2007年11月3日土曜日

【40days@2007】Day26 - 誘惑を通して成長する

「忍耐強く試みを耐え抜いた人々は幸いです。彼らは、神を愛する人々に約束された
命の冠を受けることになるからです。」(ヤコブ 1:12、NLT)

「誘惑を受けたことが私にとっての神学教育でした」と、マルチン・ルターが言った
ように、神様は悪魔の主要な武器である誘惑をも用いて、あなたを成長させられま
す。罪を犯すか善を行うかの選択肢(誘惑)の中で、善を選び取る時に、あなたはキ
リストの品性に成長していくのです。あなたの人生にキリストの御性質を現す「御霊
の実(愛、喜び、平安、忍耐、親切、善意、忠実、柔和、自制)」を結ぼうとされる
ために、神様はあなたにとって決して心地よいとは言えない状況を用意されます。例
えば、私達の周りに愛しにくい人を置いて、愛を教えようとされ、悲しみの中で心を
神に向けることによって、本当の喜びを学ばせようとされます。混乱や混沌とした時
期を通して本当の平安が育まれ、高慢になる状況を通して謙遜が身についていきま
す。誘惑に打ち勝っていく度に、あなたはさらにイエスに近づいていくのです。

悪魔は誘惑のエキスパートではありますが、その手法は全て同じパターンに従って
います。第一に、悪魔はあなたの「願望」を見極めます。復讐心や支配といった罪深い
願望であっても、「愛されたい、大切にされたい」といった正当な願いであっても、自
分のタイミングや方法でその願いを達成させるよう悪魔はささやきかけます。誘惑は
あなたの内側から始まるものなのです。第二に、悪魔は罪について神が言われたこと
を「疑う」よう働きかけます。「本当に神はしてはならないと言ったのか?」「神はあな
たの幸せを願っているのか?」と問うのです。第三に悪魔は、全くの偽りか、半分の
真実によって私たちを「欺こう」とします。神様が聖書を通して語られていることを、
嘘とすり替えようとするのです。そして最後に、心の思いがついに「不従順」という行
動で現れます。自分の欲望に引き寄せられ、悪魔の偽りを信じ、悪魔の罠に陥ってし
まうのです。しかし、神様は誘惑を乗り越えていくために次のような具体的ステップ
を教えておられます。

悪魔の脅しに屈しない:クリスチャンは、誘惑を受けることに罪意識や恥を感じ、
うろたえますが、誘惑を受けることは、悪魔があなたを憎んでいる証拠なのです。多
くのクリスチャンの男性は、性的興奮を覚えることと肉欲を抱くことの違いがわかっ
てはいません。神様がお与えになったホルモンの働き自体は自然の衝動であり、異性
に魅力を感じ興奮することは肉欲ではありません。しかし、その思いに心が支配さ
れ、自分の体を使って自分のしたいことを選び取るときに肉欲となるのです。誘惑を
受けるとき、自分を責める代わりに、それが悪魔の妨害であることを知って、もう一
度神に焦点を戻せば良いのです。あなたは悪魔がささやくのを防ぐことはできないか
もしれませんが、その誘惑をはねつけ、退けることはできるのです。

自分の誘惑のパターンを知り、備える:悪魔は、あなたの弱さを正確に把握し、い
つもその状況にあなたを誘い込もうとします。あなたが最も誘惑されやすいのは「い
つ」(何曜日、何時、など)であるか、「どこ」(職場、家庭、飲み屋、など)でしょ
うか。また、「誰」(友人、同僚、一人のときなど)といる時か、また「どのような気
分」の時(疲れているとき、孤独なとき、ストレスの中にある時、など)でしょう
か。自分の誘惑のパターンを知り、そのような状況を避けるよう賢く計画し準備をす
る時に、誘惑される機会は減っていきます。

助けを求める:あなたのために、天国には24時間体制の緊急ホットラインが常設さ
れています。誘惑が襲ってきたときには、とにかく「助けて!」と叫ぶだけです。しか
し、このホットラインを私たちは頻繁に使おうとはしません。心の中では誘惑に負け
ることを願っていたり、自分の最善は神以上に自分が一番良く知っていると考えた
り、これ以上お願いすることに気恥ずかしさを感じていることもあります。しかし、
神様の忍耐と憐れみは尽きることなく、一日に何百回助けを求めても喜んで助けてく
ださいます。誘惑に負けることがあったとしても、あきらめずに、更により頼み、「
キリストの似姿」に成長していくという報いを思い出してください。

今日のポイント:あらゆる誘惑は善を行う機会となります。

考えてみましょう:いつも直面している誘惑は、キリストのどのような性質を身につ
けるためのものでしょう?


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