝にお決まりの礼拝スタイルはありません。最も良い礼拝のスタイルとは、あなたが一番自然に神様に対する愛を表現できるスタイルなのです。自然の中にいるときに神様を最も近く感じる人もいるでしょうし、一人で静まるとき、または人を愛し面倒をみることで神様への愛を表現する人もいます。神様は「ありのままの自分を正直にさらけだす人々を求めておられるのです」

  心がともなった礼拝を喜ばれる:時々、意味もわからずに「ハレルヤ」とか「アーメン」といっているときはありませんか?みんなが言っているからでしょうか?神様は、何度も使われている決まり文句で私たちが神様をほめたたえても、もし心が伴っていないのなら喜ばれません。考えてみてください。ある人があなたに「あなたはすばらしい人ですね」と10回繰り返し言ったとしてもあまりうれしくないでしょう。それよりも、たった2回「あなたの・・・なところが良い」と具体的にほめられたほうがうれしいですね?神様は、聖書の中で、ご自身の性質をいろんな名称を通して私たちに教えてくださっています。決まり文句でではなく、心から具体的に神さまをほめたたえるとき神様はほほえまれます。

  実際的な礼拝を喜ばれる:神様は、霊と心が伴った本物の礼拝を喜ぶことは分かりました。では、体はどうでしょう?聖書は「あなたがたの体を神に喜ばれる、聖い、生きた供え物としてささげなさい。これが、あなたがたのなすべき霊的な礼拝です。」といっています。「生きた供え物」として捧げるということは、あなたが日曜日だけでなく毎日神様のために生きるようになることです。生きた供え物ですので、祭壇からにげることだってありえるのです!また、礼拝を捧げるためには犠牲が伴います。感謝、賛美、悔い改め、献金、祈り、ほかの人に仕えるなど、どんな犠牲をささげることができるでしょうか?人に見せるためでも、自分を喜ばせるためでもなく、「力をつくして神様を愛する」には努力とエネルギーが必要です。自分がやりたいときに礼拝するのではなく、神様の喜ばれることに自分を合わせていくのです。

  「わたしはあなたに、歌以上のものをささげます。なぜなら、あなたは歌そのものを求めておられるわけではないからです。あなたは目に見える現象のさらに奥底を探られます。あなたは私の心の中を調べられるのです。」 (マット・レッドマン、「礼拝の心(Heart of Worship)」)

今日のポイント:神さまは私のすべてを求めておられます。

考えてみよう:「神様に喜ばれる」礼拝をするために、具体的に何を変えていったらいいでしょうか?


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2007年10月20日土曜日

【40days@2007】Day12 - 神様との友情を育む

「神に近づきなさい。そうすれば、神もあなたがたに近づいてくださるのです。」(ヤコブ4:8)
ただ待っているだけでは友情関係は深まらないように、神様との友情も、あなたがそれを心から願い、時間を割き、エネルギーを注ぎ込むときに深まっていきます。その秘訣を今日もみていきましょう。

神様に対して正直である:神様は、あなたに完璧であることを求めていませんが、いつも正直に自分の失敗も、感情も、包み隠さず分かち合ってほしいと願っておられます。神様の友とよばれた人たちは誰一人完璧ではありませんでしたが、正直に自分の気持ちを神様に打ち明け、意見を言い、言い争うことさえしました。ダビデはその詩の中で、神様は不公平だ、裏切った、見捨てた、などと多くの不平不満をもらしましたが、神様は忍耐強く耳を傾けられました。ちょっとずうずうしいんじゃないか、ここまで言ったら嫌われてしまうのではないかと思えることでさえ、神様はそれを正直さの現れと見て受け止めてくださいます。怒りや失望を隠すことは神様との友情を最も妨げます。その痛みを神様のせいにしてしまうのです。神様はいつでもあなたの最善を考え、すべてのことを働かせて益としてくださることに変わりはありません。神様の親友とよばれたダビデがどのように、神様に感情を打ちあけたかが書かれている詩篇は、あなたが神様に正直な礼拝をささげることのお手本となるでしょう。

信仰によって神様に従う:普通、友達関係には「従う」という条件はありません。しかし、イエス様が私たちを「友」というときには、「王の友人」という意味があります。王様と親しくしている友人は、特別な特権がある一方、決して対等ではありません。それと同じように、私たちも神の友ですが対等ではなく、神様は私たちの指導者であり、私たちは神に従う者たちなのです。従うというと、いやいやながら恐れて従うというイメージがついてきます。しかし、本当は全く正反対です。私たちはイエス様によって赦され、解放され、愛を受けたので、その喜びから従うのです。イエス様が父なる神様を愛して従順に歩まれたことをお手本にして行いをもって従うのです。「大きなこと」を神様にすることよりも、「小さなこと(真実を語る、親切にする、人を励ますなど)」を心から従う気持ちをもって行うとき神様はとても喜ばれます。

神様が大切にしておられるものを大切にする:神様と親しくなるにつれ、神様の悲しみ、喜びを共有するようになるでしょう。パウロにとって、神様の予定表が彼の予定表であり、神様の情熱が彼の情熱でした。神様の一番の関心ごとは何でしょうか?それは、目的もなくさまよっている神様の子供を探し当て、神様との交わりを回復させ、その人が神様によって造られた目的を発見して行くことです。

他のなによりも神様との友情を願う:聖書の中で、最も神様と親しく、また用いられたパウロという人物がいます。彼にとって神様との友情が人生にとって最も大切なことでした。彼は人生の究極の目標をこう語っています。「私が心に堅く決めている目的、それは神を知ることです。私は日を追うごとに、さらに深く、さらに親しく神を知り、そしてさらに強く、さらにはっきりと神の御人格の神秘に迫り、また認識し、理解したいと願っているのです」(ピリピ3:10)あなたはいろんなことに情熱をもっていると思います。永遠に続く神様との関係は、あなたの最上の情熱を注ぎ込むに最も価値のあるものです。そして、その神様にどれほど近づくことができるかは、あなたの選択にかかっています。まずは、神様への情熱を与えてくださるよう祈りもとめてください。神様はその願いを喜び、その祈りを聞き、決して失望させないと約束されています。

[今日のポイント]:私がどれだけ神さまと親しくなるかは、私の選択にかかっている

[考えてみよう]:神様と親しくなるために、今日私が実際にできること、また、やめることは何でしょう?


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2007年10月19日金曜日

【40days@2007】Day11 - あなたは神様の親友です

「神との友情は、神を敬う人々にだけ与えられる特別なものです。」
(詩篇25:14/LB)


あなたは、神様の子供と呼ばれているだけでなく、
神様の友(親友)となるために造られました。

その友情は、あなたが何か特別なことをして認められたからではなく、
ただ神様の一方的な贈り物であり、イエス様の十字架の犠牲のおかげです。



「これらのことは、キリストを通して敵であった私たちを
 ご自分の友としてくださった神によるのです。」(2コリント5:18)




神様は、週一回教会で顔をあわせたり、ただ困ったときだけ
電話をかけあうような友情を望んでいません。

神様はこの友情を真剣にとらえ、情熱を燃やされる方です。


驚くことに、全世界を造った神さまが、ご自分のことをもっと知ってほしいと願い、
重要機密事項さえ分かち合おうとしておられるのです。

まるで、王様と親しくし、信頼関係を結ぶようなものです。



しかし、それが実感できない私たちのために、
聖書に出てくる神の友とよばれた人々の人生から、友情を築くための秘訣を紹介します。




●絶え間ない会話を通して友情を築く

自分にとって親友とよべる人を思い浮かべてください。
その人があなたの親友なのは、生活を共にしたり、
よく話したりするからじゃないですか?

神様との友情も同じように、あなたが生活を神様と
すべて分かちあうことによって築かれていくのです。


「絶えず祈りなさい」という神様の命令の意味は、
学校に行っているときでも、買い物をしているときでも、
仕事をしているときでも、神様と会話をしなさいということなのです。


あなたの活動そのものを変えるのではなく、
その活動に対するあなたの態度を変えるのです。


「神様はすべてを支配しておられ、あらゆるところに、
そしてすべてのものの中におられる」のですから、
あなたが普段自分のためにしていることを
神様のためにするように意識するのです。



長いお祈りは長続きしません。


短い言葉で、

 「あなたは私と共にいます。」

 「あなたのことを知りたいのです」

 「あなたは私を愛し、決して捨てません」

など、短く神様がどんな方であるかを祈るのです。


この祈りの目的は、神さまをあがめることであって、
神様をコントロールすることではないこと、
また、自分が気持ちよくなるためではなく、
神様に喜ばれるためにそうしているということをとりちがえないように注意しましょう。




●絶え間ない黙想を通して友情を築く

黙想と聞くと、修道院の修道女たちが神秘的なお祈りをしている姿を思い浮かべるかもしれません。
しかし、黙想とは間単にいえば「集中して考える」ということなのです。


あなたは思い煩うことはありますか?
もしそうなら、あなたはもうすでに黙想の仕方を知っています。


視点を問題から聖書のみことばに移せばいいのです。


神様の親友とよばれた人物は、神様の御言葉を何よりも大切にし、一日中思いめぐらしました。

神様への詩をいくつも書いたダビデは

 「御言葉はいつも私の心の中にあります。それは私の頭から離れません」

といっています。


そのダビデを神さまは、自分の心にかなった親友とよばれました。
みことばを思い巡らす習慣をもつ人に、神様は秘密を分かち合うようになります。


聖書を読んだり、教会のメッセージを聞いたりしたあと、
その内容を忘れてしまわないように繰り返しそのことを反復する習慣を身につけましょう。


小さなカードに短く御言葉を書いたり、
目に付くところに学んだことを書いておくこともひとつの方法です。




 「神との友情は、神を敬う人々にだけ与えられる特別なものです。
  神は、神の約束の秘密をそれらの人々とだけ分かち合われるのです。」
                        (詩篇25:14)



神様との友情は、イエス様を信じる人に贈り物として与えられますが、
それがどれだけ深まるかはあなた次第なのです。




【今日のポイント】
 神様は、私の一番の親友になりたいと思っておられます。


【考えてみよう】
 神様と会話し、視点を神様の御言葉に移すことができるために、
 今日から何を始められるでしょうか?

2007年10月18日木曜日

【40days@2007】Day10 - 神様が私のドライバー

「正しい目的のために用いていただくために、
 自分のすべてを神に明け渡しなさい。」
 ―― ローマ6:13/TEV


思い浮かべてください。
あなたはドライブをし、輝かしいゴールを目指して花畑を走り始めました。

しかし、しばらく走るとあなたは道に迷い、不気味な森に入ってしまいました。
地図もなく、途方にくれたあなたの前に、イエス様が現れてこういいました。

「あなたの目的地に行くには、どんな地図も助言も役にたたない。
 私だけがその道を知っているのだから。
 唯一の方法は私があなたに代わって運転することだよ。
 しかし、たった一つ条件がある。
 私に任せて、もう自分でハンドルを握ろうとしないと約束してくれるかい?」

・・・あなたは何と答えるでしょうか?


ハンドルを握ってもらうことは、自分自身の命を捧げることです。
しかし、聖書ではこれこそが本当の礼拝だと言っているのです(ローマ6:13)。

でも本当にイエス様は信頼できるのでしょうか?

イエス様は、あなたを愛しておられ、決して離れず、
あなたよりもあなたのことを知っており、
物事をエンジョイする方であり、
あなたへの最高の計画があり、
今まで通ってきた過ちを帳消しにし、
忍耐強くあなたを生涯愛して終着点まで連れて行くと約束しています。


十字架を仰ぐとき、以上の全てを約束されたイエス様のあなたに対する愛をみることでしょう。


それでも私たちは「いや、まだまだ自分の力でなんとかなる。
自分の思い通りに運転できなくなるなんていやだ。」
と言って、ハンドルをいつまでも握ろうとするのです。

これをプライドといいます。

ハンドルを明け渡すということは、
神様に任せて自分はなにもしないということでも、
運命を信じることでも、
またあなたの知性や個性を押し殺すことでもないのです。


有名な神学者であるCSルイスはこういいました。
「私たちが自らを神にゆだねていくに従って、
 私たちは本当の自分自身に帰っていく。
 なぜなら、神が私たちをつくられたからである。
 ・・・私たちがキリストのもとに立ち返り、
 自分自身を神に明け渡す時、私たちの個性は初めて息を吹き返すのである。」


では、イエス様にハンドルを明け渡した人の特徴はなんでしょうか?

まずその人は、従順です。

神様が望まれることであればどんなことにでも
「神様、分かりました。
 自分では理解できないことですが、
 あなたが言われるならやってみます。」
と応じる姿勢があります。

一度きりの決断ではなく、
一刻一刻、一生かけて自分を明け渡しつづけるのです(ルカ9:23)。


次に見られる特徴は、信頼です。

自分でなんとか人や、状況をコントロールしようとしたり、
自分の思いを無理に押し通して道を切り開くのではなく、
神様のタイミングと働きを信じることができるのです。


このような人は平安を得ます。

「神と争うのをやめなさい。
 あなたが神に同意するなら、
 あなたは平安を得ることができ、
 全てが導かれていくのです。」
 (ヨブ22:21,NLT)


また、解放されて自由になります。

「自分自身を神の御手にゆだねなさい。
 そうすれば、あなたがたは自由になることができるのです。」
 (ローマ6:17Msg)
 

そして、自分の力ではできなかったことが
神様の力によってできるようになり、
神様に用いていただくことができます。


聖書の中の勇者たちを見てください。
世界中で一億五千万人以上の人をイエス様へと導いた
20世紀の偉大なクリスチャンのリーダーであるビル・ブライド博士はこういいました。

「まだ若かったころ、私は神とある契約を結びました。
 私はそれをきちんと神に書き出し、その紙の一番下のところに署名をしました。
 そこに私は、
  「今日から私は、イエス・キリストの奴隷(しもべ)です。」
 と書いたのです。」
 あなたのハンドルは誰が握っているでしょうか?


【今日のポイント】
 礼拝の本質は、神様に自分を明け渡す(降伏する)ことです。

【考えてみよう】
 神様にどうしても明け渡すことのできない部分はどこだろう?


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2007年10月17日水曜日

【40days@2007】Day9 - 何が神様を微笑ませるの?

「主は、主を礼拝し、その愛に信頼する者たちをよろこばれる」
(詩篇147:11/CEV)


あなたの人生のゴールは何ですか?
神様の微笑みを人生のゴールとして生きたノアの人生(創世記6章から9章)から、
神さまに微笑んでいただく5つのポイントを見ていきましょう。


 ノアの時代は、現代社会と同じように、
 世界中が神のことなど気にもせずに好き勝手に生きて、
 悪が世界にはびこっていました。


しかし、今も昔も変わらないのは、私たちに対する神様の愛と情熱です。

「私が望んでいるのはあなたの愛なのだ。
 あなたのささげものではなく、あなたに私を知ってほしいのだ」

という神の愛と情熱は、今日あなたに注がれているように、
ノアの時代にも注がれていたのです。


この世界を創造された神様が、ちっぽけな私と交わりをもちたい、
一緒に時間を過ごしたいと願っていることをノアは忘れませんでした。

ノアは、周りの人がどう思うかということよりも、
「いつも神様のみこころに従い、神様と親しく歩んだ」のです。

心、思い、知力を尽くして神様を愛することを第一としたノアを見て、
神様は満面の笑みをうかべていました。


 そんなノアに、神様はこれから全世界に大洪水が起こることを告げられ、
ノアの家族と動物たちを救うために船を造るよう命令されました。
雨を見たこともなく、海の側にも住んでいないノアにとって全く理解を超えたことでした。

しかし、ノアは神様が自分の最善を一番よく知っていること、
そして必要なものは全て備えられると信じて、
120年間箱舟作りに励みました。

ノアが人生の全てをかけて神様を信頼したとき、
神様は「よく信頼してくれた。感心した。本当にありがとう」
と微笑んでおっしゃいました。

箱舟の寸法、形、材料、載せるべき動物、全てにおいて神様は細かく指示をだしました。
そして、ノアは「すべてのことを、神さまのご命令通りに行った」のです。

このように、私たちが頼まれたことであれば何でも無条件に、
ためらうことなく、言い訳せずに従うとき、
神様はその「従順さ」を喜ばれます。


同じように今日では、イエス様があなたに「もしあなたがたがわたしを愛しているなら、
あなたがたはわたしの戒めに従うでしょう」と呼びかけられます。

従順が神様に対する真実な愛を証明し、主の目には喜びの涙があふれるのです。


洪水の後、何もない大地に立ったノアは、まず祭壇を築いて、いけにえを捧げました。
感謝をささげ、神様の素晴らしさをたたえるためです。

わたしたちが神様に感謝し、「神様の御前で喜び楽しむ」ときに、
神様は微笑み、喜ばれます。

洪水後の新しい人生の幕開けを目前にしたノアに対して、
神様は何も特別なことを命令されませんでした。

ただ、人間として家族生活を営み、食物を育て、食事をし、
人間として生きなさいと言われたのです。


同じように、神さまを喜ばせるために、
あなたは特別な誰かになる必要はありません。

あなたが神様を喜ばせることができるのは、
あなたらしい営みをする時なのです。

罪をのぞいて、神様は「人の生活をすべて喜んでおられる」のです。
神様は、あなたがただ眠って、息をしているだけでも満足され、
愛に満ちたまなざしであなたを見つめ、
あたかもあなたがこの地上でたった一人の存在であるかのように
愛しておられるのです。

早く大人になる必要もありません。

あなたの成長段階全てが神さまの喜びだからです。

ノアの生き方のモットーは
「神は、私の人生をどれくらい喜んでくださっているだろうか」
ということでした。

21世紀に生きる私たちにも、それができるのです。


【今日のポイント】
 私が神様に信頼するとき、神様は微笑まれる。

【考えてみよう】
 あなたの最善を知っておられる神様に、
 今あなたが信頼する必要のあることは何でしょうか?


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2007年10月16日火曜日

【40days@2007】Day8 - 神様は私を喜んでいる

「主は、ご自分の民を喜ばれる」
      ――詩篇149:4(TEV)



神様は、感情豊かなお方だと知っていましたか?
聖書を読むとき、神様は、悲しまれ、嫉妬し、喜び、
怒り、哀れみ、深く思いやられるお方だということが分かります。

どのような思いをもって神様は今あなたを見つめていらっしゃるでしょうか?
大仏のような無表情な顔をしているでしょうか?
怒っているのでしょうか?
いらいらしているでしょうか?


・・・答えのヒントは、赤ちゃんを抱くお母さんの表情を思い浮かべることです。

満面の笑みをうかべて、暖かく見守っている
お母さんやお父さんの顔がそこにあると思います。

赤ちゃんが何かをしてお母さんたちを喜ばせているのではなく、
ただそこに存在しているだけで、両親の喜びなのです。


「その愛のゆえに、神はイエス・キリストを通して、
 私たちを神の子供にしようとあらかじめ定めておられました。
 これこそ神の喜びであり、目的だったのです。」

という御言葉は、あなたが神様のために、
その喜びのために生まれてきたと教えているのです。

神様の喜びのために生まれてきたわたしたちは、
本能的に、神様につながりたいという強い思いがあります。
そしてそのためにする行動を「礼拝」といいます。

実は、礼拝とは非日常的な行為なのではなく、
食べることや息をすることと同じように、
人間にとって自然な欲求なのです。

神を礼拝の対象としないのであれば、
何かかわりとなる対象を見つけようとするのです。

この欲求があるのは、礼拝者を求めておられる
神様がおられるからなのです。
また、礼拝と聞くと、日曜日の礼拝、聖歌隊の賛美、
ワーシップなどのイメージが浮かぶかもしれません。

礼拝にはもちろんそのような側面もありますが、
聖書の言う礼拝はそれ以上のものです。


礼拝は、あるひとつの行動や儀式をこなすことではないからです。
またある人は、「礼拝はきらいだ」とか、
「あの教会の礼拝は良いけど、この教会の礼拝はつまらない」
と言うかもしれません。


これもまた、間違った考え方です。

礼拝は自分のためにするのではなく、
神様に喜んでもらうこと、

つまり、私たちを創り、喜んでくださっている
神さまに微笑んでいただくことなのです。



では、聖書の言う礼拝とはいったいどのようなことなのでしょうか?


私たちは、「絶えず神様を礼拝しなさい」と言われています。
礼拝は日曜日だけのものでもなければ、教会だけで行われるものでもないのです。


また、こうも言われます。
「あなたがたは、食べるときも、何をするときも、
 神の栄光を現すためにしなしなさい」(1コリント10:31)


礼拝とは、自分の生活の一部なのではなくて、全てなのだということです!
仕事をしているとき、友人と話しているとき、掃除をしているとき、
食事をしているとき、そして寝ているとき・・・


その全てを神様の喜びのためにするとはどういうことなのでしょうか?


その答えは、「何をするにしても、人に対するようにではなく、
主に対してするように心から行いなさい。」というように、
すべてのことを、あなたを心から喜び、愛している
主イエスのためにするように行うということです。

今、自分がやっていることを、かけがえのない神様への贈り物とし、
神様がそばにいることを意識しながらそれに打ち込むとき、
仕事も料理も掃除も礼拝となりえるのです。


だれかを好きになって、恋におちたことはありますか?

相手の姿が見えなくても、頭の中は彼・彼女のことでいっぱいになって、
自分のしていることを全部分かちあいたいと思う、あの状態です。

神様と恋に落ちて、神様の喜びのために生きていること、それが本当の礼拝なのです。



【今日のポイント】
 私は神様の喜びのために造られた


【考えてみよう】
 日常の活動のなかで、私を喜んでくれているイエス様のためにできることは何でしょうか?



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【40days@2007】Day7 - すべてのものの意味

「すべてのものは、ただ神から来ています。
 すべてのものは神の力によって保たれ、
 神の栄光のために存在しているのです。」
         (ローマ11:3、LB)


幼い時よくこんな質問をしたのを覚えていますか?
「なんで、鳥は飛べるの?」
「なんで、この花は赤いの?」
「なんでゴキブリと蚊はいるの?」
・・・

たくさん聞きすぎて、
しまいにはお母さんが怒り出したという経験もあるでしょう。

聖書は、すべてのものは、神様の素晴らしさ(栄光)を現すために
造られたと言っています。

山を通して神様の力強さ、小さな微生物や巨大な天の川を通して
神様の繊細さや偉大さ、夜空の星を通して神様の美しさなどがあらわされています。

そして、神様によって造られたあなたも、
神様の素晴らしい性質を現すよう造られました。


しかし、ちょうど月が自分で輝いて光り輝こうとするように、
神様の光(太陽の光)ではなく自分でなんとかして輝こうとすることで(罪)、
神様の栄光をあらわすことができなくなってしまいました。

本来、神がお受けになるべき栄光を、その生き方を通して
神に帰している人は一人もいません。

これこそ、私たちが犯している最大の罪であり、過ちなのです。


では、神様はもともと、人間を通してどのような素晴らしさ(栄光)を
あらわそうとしておられたのでしょうか?

答えを知るために、主イエスを見てみましょう。
人間となられた主イエスを通して私たちは、
神様のご性質を完全に見ることができます。

主イエスは、こう言われました。
「私は、あなたがわたしに命じられたすべてのことを行うことによって
 あなたの栄光をこの地上で現しました」

主イエスは、ご自分に任された目的を果たすことで神様のすばらしさを現されました。
このように、神の栄光のために生きることほどすばらしい生き方は他にありません。

主イエスがされたように、私たちひとりひとりが造られた目的を果たしていく時、
神様の栄光が現わされるのです。ちょうど鳥が空高く飛び回り、巣をつくり、
美しくさえずることでその素晴らしさを発揮しているようにです。


ひとりひとりにユニークな目的がありますが、
全ての人に共通の5つの生きる目的が聖書には要約されています。


1)神様を礼拝すること。
礼拝とは教会に行くことや祈ること、聖書を読むことではなく、
神様を喜んで、愛して、その目的のために
自分を「使ってください!」とさしだすことなのです。

「神の栄光のために自分の体を義の道具として用いなさい」(ローマ6;13)



2)他のクリスチャンを愛すること。
ただ自分が主イエスにつながるだけでなく、
神様の家族(教会)となり、
その家族同士がお互い愛し合うことで神様の素晴らしさが現されます。

「わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛しあいなさい。」(ヨハネ13:34)



3)主イエスに似るようになること。
主イエスのように考え、感じ、
行動するようになることで神様のすばらしさが輝きだします。


「主の御霊が私たちのうちに働かれる時、
 私たちはさらにキリストに似た者とされ、
 神の栄光をますます反映させるようになります。」(2コリント3:18)


4)与えられた賜物を用いて、人に使えること。

神様はあなたに、それぞれ異なった才能、賜物、能力、技術を
与えてくださっています。

でも、それは自分勝手に使うためでも、
他の人に自慢するためでもありません。

それは、ほかの人の助けとなるために与えられているのです。

「神様は・・・あなたがた一人一人に賜物をお与えになりました。
 その賜物を適切に管理しなさい。
 そうすれば、神の豊かな恵みがあなたがたを通して
 流れ出るようになるでしょう。」(2ペテロ4:10-11)



5)他の人々に神のことを伝えること。
良いニュースを聞いたとき、また自分がおいしいと思った食べ物があったとき、
私たちは他の人にそのことを伝えたくなります。

神様は、私たちが生きる目的と神様の愛を知ったら、
それを他の人と分かち合うようにと期待しておられます。

主イエスを他の人に紹介し、その人たちが生きがいに満ちた人生をおくり、
永遠への備えができるように助けることはかけがえのない特権です。

「神の恵みによってさらに多くの人がキリストのもとへ導かれるとき、
 神はいよいよ栄光をお受けになるのです。」(2コリント4:15)


さて、これから私たちは今挙げた5つの目的をもっと深く探っていきます。


しかし、本当に自分に対する目的を体験していく人生を始めるためにはどうしたらいいでしょう?
そのスタート地点に立つために必要なのが、主イエスに自分をゆだねるということです。

神様があなたを愛しておられ、自分がある特別な目的のために造られ、
あなたのために死んでくださった主イエスと深いきづなで結ばれるために、
まず神さまの方からあなたを選んでくださったと信じることです。


また、どんな過ちを犯したとしても、神様は赦してくださるということを信じることです。

そして次に、受け入れることです。主イエスをこれから自分の人生の主として、
自分が神様から離れて生きてきたことを赦してくださった方と信じて受け入れること、
そして、これから人生の目的を生きていくための力となる神様の聖霊を受け取ることです。
ここで、いったん目を閉じて、しばらくの間、静かに神様に、たった一言こう祈ってみましょう。


「イエス様。私はあなたを信じます。そして私はあなたを受け入れます。」





心から祈りましたか?
もしそうなら・・・・おめでとうございます!



あなたは今日から、神様の目的を生きる人生を体験する準備がととのいました。
また、神様の家族の一員になりました。

でもあなたはひとりではありません。
このことを、信頼できるクリスチャン(牧師先生、教会の友人など)に
話してみてください。

もしも、周りにだれもいなければ、40days2007@seishokirisuto.com までいつでも連絡をください。


【今日のポイント】
 すべてのものは神のために存在している。

【考えてみましょう】
 自分の日常生活のどの領域において、神の栄光にもっと気づくことができるでしょうか?


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2007年10月15日月曜日

日々のガイドのメール配信申込方法

2007/11/17を持ちまして、2007年40日の旅「日々のガイド」のメール配信サービスは終了いたしました。
同内容を、当ブログにてご覧いただけます。


こんにちわ!
40日の旅、いかがおすごしですか?

現在、40daysの日々のガイドを、毎日ご指定のメールアドレスに配信しています。


●登録ページ(Google group)
以下のリンクをクリックします。

40日の旅 2007(聖書キリスト教会) | Google グループ
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●登録の方法
 1.ページ右側にある「このグループに参加」をクリック。
 2.Googleアカウントにログイン。(IDがない場合はアカウントを作成)
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 4.「40日の旅 2007(聖書キリスト教会) のメンバーとして登録されました」と表示されることを確認。

以上で、参加手続きは完了です。
次の日の分から、メール配信がスタートします。(毎朝6:30配信)


●退会の方法
 1.グループのホームページの右部にある、「メンバーステータスを編集」をクリック
 2.ページ中央右にある「退会」のボタンを押下
以上で、退会手続きは完了です。



2007年10月14日日曜日

【40days@2007】Day6 - 人生は一時的な務めである

「私たちは目に見えるものではなく、見えないものに目を向けます。というのは、
 見えるものはいつかなくなりますが、見えないものは永遠に残るからです。」
                         ―― 2コリント4:18/NIV


みなさんは、外国でしばらく暮らしたことはありますか?

アメリカで日本人が自分の国籍を持ちながら暮らしたり、
働くときには、グリーンカードといった特別な登録が必要になります。

それを持ち歩くときに、自分は完全にはこの国の国民ではないことを思い起こさせられるのです。
聖書を通して神様は、自分の子供であるクリスチャンの国籍は天にあると言っておられます。
あなたは天国民なのです。


「もし天の神を父として呼んでいるのなら、
 地上においては一時的な在留外国人として生きなさい」
(1ペテロ1:17)

と言っておられます。



また、私たちは「キリストの大使である」とも言われています。

自分の国を代表する大使として敵国に遣わされた人は、
その国の人々の礼儀作法や言葉を学び、文化を身につけます。
その国の人々との関係作りにも励むでしょう。

しかし、次第にその国での居心地がよくなり、
自分の国よりもその国が好きになってしまったらどうでしょう。

自分の大使としての役割を果たすどころか、敵側についてしまい、
裏切り者になってしまいます。

それと同じように、いくらクリスチャンだと言っていても、
私たちを毎日取り巻くマスコミやメディア、楽しいもの、
「みんなやっていること」の影響をうけて、
いつの間にか自分の幸せを追求することが
人生の全てだと思い始めてしまうことがあります。


神様は、私たちがこの地上が最終的な故郷のように生きてほしくはないため、
私たちが困難、悲しみ、人からの拒絶などを経験することをお許しになることがあります。

そんなとき、私たちは「この地上で完全にハッピーになることなどできない」
と思い出すのです。

ちょうど、魚が陸の上で決して幸せに生きられないように、
あなたも、この地上で完全な満足を得るようには造られていないのです。

この世界での人生は一時的であると知るとき、
この世のヒーローになることよりも、
神様の目からみたヒーローを目指すようになるでしょう。

神の目から見たヒーローとは、この人生を一時的なものと受け止め、
永遠に続く国(天国)において神様が約束された報い(ほうび)を受け取ることを期待して、
目に見える一時的な栄冠に心をうばわれずに、神様に忠実に仕えた人のことです。


聖書には、パウロやヨセフ、バプテスマのヨハネなどが
その模範として書かれています。

神があなたの人生に与えておられるゴールが、
物質的反映や名声を得ることにあると考えるのは致命的な間違いです。

そのような一時的な価値ではなく、
永遠の価値があなたの価値判断の基準となるべきです。


聖書も言っているように、
「目に見えるものではなく、目に見えないものに目を向ける」ことです。

あなたが天国に着くや否や、こう叫ばないことを願います。
「どうして自分はこんな一時的なもののために一生懸命やってきたのだろう。
 自分は何を考えていたのだろうか。
 なぜ、このような残らないもののために時間とエネルギーを費やし、
 思い煩ってきたのだろうか」


覚えておいてください。

あなたが地上で過ごす時間が、あなたのライフストーリーの全てではありません。
続きの章は天国において始まるのです。

困難な状況に直面するとき、あるいはクリスチャンとして
キリストのために生きることの意味に疑いを持ち始めたとき、
どうか思い出してください・・・あなたはまだ故郷に帰っていないことを。



【今日のポイント】
この世界がわたしの故郷ではありません。


【考えてみよう】
この地上における人生が、一時的なものにすぎないという事実は、
今のあなたの生き方にどのような変化をもたらすでしょう?



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2007年10月13日土曜日

【40days@2007】Day5 - 神様の目からみた人生

「小さなことに忠実でなければ、
 大きなことに忠実であるはずがないでしょう」
              ――ルカ16:10(NLT)



質問です。自分の人生(毎日の生活)のイメージは次のどれですか?

・毎日毎日同じようなことを繰り返すだけ … メリーゴーランドみたいなものだよ。
・楽しむことが一番 … お祭りみたいなものだ!
・いやいや、毎日が競争だよ … レースのようさ!
・地道にせっせと生きるのが一番さ … マラソンです。

などなど・・・


みなさんのイメージは、どこからきたのでしょうか?
昔、先生や親から言われたことであるかもしれませんし、
テレビや雑誌、ドラマから教えられたイメージかもしれません。

では、そのイメージが本当は全くのウソだったらどうしますか?

聖書は言っています。
「この世の標準にあわせるのではなく、むしろあなたがたの心を一新させ、
 神に内側から造り変えていただきなさい。
 そうすれば、神のみこころを知ることができるようになるでしょう」


では次に、聖書を通して神様の目からみた人生のイメージを見てみましょう。


1)人生はテストです

神様は、私たちの生活の中のとても小さなこと、
たとえば、ごみを拾ったこと、店員に礼儀正しく振舞ったこと、
などを通して私たちの人格を試しておられます。

また、日々のいろんな問題、たとえば、孤独な隣人の友達になった、
夫婦げんかをした時どのように解決したか、などを通して、
私たちの愛、正直さ、誠実さなどを試されます。

私たちの生活で無意味におこっていることは何一つないのです。

幸いなことに、神様はあなたが人生のテストに合格することを願っておられます。
ですから、問題が大きくなりすぎないように配慮するばかりか、
問題と取り組むための力をも与えてくださるのです。

そして、あなたがテストに合格する度にそれを覚えていてくださり、
永遠において報いを用意して待っていてくださるのです。


2)人生は預かり物です

あなたが自分のものだと思っている、時間、エネルギー、家族、才能、人間関係、
お金はすべて神様が一時的に貸してくださっているものにすぎません。

今日の個人主義社会の価値観は、
「もしそれが自分のものでなければ、大切にする必要はない」
というものですが、
クリスチャンは「それが神のものである以上、
可能な限り細心の注意を払って扱わなくてはならない」という、
より高い標準に従って生きるべきです。

聖書のタラントのたとえ話に書いてあるように(マタイ25章)、
もしあなたが、神様からの預かり物を大切に管理するなら、
神様はあなたの人生の最後に3つのことをしてくれます。

まず、神様は心からあなたをほめてくださいます。
2つめに、永遠の世界でもっと責任のある仕事を任せてくれるでしょう。
3番目には、お祝いを開いてあなたをたたえてくれます。



「もしあなたがたがこの世の富に対して忠実でなければ、
 誰が天にある本当の富を任せるでしょう」

と書いてあるように、神は私達のお金の使い方(この世の富)と
神様の霊的祝福(本当の富)には直接的なつながりがあると言っておられます。

あなたのお金の使い方は、神様が霊的な富を任せる信頼に価する
と言えるでしょうか?


みなさんには、たくさんの才能や時間が与えられています。
それだけあなたは多く期待されているのです。


【今日のポイント】
人生はテスト、また、預かり物です。


【考えてみよう】
毎日の生活の中で、神様からのテストだと思える出来事はありましたか?
また、自分が神様から預かっている一番大きな預かりものは何なのかを考えてみましょう。


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2007年10月12日金曜日

ようこそ!40日の目的の旅へ








あなたが生まれる前から、神はあなたの人生にこの瞬間を計画しておられました。あなたが今、このサイトに訪れているのは偶然ではありません。神が願っておられること、それはあなたが、あなたのために用意された人生――それは、この地上だけでなく永遠に続いていくものです――を発見することなのです。

キリストにあってのみ、私たちは自分が何者なのか、また何のために生きているのか知ることができます。私たちが最初にキリストについて聞く遙か昔から、…主は私たちに目を留め、私たちに輝かしい生き方を用意しておられました。すなわち、あらゆる事柄の中に、またすべての人の中に働いておられる主の大いなる目的の一部を私たちが担うようにと計画しておられたのです。(エペソ人への手紙1:11/Msg)

さぁ、旅に出ましょう!「なんのために私は生きているのか」の答えを探しに。



   あなたは今、なにを求めていますか?

【40days@2007】Day4 - 永遠に生きる存在として造られた

「この世は、その全ての欲望と共に過ぎ去ります。
 しかし、もし神のみこころを行うなら、
 あなたがたは永遠に生きることになるのです」
            ―― 1ヨハネ2:17/NLT


あなたは、誰かのお葬式に参列したことはありますか?
あんなに元気だった祖父や祖母、または知り合いが、
火葬場で骨だけになってしまうのを見るとき、
一体彼らはどこにいってしまったのだろうと考えたことはありませんか?

私たちの心臓が止まるとき、自分の体と自分のこの地球上の人生は終わったことになります。
しかし、聖書はそれからが本番であるといいます。

つまり、この地上における人生は本番前のリハーサルであり、
予備校であり、次の人生へのウォーミングアップだと言っているのです。

また、「私たちが今住んでいるこのテント ―私たちのこの地上の体― が壊れても、
神は私たちの住む家 ― 永遠に続く神ご自身が造られた天国の体―
を用意してくださっているのです。」というように、
聖書はこの地上の体を「テント」(一時的住まい)と呼び、
死んでから与えられる永遠に生きる体を「家」(永久の住まい)と表現しています。


この地上において、あなたが神様とどのような関係を築いたかによって、
永遠の住まいが決まります。

もしあなたがイエス・キリストを信じ、彼を愛して生きるのなら、
永遠の時を神と共に天国で過ごすでしょう。

しかし、もし主イエスの愛と赦しをいつまでも拒んでいるのなら、
その選択のために、あなたは永遠に神様と引き離されることになってしまうのです。

神から永遠に分離されることが、地獄というものなのです。

この地上での人生が永遠への準備期間であると分かるとき、
あなたの生き方は大きく変わっていくでしょう。


「人生死んだら終わりなのだから、今が楽しければいい」
という言葉も聞いたことがあると思います。

しかし、それが本当なら、別に正しく生きることもないですし、
人生の結果など気にせず、好き勝手、やりたい放題をしたらいいでしょう。

しかし、聖書はあなたが地上でしたすべてのことについては
永遠における結末が待っているといっています。

それを十分に理解した時、あなたはもっと時間やお金を賢く
管理するようになるでしょうし、あなたの仕事や人間関係にも影響を及ぼしていくことでしょう。


神様はあなたの人生に目的を持っておられますが、それはこの地上で終わるものではありません。
神様のあなたの人生に対する目的は、この世限りのものではなく、あなたの一生を越えたものです。

「(神の)ご計画はとこしえに続き、その目的は永遠にのこる」と聖書は言っています。


私たちが、永遠とは何かについて考えるのは、お葬式の時ぐらいでしょう。
しかし、誰でもいずれ直面するべきであろうこの問題に触れずに生きることは不自然ですし、
何の準備もしないまま近視眼的に生きていくのは愚かなことです。


私たちは、このテーマから目をそむけるのではなく、深く考える必要があります。

もし、イエス・キリストとの関係があるのでしたら、死を恐れなくなるでしょう。
なぜなら、あなたの地上の最後の瞬間というドアの向こうには、永遠の人生への誕生が待っているからです。
永遠という時の長さから比べると、この地上でのあなたの人生はほんの一瞬の出来事にすぎません。


「今日という日を、自分に与えられた人生最初の日だと思って生きなさい」
という、何年か前の流行り言葉に従って生きるよりも、
私たちは「最後の日に備えるために毎日の務めを果たしていくべき」なのです。


【今日のポイント】
人生には、この地上における生活以上のものがあるのです。


【考えてみよう】
私たちの行動に、永遠の結果における結末がまっているとしたら、
やめたいこと、また、始めたいことは何でしょう?
一つづつあげてみましょう。


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2007年10月11日木曜日

「40日の旅」とは?

「なんのために私は生きているのか」

現代人の平均寿命は、25,550日(70年)と言われています。あなたが普通の人であれば、そのくらい生きるということになります。この中の40日を使って、残されている生涯の中で神が何をするように願っておられるのかを探ってみることは、とても有意義なことではないでしょうか。 聖書を読めば、神が40日というものを霊的に重要な期間として考えておられるのことが分かるでしょう。神は、ご自分の目的のために誰かを整えようとされるときはいつでも、40日という期間を費やされました。

  • ノアの人生は、40日の雨を通して変えられた。
  • モーセの人生は、シナイ山での40日によって変えられた。
  • モーセが遣わした斥候たちは、約束の地での40日によって変えられた。
  • ダビデはゴリヤテの40日にわたる(神への)挑戦を通して変えられた。
  • エリヤは40日の間、神に食事を与えられ力づけられたことによって変えられた。
  • ニネベの街の民はみな、悔い改めるようにと神が40日の猶予を与えられたことを通して変えられた。
  • 主イエスは、荒野での40日を通して力を受けられた。
  • 弟子たちは、復活後の主イエスを過ごした40日を通して変えられた。  

今日からの40日間で、あなたの人生は変わるのです。 

この40日の旅をサポートしてくれるのが、書籍「5つの目的」であり、その要約版である「日々の旅のガイド」であり、また 礼拝スモールグループ なのです。 特に、書籍や「日々の旅のガイド」は、一日に一章ずつ読まれることを強くお勧めします。  一日に一章ずつ読むのは、自分の生活への適用を考える時間を持つためです。聖書は「神に自分の考え方を変えていただき、自分自身を全く新しくしていただきなさい。そうすれば、神があなたに何を望んでおられるのかが分かるようになるでしょう」(ローマ12:2 NLT)と教えています。





40日キャンペーンの目的

この40日キャンペーンの目的は、二つあります。

目的1:「神の指の跡」を確認する
第一は、「神の指の跡」を確認することです。神が私の人生の中に生まれた時からこれまでずっと働いてこられた、という事実に気づきはじめることが このキャンペーンの第一の目的です。 このことに気づく時、一人ひとりのうちに、大きな感動が生まれてきます。 もう自分で存在の証明、自己肯定をしていく必要がなくなるからです。 しかもその私の目的は、 神が私を通して全うしようとしておられる神の国の永遠の働きの一部であるということです。 すなわち永遠に残る働きなのです。


目的2:神は、正直で安全な交わりの場を用いられる
第二は、このことを知るのに神は正直で、安全な交わりの場-スモールグループ-を用いられるということです。 この40日の中で、その交わりのすばらしさを体験することです。

礼拝メッセージ

礼拝メッセージ
聖書キリスト教会 東京教会の主日礼拝における 「40日の目的の旅キャンペーン2007」 の特別なメッセージです。礼拝録画をご覧いただくには、Real Player(無料)が必要です。


1.人生を無駄にしないために <2007/10/7録音>
2.私は何のために生きているのか <2007/10/14録画>
3.無罪放免 <2007/10/21録画>
4.神の家族 <2007/10/28録画>
5.キリストのようになるために造られた」<2007/11/04録画>
6.神に仕えるために造られた<2007/11/11録画>
7.使命のために造られた <2007/11/18録画>
8.何を学んできましたか? <2007/11/25録画>

 

スモールグループ

スモールグループとは?

5つの目的について共に学び分かち合いをする助けとなる、数人~10数人のグループを「スモールグループ」と呼んでいます。



スモールグループの意義

5つの目的の第二の目的は「あなたは神の家族となるために造られた」です。このことを知るのに神は正直で、安全な交わりの場を用いられます。この40日の目的の旅の中で、その交わりのすばらしさを体験することができます。互いの考えを分かち合い 祈り合うことは、第二の目的を深く理解するために必要なものです。そしてそれを実践する格好の場が、スモールグループなのです。



スモールグループへの参加方法

参加者の皆様にあった交わりのグループを用意しております。第二の目的「あなたは神の家族となるために造られた」について考え、自然に実践することができる場です。キャンペーン期間中(2007年10月7日~11月18日)、日曜日の第2礼拝(10:45~12:00)直後、6F礼拝堂外にてスモールグループ相談窓口を開設しています。ご興味のある方は是非お立ち寄り下さい。なお、都合が悪く窓口に来られない方は、40days2007@seishokirisuto.com までご連絡下さい。グループのガイド役へお取り次ぎいたします。

「一週間で1つの目的について取り組む」という基本の進め方はグループ共通ですが、具体的な取り組み方は各グループに任されており若干異なっています。気になるようであれば、ご参加される前に 各グループの進め方についても 40days2007@seishokirisuto.com まで、お気軽にお問い合わせ下さい。

よくある質問を、FAQ-よくある質問 にまとめました。分からない点があれば、まずFAQをご参照してみてください。その他のご不明点・ご意見・お問合せは、40days2007@seishokirisuto.com までお気軽にどうぞ。





ガイドのための「10の心得」

~グループ・ミーティングを成功に導くための10か条~

  1. 自分は一人ではないことを覚えること
  2. 一人でやろうとしないこと
  3. 肩肘を張らず、ありのままの自分でいること
  4. 前もって学びの準備をしておくこと
  5. 各メンバーのために名前を挙げて祈ること
  6. 質問するときには、忍耐深くあること
  7. 状況に応じていくつかのグループに分かれてみる
  8. 先を急がないこと
  9. ミーティングのリードを交代制にする
  10. 新しく、または初めてミーティングをリードされる方へ
  • マタイ9:36-38
  • ヨハネ10:14-151
  • ペテロ5:2-4
  • ピリピ2:1-5
  • ヘブル10:23-251
  • テサロニケ2:7,8,11-12

日々の旅のガイド

あなたの40日の旅をサポートしてくれるガイドです。内容は書籍「5つの目的」の要約になります。

私は何のために生きているのか
  • 第1日:私に立てられた神様の目的
  • 第2日:私たちは偶然に生まれたのではありません
  • 第3日:私は何に動かされているのか?
  • 第4日:永遠に生きる存在として造られた
  • 第5日:神様の目からみた人生
  • 第6日:人生は一時的な務めである
  • 第7日:すべてのものの意味
     

第1の目的「礼拝」:

  • あなたは神の喜びのために造られた
  • 第8日:神様は私を喜んでいる
  • 第9日:何が神様を微笑ませるの?
  • 第10日:神様が私のドライバー
  • 第11日:あなたは神様の親友です
  • 第12日:神様との友情を育む
  • 第13日:神様に喜ばれる礼拝
  • 第14日:神様が遠くに感じられるとき
     

第2の目的「交わり」: あなたは神の家族となるために造られた

  • 第15日:神様の家族となるために造られた
  • 第16日:一番大切なこと
  • 第17日:あなたは何のメンバー?
  • 第18日:本当のフェローシップ
  • 第19日:交わりを育てる
  • 第20日:壊れてしまった交わりを回復する
  • 第21日:あなたの教会を守る
     

第3の目的「弟子訓練」: あなたはキリストのようになるために造られた

  • 第22日:キリストのようになるために造られた
  • 第23日:どのように成長するのか
  • 第24日:真理によって造り変えられる
  • 第25日:問題によって造り変えられる
  • 第26日:誘惑を通して成長する
  • 第27日:誘惑に打ち勝つ
  • 第28日:時間がかかる
     

第4の目的「奉仕」: あなたは神に仕えるために造られた

  • 第29日:与えられた任務を受け入れる
  • 第30日:神に仕えるために造られた
  • 第31日:自分の形(SHAPE)を理解する
  • 第32日:神から与えられているものを用いる
  • 第33日:真のしもべはどのように行動するのか
  • 第34日:しもべのように考える
  • 第35日:あなたの弱さの中に働く神の力

 
第5の目的「伝道」:あなたは使命のために造られた

  • 第36日:使命のために造られた
  • 第37日:自分のライフメッセージをわかちあう
  • 第38日:ワールドクラス・クリスチャンになる
  • 第39日:人生のバランスを保つ
  • 第40日:目的をもって生きる
     

スモール・グループでのディスカッションを深める質問リスト

今年(2007年)の40日キャンペーンでは、スモールグループの分かち合いを深めるための質問リストを毎週日曜日に配布しています。これはその週の礼拝メッセージに関する質問をまとめたものです。分かち合いにおいては、テキストと質問リストのどちらを使用しても、また両方を使用しても構いません。

  • 私は何のために生きているのか(2007/10/14) 

参加者の声

この旅を通して、様々に感じられていることが皆さん一人一人お持ちだと思います。皆様のご意見ご感想などを 40days2007@seishokirisuto.com までお気軽にご投稿下さい。いただいたご感想から一部、ご本人の了解を得たものについて、ご紹介させていただきます。皆さんの心から湧き出る ご意見ご感想をお待ちしています。プライバシーは完全に守られますので、安心して(そして気軽に)メッセージを送ってください!お待ちしております。

FAQ - よくある質問

FAQ - よくある質問(ツール編)

Q 40日の目的の旅をするに当たって何か準備するものはありますか?
 もし何もお持ちでなくても、本サイトにて40日の目的の旅に参加することができます。 例えば、聖書キリスト教会における 40日キャンペーン特別礼拝の録画や資料で概要を把握し、 毎日送られてくる日々の旅のガイドで 一日の旅を満喫(読んで熟考)することができます。 もう少し深く学びたい方には、次の本をお薦めいたします。この旅のベースとなっている 「人生を導く5つの目的 -自分らしく生きるための40章-」(リック・ウォレン著・尾山清仁訳)という書籍です。近くの公園にピクニックに行く場合ならサンドイッチとシートで十分かもしれませんが、「自分はいったい何者なんだ?」という疑問に始まる40日の旅では、しっかりとした地図が必要になります。この本はあなたの人生の目的を発見するための地図となってくれることでしょう。 本を読むことに加えて、気づいたことや疑問点を分かち合うことは、目的と自分自身に関する理解を深めてくれます。この分かち合いの場として「スモールグループ」が用意されています。スモールグループご興味のある方は、こちらをご覧下さい。 

Q 毎日のデボーション用の文章をメール配信をしてくれるサービスがあると 聞いたのですが…
Daily Devotionの内容は「日々の旅のガイド」からご覧いただくことができます。




FAQ - よくある質問(スモールグループ編)

Q このキャンペーンは、どれくらいの期間をかけて学ぶのですか?
このキャンペーンは6週間で終わるようにできていますが、最後にもう一週つけ加えてセレブレーションの時(このキャンペーンの総まとめの時間)を持たれることをおすすめします。最後のセッションのときには、今後もまた別の教材等を使ってこのグループで学びを続けるかどうかを話し合いましょう。 グループの同意書(スモールグループ用テキスト 58ページ)をもとにして今回の学びについて評価をし、また自戒の集まりのときに何を学ぶかを具体的に決めるとよいでしょう。 ちょうど12月に入ってクリスマスシーズンとなりますので、クリスマスパーティの形式にしても面白いかもしれませんね。

Q だれが学びをリードするのですか?
ガイドがまだ決まっていなければ、誰がこの学びをリードするのかを話し合って決めましょう。複数のガイドを立てて、交代でリードするとよいでしょう。みんながそれぞれの賜物を生かして用いることができるように、さまざまな役割を交代で行うことをおすすめします。学びのリードのほかにも、茶菓(食事)の準備や、祈りの課題、礼拝の時間、ミーティングに来られなかった人のフォローなど、さまざまな役割を持ち回りで担当するとよいでしょう。各自がいろいろな役割を経験することで、信仰の成長に役立つようになるからです。

Q このキャンペーンに参加するメンバーをどのように探したらよいでしょうか?
5つの目的について共に学び分かち合いをする助けとなる「スモールグループ」というグループがすでにいくつか用意されています。スモールグループ一覧 をご参照下さい。新しくメンバーを集める場合はまず、自分の職場、教会、近所の人、子供の学校関係、家族や親戚、クラブや趣味の集まりなど、自分が普段かかわっている人たちを思い浮かべながらリストを作ってみましょう。それからそのリストを見ながら一人一人のために祈っていきます。その中から示された人を誘ってみましょう。大切なことは、どれだけ人が集まるかよりも断続的に声をかけ続けることです。このように積極的に行動することで、信仰の成長とミニストリーの機会が与えられることになるわけです。しかし、現実問題として参加者が少なすぎると、たえずグループ消滅の危機にさらされることになります。あなたが誘った新しいメンバーが永遠の友人になる可能性があることを覚えて祈り続けましょう。

Q 子どもの世話はどうしたらよいでしょうか?
これは繊細な問題なので、注意して取り組む必要があります。グループによって事情が異なりますから、みんなでよく話し合って臨機応変に対応していくのが最善でしょう。だれかの自宅で学んでいる場合には、大人が交換で面倒をみることもできるでしょう。また、グループ間で協力しあう方法もあります。一方のグループが交わりをしている間、もう一方のグループのメンバーが子供達を見るという方法です。他にも費用を分担してベビーシッターに頼み、別の部屋で面倒をみてもらうという方法もあります。いずれにせよ、共に祈りながら各グループにとって最善の方法を探していきましょう。

Q 一回のセッションで、スモールグループ用テキストや質問リストのすべての内容を終えることができなかった場合はどうしたらよいでしょうか?
スモールグループ用テキストと日曜日に配布される質問リストは、あくまでグループでの学びをサポートする目的で作られたものです。ですから、テキストの内容をすべてやり遂げなくてはならないというものではありません。学びの進め方については、聖霊の導きに従い、各グループの必要に応じて自由に進度を調整してください。個々の人生の質問や課題に対して厳密な答えを追求することよりも、神が一人一人の人生に働いてくださるよう祈り求めることが大切です。各メンバーが、目的に導かれ、バランスのとれた幸いな人生を自分のものとすることができるように祈っていきましょう。

暗唱聖句

いっさいのものがキリストのうちに始まり、
キリストの中にその目的を見出すのです。
        ――コロサイ1:16b/Msg


わたしはあなたの造り主。
あなたは生まれる前から
わたしの配慮の中にあった。
        ――イザヤ44:2/CEV


主よ。
あなたは自分の目的をしっかりと持ち、
あなたに信頼する者に揺るぎない平安を
お与えになります。
        ――イザヤ26:3/TEV


この世はそのすべての欲望と共に過ぎ去ります。
しかし、もし神のみこころを行うなら、
あなたがたは永遠に生きることになるのです。
        ――1ヨハネ2:17/NLT


「小さなことに忠実でなければ、
 大きなことに忠実であるはずが
 ないでしょう。」
        ――ルカ16:10a/NLT


「私たちは目に見えるものではなく、
 見えないものに目を向けます。
 というのは見えるものは
 いつかなくなりますが、
 見えないものは永遠に残るからです。」
        ――2コリント4:18/NIV


「すべてのものは、ただ神から来ています。
 すべてのものは神の力によって保たれ、
 神の栄光のために存在しているのです。」
        ――ローマ11:36/LB


主はご自分の民を喜ばれる。
        ――詩篇149:4a/TEV


主は、主を礼拝し、
その愛に信頼する者たちを喜ばれる。
        ――詩篇147:11/CEV


正しい目的のために用いていただくために、
自分のすべてを神に明け渡しなさい。
        ――ローマ6:13b/TEV


神との友情は、
神を敬う人々にだけ与えられる
特別なものです。
        ――詩篇25:14a/LB


神に近づきなさい。
そうすれば、神もあなたがたに
近づいてくださるのです。
        ――ヤコブ4:8/NLT


心と、思いと、知性と、
力の限りを尽くして
あなたの神である主を愛しなさい。
        ――マルコ12:30/NIV


というのは、神がこう言われたからです。
『わたしは決してあなたから離れず、
 またあなたを見捨てない。』
        ――ヘブル人への手紙13:5/TEV


変わることのない神のご計画とは、
イエス・キリストを通して
私たちをご自分のもとに引き寄せ、
私たちを神の家族の一員とするために
養子として迎え入れてくださる
というものでした。
        ――エペソ人への手紙1:5a/NLT


「律法全体は一つの戒めに
 要約されます。
『あなたの隣人を
 あなた自身と同じように
 愛しなさい。』」
        ――ガラテヤ人への手紙5:14/NIV


大勢いる私たちはキリストにあって
一つの体を構成し、
一人一人が皆他の人に属しているのです。
        ――ローマ12:5/NIV


困難と問題を互いに負い合いなさい。
そのようにしてキリストの律法に
従いなさい。
        ――ガラテヤ6:2/NLT


「キリストがその命を私たちにお与えになったことを悟る時、
愛とは何であるかが理解できるようになります。
それゆえ、私たちも他の信者のために自分の命を与えるべきなのです。」
        ――1ヨハネ3:16/GWT


すべての人と平和に暮らしていけるように、
自分にできることは何でもしなさい。
        ――ローマ12:18/TEV


お互いの交わりの調和と成長のためになることに
集中して取り組みましょう。
        ――ローマ14:19/Ph


主の御霊が私たちのうちに働かれる時、
私たちはますますキリストに似た者と
されていき、
キリストの栄光をいよいよ
輝かせるようになっていくのです。
        ――2コリント3:18/NLT


あなたがたの心を一新させることによって、
神に内側から造り変えていただきなさい。
そうすれば、何が良いもので、神に喜ばれ、
完全であるのかについて神のみこころを
知ることができるようになるのです。
        ――ローマ12:2b/TEV


もしあなたがたがわたしの言葉にとどまっているなら、
あなたがたは確かにわたしの弟子です。
そして、あなたがたは真理を知るようになり、
真理はあなたがたを自由にするのです。
        ――ヨハネ8:31-32/KIV


私たちが知っているのは次のことです。
神を愛する人々、
つまり神の目的に従って救われた人々のためには、
神がすべてのことを共に働かせて
益としてくださるということです。
        ――ローマ8:28/NIV


忍耐強く試みを耐え抜いた人々は幸いです。
彼らは、神を愛する人々に約束された
命の冠を受けることになるからです。
        ――ヤコブ1:12/NLT


神は真実な方ですから、
打ち勝つことのできないような
誘惑をお許しになることはありません。
むしろ、あなたがたが誘惑に遭う時には、
それに屈してしまわないように
出口を教えてくださるのです。
        ――1コリント10:13b/NLT


神はあなたがたのうちに
よい働きを始められました。
そして神はこの働きを継続させ、
イエスキリストが再び来られる時に
完成させてくださることを
私は確信しています。
        ――ピリピ1:6/NCV


というのは、私たちは神の作品であって、
良い行いをするようにと
キリスト・イエスにあって造られたからです。
そして神は、
その良い行いをも
前もって用意してくださったのです。
        ――エペソ2:10/NIV


神は様々な人を通して、
様々な方法で働かれますが、
それらすべての人を通して
目的を達成されるのは同じ神です。
        ――1コリント12:6/Ph


神は、あなたがた一人一人に、
ある特別な能力をお与えになりました。
ですから、その能力を用いて互いに助け合い、
与えられた様々な神の恵みを
他の人にも分かち合いなさい。
        ――1ペテロ4:10/LB


あなたは、承認を受けた者として、
また恥じることのない働き人として、
そして真理の御言葉を正しく取り次ぐ者として、
最善を尽くして自分自身を神にささげなさい。
        ――2テモテ2:15/NIV


もし、あなたがたが一杯の冷たい水を、
わたしに従うこれらの最も小さな者たちの一人に与えるなら、
確かにあなた方はその報いを受けるようになるのです。
        ――マタイ10:42/NLT


あなたがたの心の態度は、
キリスト・イエスと同じでなければなりません。
        ――ピリピ2:5/NIV


わたしの恵みはあなたに十分注がれている。
というのは、わたしの力は弱さの中で完全に働くからである。
        ――2コリント12:9a/NIV


出て行って、すべての国の人々を弟子としなさい。
そして、父と子と聖霊の御名によって彼らにバプテスマを授けなさい。
また、私があなたがたに命じておいたすべての戒めに従うように教えなさい。
確かに、わたしはこの世が終わるまでいつもあなたがたと共にいます。
        ――マタイ28:19-20/NIV


あなたがたが抱いている希望について
説明を求める人に対しては、
いつでも答えることができるように
準備をしておきなさい。
ただし、穏やかに、
相手に敬意を払いながら
答えなければなりません。
        ――1ペテロ3:15b-16/TEV


人を救うあなたの力と、
全人類に対するあなたの永遠の
ご計画の知らせと共に、
私たちを全世界に送り出してください。
        ――詩篇67:2/LB


人生の意味を知らない者のようにではなく、
むしろそれを知っている者として、
しっかりと責任感をもって生きなさい。
        ――エペソ5:15/Ph


ダビデは、その時代にあって神の目的に仕えた。

――使徒の働き13:36/NASB

スモール・グループ一覧

スモールグループ一覧配布場所:

スモールグループ相談窓口
期間: 2007年10月7日~11月18日
時間: 日曜第2礼拝直後
場所: 6F礼拝堂前ロビー

【40days@2007】Day3 - 私は何に動かされているのか?

「主よ。あなたは自分の目的をしっかりと持ち、
 あなたに信頼する者にゆるぎない平安をお与えになります。」
                   ――イザヤ26:3/TEV


意識していてもしなくても、子供でも大人でも、みんな何かによって動かされています。
自分はどんな思いに動かされて行動しているかを振り返ってみましょう。


●罪責感:
ある人は、自分の過去の失敗から逃れようともがき、
またその恥ずかしさを隠すために人生の大半を費やしています。
私たち皆、過去と無縁ではいられませんが、過去の虜になる必要はありません。
神様は、殺人犯を指導者に、臆病者を勇者へと変えることのおできになる方です。
ですから、神様のあなたに対する目的は、
あなたの過去によって制限されるものではないのです。


●怒りと憤り:
ある人は、人から傷つけられた痛みや怒りを握り締め、乗り越えることができません。
「黙り込む」ということでその怒りを心に蓄積させると鬱となって現れることがあります。
また、突然怒りを「爆発させる」ことによって人間関係を壊してしまうこともあるでしょう。
怒りはいつでも、誰でもないあなた自身を傷つけているものなのです。
過去に傷つけられた人によってあなたが今後も
傷つけられていることを神様は望んでおられません。
自分を思いやり、その怒りを赦しによって手放してください。


●恐れ:
ある人は、失敗することへの恐れや、非現実的な期待、
厳格な家庭で育った反動により、新しいことに挑戦することを恐れて、
現状維持に終始する人生を送っているかもしれません。
しかし、聖書は「成長した愛は恐れを締め出す」と語っています。
信仰と愛という武器を持つとき、あなたは恐れという牢獄から解放されるのです。


●物質主義:
流行の物を獲得することに駆り立てられることもあります。
流行のものをもてば一時的に安心するけれど、
その安心感や幸福感はどれくらい続くでしょうか?
自己価値と財産価値とは全く別のものです。
もっとお金があれば安定した生活が送れるとは迷信です。
本当の安心感とは、決してなくならないものの中にこそ見出されるべきなのです。
そして、決してなくならないものとは、神との関係なのです。


●受容:
多くの人は、配偶者や友人から好かれ、受け入れられ、
誉められようと全力を注いでいます。
いつも人がどう思うかを気にして生きているのです。
「成功の秘訣はたくさんありますが、失敗の秘訣は
すべての人を喜ばせようとすることだ」という言葉があります。
イエスも聖書の中で、「私たちは、神様ともうひとつの動機という
2つの主人に仕えることはできない」とはっきりと言われました。


このような様々なものを原動力として苦しむ私たちが、
聖書を通して人生の目的を知ることで、もっとシンプルで、
焦点が定まった、やる気に満ちた人生を生きてほしい
と神様は望んでおられます。

又、私たちは永遠への準備をするために生きています。
目的を知ることによって死後、神様の御前において、
神様は最終試験ともいうべき2つの質問をします。

一つ目は、主イエスを受け入れ、愛し、信じたかということ。

二つ目は、神様があなたに与えた賜物、機会、エネルギー、
時間、人間関係を自分のために浪費したか、
神様の目的のために用いたかということです。


この40日を通して、この両方の質問に答える準備をしていきましょう。


【今日のポイント】
 目的に従って生きる人生こそ、平安へ至る道です。


【考えてみよう】
 身近な人の一言に気持ちや行動が左右されていますか?自分はどうありたいと思っていますか?


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