2007年11月11日日曜日

【40days@2007】Day34 - しもべのように考える

「あなたがたの心の態度は、キリスト・イエスと同じでなければなりません。」
(ピリピ 2:5、NIV)

仕えるには、あなたの考え方の転換と態度の変換が求められます。外側の行い以上に、
神様は私たちが「なぜ」それをするのかに関心をもっておられます。今日は、真のし
もべの心の態度を見てみましょう。

他人優先:しもべは、実に謙遜です。自分を軽んじているのではありません。「自分
のことなど忘れてしまうぐらいに、人助けに精を出している」ので自己忘却的なので
す。主イエスが、「御自身を無にして、しもべの姿をとられた」とは、正にこの態度
を表しています。しかし私たちはしばしば、奉仕を通して人からの好意や承認、自己
満足を求めます。また、人から利用され、しもべ扱いされた時には、腹を立てるので
す。根本的な問題は、私達の自己中心的な性質にあります。自分のために神を利用す
るのではなく、神の目的のために自分を使っていただこうとするときに、人の必要を
優先することができるようになっていくのです。

管理者のように考える:すべての所有者は神であり、自分は管理者であることをわき
まえているのがしもべの態度です。神様から信頼されて任せられているものをあなた
はどのように扱っているでしょうか?イエスは特に、「神とお金の両方に仕えること
はできない」と言われました。どんな仕事に就いていたとしても、神のしもべである
あなたは、「フルタイムの忠誠心」で神に仕える者です。主イエスを自分の主人とし
て第一にするなら、お金に振りまわされることはありません。富自体は罪ではありま
せんが、神のために使わないとき罪となります。神の国を立て上げるビジネスマンが、
出来る限りお金を稼ごうとするのは、与えるためであり、神の教会を財政的に支え、
世界宣教のためにその富を使うのです。

自分の働きに集中する:しもべにとっては、他人のミニストリーを中傷・批判してい
る暇はありません。自分の仕事に忙しく、また、皆が同じチームに属しているという
ことを心得ているからです。目的は、自分ではなく神の御名があがめられることにあ
ります。聖書は言っています。「私たちは・・・互いに比較することをしません。私
たちは皆かけがえのない存在なのです」他のしもべの評価をするのは、主お一人であ
り、私達の仕事ではないのです。イエスに最上の香油を注いだマリヤの美しい愛の行
為が「無駄遣い」と批判されたように、主イエスに倣って仕えようとする時、批判に
直面することでしょう。マリヤの行為を「立派なことだ」といわれた主イエスは、他
の人が何と言おうと、体を張ってあなたの奉仕を評価してくださいます。

自分のアイデンティティをキリストに見出す:しもべにとっての存在価値は、キリス
トの恵みによって自分が愛され受け入れられていることにあります。ですから、自分
の存在価値を認めさせようと躍起になったりせず、むしろ、「品位を落とす」ような
仕事でも喜んで引き受けることができるのです。主イエスは、自分が「神から出た者」
であると知っておられたので、自分のセルフイメージが揺るがされることなく、弟子
たちの足を洗うことができたのです。自分に自信のない人たちは、プライドと自負心
で自己防衛しようとし、人に認められようと必死になり、人の目に振り回されます。
しかし、キリストとの関係の中に自己価値を見出していくのなら、人の期待から自由
になり、本当の意味で人に仕えることができるようになるのです。大切なことは聖書
が言うように「主がお認めになるかどうか」なのです。主イエスに近づけば近づくほ
ど、あなたは自分を持ち上げる必要がなくなっていくのです。

ミニストリーは義務ではなく機会:しもべにとって、仕えることは喜びです。それは、
主が自分を愛し、主の恵みに感謝して仕えることが人生の最も有効な活用方法である
と知っているからです。そして、神が報いを約束してくださっていることも知ってい
ます。全世界のクリスチャンのたった10%でも、真のしもべとしての役割に目覚め
るのなら、どんなに世界が変わっていくでしょう。遅すぎることはありません。あな
たが何歳であろうと、もしあなたがしもべのように考え、行動し始めるのなら、神が
あなたを用いてくださるのです。

今日のポイント:しもべになるためには、しもべのように考えなければなりません。

考えてみましょう:人から仕えられることと、人に仕えることのどちらを、あなたは
通常考えているでしょうか?


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