2007年10月26日金曜日

【40days@2007】Day18 - 人生を共に経験する

「困難と問題を互いに負い合いなさい。そのようにして、キリストの律法に従いなさ
い。」
(ガラテヤ 6:2、NLT)

 「フェローシップ(交わり)」という言葉を聞いたことがありますか?どんなイメー
ジを思い浮かべるでしょうか?礼拝に参加すること、食べ物、「フェローシップルー
ム」で共に聖書を読むことなどが頭に浮かぶかもしれませんね。しかし、本当の交わ
りとは「人生を共に経験すること」だと聖書は教えています。私達の体が小さな細胞
で構成されているように、キリストの体である教会も、2人以上10人以下程度の小さ
なグループによって構成されるようデザインされています。そんな小グループに参加
したことがありますか? しかし、ただ集まるだけで、聖書の言うフェローシップを
経験していないこともあります。では、本当の交わりとは一体どういったことなので
しょうか?

 本当の交わりは正直である:本当の交わりは、心が通い合った、そして腹を割った
分かち合いです。隠しておきたい傷・失敗・疑い・不安・弱さを話すことができ、「
私のために祈ってください」と求めることができるのです。暗闇の中ではなく、「神
様が光であるように、私達が光の中で生きる」時に、私たちは自分の本当の姿を知り、
人と最も親しくなるのです。そのために必要なのは、勇気と謙虚さです。自分をさら
けだしたら、拒絶されたり、傷つけられるかもしれないと恐れるかもしれません。ど
うしてそんなリスクを負うのでしょうか?それは、そうすることで私たちは「健やか
に、また癒されて生きることができる」と聖書が約束しているからです。正直になる
とき、本物の交わりが始まります。

 本物の交わりは相互依存する:「依存」という言葉はあまり良い意味で使われてい
ません。しかし、ここで言っている「相互依存」とは、互いに与え、受け取り頼りあ
うことです。また、相互関係を築き、責任を分担し、互いに助け合うことです。聖書
は、50回以上も「互いに」という言葉を使って、「平和に役立つこととお互いの徳を
高めることに、全力を注ぐように」と教えています。私達が互いに対して関心を持ち、
助け合うためには何でもするようにと神様は期待しておられるのです。
本物の交わりは同情(思いやり)がある:聖書の言う同情とは「相手の身になって痛
みを受け止めること」です。誰でも、自分の感じていることや経験していることが理
解され、そう感じることがおかしくも何ともないとありのままに認められる必要があ
ります。そのことを経験する時、交わりが生まれるのです。交わりの第一ステップは、
分かち合いを学ぶ交わりであり、次に、共に仕える交わりへと進み、そして苦しみや
苦難を共に共有する交わりへと進んでいきます。大きな苦しみや悲しみや疑いに置か
れたときこそ、私たちは、もっとも深く、中身の濃い交わりを経験することができる
のです。

本物の交わりは憐れみがある:私たちは誰一人として完璧ではないので、過ちを
犯し、つまづき、倒れてしまうことがあります。そんな時必要なのは、責められるこ
とではなく、むしろそのことを「赦し」によって消し去ることのできる場所です。関
わりが深く、長くなればなるほどお互いを傷つけてしまうことがおこります。そんな
時こそ、「イエス様が私たちを赦してくださったように、ほかの人を赦す」ことが必
要になってきます。神様があなたを赦す以上に、ほかの人を赦しなさいとは要求され
ていません。神様が自分をどんなに憐れんでくださったか(過ちを赦し、立ち直るた
めに助けてくださったか)を知るとき、人に同じ憐れみを示すことができるのです。
また、人を即座に赦すことと、再び信頼することは別物です。信頼は時間をかけて、
小グループという環境の中で立て直していくべきものなのです。この章をよんで、こ
んな本当の交わりを経験したいという願いがおこされたでしょうか?あなたは本物の
フェローシップを経験するために造られたのです。

★今日のポイント:生きるには、他の人たちが必要です

★考えてみましょう:正直な心と心が通じ合うような交わりをもつために、今日自
分は何を始められることができるでしょうか?


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